惑星ダルの日常(goo版)

(森下一仁の近況です。タイトルをはじめ、ほとんどの写真は交差法で立体視できます)

藤袴

2014-08-31 20:34:59 | 草花

 昨日は古典SF研究会の例会。
 長山靖生さんが初々しい高校生男児を連れて来てました。入会希望者らしい。
 若くして古本道に足を踏み入れておられるようで、末頼もしいというか、別の意味では、お気の毒な感じも。

Fujibakama1408  今日の花はフジバカマ。キク科の多年草。秋の七草のひとつです。

 小さな筒状花からヒロヒロと紐のごときものがはみ出ているのが特徴。これはメシベの先(柱頭)が2つに割れて伸びたものです。

 花の色が藤色を帯び、下部にハカマをつけていることからフジバカマと呼ばれるとか。白一色のように見えますが、注意すると確かに。昔の人はよく見ていたのだなあと思います。

 近年は見かけることが少なくなっていますが、さいわい、私のよく行く川崎市の緑ヶ丘霊園ではあちこちに自生しています。この写真もそこで撮りました。


実れメロン(その8・完)

2014-08-29 20:47:01 | 園芸

 一日曇って、今日も涼しい。
 とはいえ、最高気温は 26.3℃(午後2時30分:隣町アメダス)。少しずつ夏が戻ってきています。

 1週間前に収穫したメロンを、夕食後、食べました。小さいので、半分ずつ、2人で。

Melon1408c  結果――まだ熟しきっていませんでした。
 固いし、甘さも足りません。一応、メロンの味がして、それなりに美味しくはあるのですが、とても満足できる味ではありません。

 もっと枝に置いておかなきゃいけないんですねぇ。初めてなので見極めを間違いました。難しいものです。

 アブラムシはたくさんつくし、すぐにウドンコ病に侵されるし、メロンは大変かも。
 でも、来年、もう一度挑戦してみるつもり。今度は1個きりではなく、少なくとも2個は生らしたいし、しっかり熟成させたい。戦略を練らねば。


余所の朝顔

2014-08-28 21:08:11 | 日記・エッセイ・コラム

 今日も一日、小雨が降ったり止んだりというお天気。最高気温は、午後3時に 22.8℃(隣町アメダス)。
 昨日よりはマシですが、とても市民プールへは行けません。せっかくの夏なのに……。

 仕方なく傘を提げて、近所を散歩。
 雨というより、細かい水滴が空中を落下してくる感じで、傘を差した方がいいのかどうか迷います。

 もっぱら朝顔とゴーヤを眺めて歩きました。
 ここには青い朝顔が咲いているから、種を分けてもらおうかな、とか、ここはずいぶん蔓が伸びている割には、まだツボミさえついてないなあ、とか。
 ゴーヤは実が下がっているところは見かけませんでした。黄色い雄花が咲いているのみのところが多い。どんどん収穫しているのでしょうか。ここにも確か育っていたはずなのに、さっぱりと片付いていると思ったお宅は、もう諦めてしまったのでしょうか。本来なら9月いっぱいは実がなるはずです。

 〈小説推理〉10月号が発売になました。担当のSFレビューで次の4冊を取り上げています――

  • ケリー・リンク 『プリティ・モンスターズ』 (柴田元幸訳、早川書房)
  • レイ・ヴクサヴィッチ 『月の部屋で会いましょう』 (岸本佐知子・市田泉訳、創元海外SF叢書)
  • 籐真千歳 『Θ(シータ) 11番ホームの妖精――鏡仕掛けの乙女たち』 (ハヤカワ文庫JA)
  • 大森望・日下三蔵編『 年刊日本SF傑作選 さよならの儀式』 (創元SF文庫)

 〈年刊日本SF傑作選〉は第7集。これまでの漢字4文字のタイトルから、収録作のタイトルを冠することにしたそうです。今回は宮部みゆきさんの作品を。
 筒井康隆さんの「科学探偵帆村」で扱われているアイデアを突き詰めると「親殺しのパラドックス」の逆ともいうべき世界が広がるのに……と勝手に悔しがってしまいました。


洋種山牛蒡

2014-08-27 20:41:10 | 草花

 曇り時々小雨の涼しい――というよりは、暑さに馴れた身には肌寒いほどのお天気。
 最高気温 21.6℃ は日付が変わった頃の記録。日中は 19℃ 台で推移し、20℃ に届きませんでした(隣町アメダス)。

 小雨は降っているのやら、ないのやら。道行く人を見ると、傘を差した人と差さない人が半々ぐらい。東京アメッシュを覗いてみても、降雨は観測されないことになっています。雲が低くたれこめて、地表にまで届いている状態と考えた方がいいかもしれません。

Maruminoyamagobo1408  写真はヨウシュヤマゴボウ。ヤマゴボウ科の多年草。

 実はツルツルと丸く、カボチャのような筋が入っていません。なのでマルミノヤマゴボウ(丸実の山牛蒡)かとも思ったのですが、成熟するとこういうツルツルの実になるようです。6月にヨウシュヤマゴボウの花を写しています。ご参考までに。
 マルミノヤマゴボウは花も実も下向きに垂れることがないようですね。

 このヨウシュヤマゴボウを庭に丈高く繁らせて、緑のカーテンの代わりのようにしてあるお宅を見ました。この場合、雑草ではなく、栽培されているとしか思えません。それなりの風情もありますからね(ただし、有毒です)。


女郎花

2014-08-26 20:42:16 | 草花

 時折り小雨がパラつく曇り空。最高気温 25.0℃(隣町アメダス)と涼しく、しばらくはこの涼しさが続くとか。市民プールへ行けないではないか。
 でも、先日のパンバシフィック水泳大会は真冬のオーストラリアの屋外プールでやってたんだよなぁ。選手はダウンのコートを着て、手袋はめて入場してた。
 あれを思えば、これぐらいで市民プール行きをためらうなんて、軟弱そのもの。
 とはいえ、体を冷やし過ぎて具合が悪くなっては元も子もありません。自重すべきでありましょう。

Ominaeshi1408  今日の野草はオミナエシ。オミナエシ科の大型多年草。

 米粒のような黄色い花がびっしり咲くので「おみな飯」と呼ばれ、それがオミナエシへと転じたという説があります。
 でも、この花はどちらかといえば悪臭を放ちます。ムッとする匂いでハエやアブを呼んでいるのでしょうか。ご飯だとしたら、饐えかけたご飯か。

 鮮やかな色と、可憐な風情は、少し離れたところから観賞するのが良いようです。