晩夏

　アサツキの球根を植えた。
　昨夜、雨がたっぷり降ったので、プランターの土は柔らかく湿っている。
　アサツキが３個しかなかったので、余ったところに九条ネギのタネも蒔いた。２年前のやつだけど、芽が出るかな？

　夕方はまたプール。
　夏休み最後の日のせいか、子どもたちの姿がない。小学生も、中学生も、高校生も、本当に１人として泳いでいない。
　泳いでいるのは、大人たちばかり。後から入ってきたオジさんが「泳いでないと寒いね」といって、黙々と泳ぎ続けている。
　頑張って50メートル泳いだが、タイムは約47秒。目標まで、あと２秒。でも、残る10日間で短縮できるかどうか、自信がありません。
　真っ赤な夕日が西の地平に沈んでゆく。だんだん暗くなってきた。明日から９月。

緑の信号

　近所の交差点にある横断歩道の信号。

　角ぎりぎりに建っているお宅の生垣が生い茂って、電信柱に取り付けた信号機をすっぽり包んでしまっています。信号灯が見えないとまずいので、そこだけ剪定して「窓」になっている。

　実は、このお宅は造園業者さん。だから、生垣も立派だし、剪定もお手のものというわけ。

　こんなふうに植物と共生できる都市になるといいなあと思います。絶え間なく手入れをしなければならないので大変ですが、それだけの価値はあると思う。
　家も、ビルも、高架道路も、緑で包んでしまいたい。

時差

　正午前、ザルツブルグのサマーアカデミーに参加していた息子が帰宅。「眠い。でも、夜まで寝ない」と頑張っています。

　向こうを立ったのは現地時間で28日午前10時頃らしい。それから14時間かけて地球を東に回り、29日正午に我が家へ。彼の「８月28日」は12時間しかなかったことになります。
　向こうのリズムだと、帰宅した頃がちょうど就寝時間ということでしょうか。それからは徹夜態勢に入っているわけですね。

　若いうちは徹夜もそんなに苦にならないから、すぐに元のリズムを取り戻すでしょう。
　私も一度だけヨーロッパに行ったことがありますが、時差ボケが長引いた記憶はありません。やはり若かったせいかな。今ならキツそう。

北海道マラソン

　北海道マラソン。女子は千葉真子選手優勝。
　最初から１人旅でしたが、後ろを振り返ることもなく、自信を持った走りっぷり。
　この人は横から見た時の走る姿勢が本当にきれい。腰から背中にかけての筋肉がしっかりしているんですね。見ていてうっとりします。
　肉体的な強さと、笑顔および話し声の可愛さの取り合わせは千葉さんならでは。早くも10月にはシカゴマラソン出場とか。ますます強くなって欲しい。

　夜はオリックスと戦う千葉ロッテマリーンズの応援。黒木投手がマウンドに帰ってきたのだ。
　応援といっても、テレビもラジオも中継はありません。マリーンズのホームページで途中経過を確認しながら、ひたすら黒木投手の復活勝利を祈るのみ。

　現在、７回裏終了。４－０でマリーンズが勝っています。
　ジョニーは７回表2死を取ったところで交代。このままゆけば勝利投手間違いなさそう。うう……ゾクゾクする。
　それにしても、こんな野球の応援は初めて。

椅子塾展

　予報でいっていた程にはひどい暑さではありません。良かった。

　午後、バイクで表参道スパイラルへ。
　「椅子塾展」という催しが、１階スパイラルガーデンで開かれています。椅子づくりの学校の卒業製作展といえばわかりやすいかな。思い思いに、しかし、プロの眼に耐える椅子が何十も並べられていました。
　いやあ、どれも素晴らしいですよ。プロトタイプの２点を除き、自由に腰掛けられるのもうれしい。自分もいつかこんなのを作ってみたい、という気が沸々と湧いてきます。

　ちなみに私がいちばん気に入ったのは「ｗｉｎｇｓ」（だったかな）と名づけられた椅子。背もたれが小さな天使の羽根のように２枚に分かれている。可愛いデザインにもかかわらず、座り心地も優しく、体にピタッと来るのでした。

　この「椅子塾展」は28日（日）まで。明日だ！