7月は、初めがもう梅雨も明けたかのようで暑く、おしまいはまた梅雨になったかのようで涼しい。奇妙なひと月でした。
ステレオグラムはオシロイバナ。熱帯アメリカ原産で、オシロイバナ科の多年草。
花は、赤、ピンク、黄、斑入りと色々なバリエーションがあり、アメリカでは「ペルーの不思議」と呼ぶそうです。
これは白い花ですが、メシベの先が赤く、オシベの先が黄色い。取り合わせが面白いので撮ってみました。
オシベは普通5本ですが、なぜか、この花には3本しかありません。手抜きでしょうか。
また、夕方、花開くオシロイバナは明け方には閉じますが、その際、ツユクサと同じようにオシベとメシベを巻き上げて自家受粉するそうです。
ところで、オシロイバナには花びらがないといいます。先の開いたラッパ状の、この「花」は、実は萼(がく)ということになるようです。
花びらも萼も葉っぱの変化したものですが、2重に作るのは面倒なので、やはり手抜きして、萼だけにしたのでしょうか。それにしても色鮮やかです。