年賀状書きは適当なところで切り上げ、大掃除。今日はまず厨房磨きから。
とりかかる前は億劫ですが、やり始めるとレンジまわりの油汚れが取れてゆくのが嬉しく、ついつい力が入ってしまいます。レンジフード、換気扇、壁のタイル、レンジ……。洗剤をつけた古歯ブラシでゴシゴシとこすりました。
これだけで午後の半分がつぶれてしまう。あとは庭の片付けとか、酒屋へ買出しとか。
酒屋への途中、青渭神社の境内に歳の市が立っていました。良い風情。だんだんお正月を迎える準備が整ってきた。
例年と同じく、十二支にちなむ回文を家族で捻り出し、それを私が絵にしました。
スキャナーで取り込んだ白黒の画像に息子が色をつけ、「謹賀新年」の飾り文字を入れてデータが完成。
プリンタで印刷しながら、遠方の人宛てのものから少しずつ書き始めました。
夕方、出来上がったぶんを投函。たぶん同じような作業を大晦日まで続けるはず。
暗くなる頃、門松も飾りつけました。さあ、だんだん年の瀬らしい気分になってきたぞ。
もう何年も前のこと、横田順彌さん編のアンソロジーに森下の作品も収録していただきました。その時に初版分の印税は頂戴したのですが、その後は音沙汰なし。もうすっかり忘れてしまっていました。
ところが、つい最近になって横田さんから連絡があり、アンソロジーが増刷になっていたので、その分のお金が入るとのこと。詳しいいきさつは省きますが、ひょんなことから横田さんが増刷のことを知り、出版社に掛け合ってくれたのです。もしこれがなかったら、知らんぷりされたかもしれない。
印税は確かに振り込まれていました。万歳!
年末の思わぬボーナスになりました。横田さん、ありがとうございます!
『麺王』、今夜、放映されていましたね。私の投票した「たけちゃんにぼしらーめん」は26位に入ってました。色々なラーメンが食べたくなります。
秋に鉢植えしたヒヤシンス。緑色の芽がニョキッと出て、寒い中、元気に育っています。
ところが、2鉢用意して一方には3個、もう一方には5個、球根を埋めたはずなのに、5個の方には芽が4つし見当たりません。
「どうしたんだろう?」と思って、土をそっと掘ってみました。「あれ?」
白い小さな紐のようなものがあちこちに伸びています。
「これって、もしかしたら……根?」
慌ててまわりから掘って球根が見えるようにしてみました。間違いなく、根です。
「この球根、頭から根が出てるよ!」
「そうじゃないでしょっ!」
ひとりでボケて、ひとりで突っ込みを入れましたが、気持ちはしょんぼり。私が球根を逆さまに埋めてしまったのです。
掘り起こしてみると、反対側からはニョッキリと芽が伸びていました。でも、色は白っぽい黄色で見るからに不健康。
「ごめんね、ごめんね」といいながら、今度は正しい方向に埋め直しました。果たして元気に育ってくれるかどうか……。
強く反省しましたが、それにしても、どうして逆向きに埋めてしまったのか? 不注意としかいいようがないのですけれど……。
今年最後の原稿を送って、ホッとひと息。さあ、これから年賀状の作成だ。
勝てませんでしたね、ディープインパクト。
レース展開としては、これまでと同様のパターン。いつものディープインパクトなら最後の追い込みで楽々と差しきっていたはずなのに……。
「どうしてかわからないが、いつものようには飛ばなかった」と武豊騎手はいったそうです。確かに、ラストコーナーを抜けてからゴールまでの直線での走りに伸びが見られませんでした。どうしたんだろう?
素人が勝手に思ったことですが、最後の直線の入り口、「さあ、いくぞ」と鞭が入ったところで、ディープインパクトは一瞬戸惑ったかのように見えました。スパートがかかった他の馬に比べて、1~2歩出遅れた感じ。
すぐにその遅れは取り戻しましたが、そのぶん走りに力が入り過ぎたのかもしれません。普通の馬に比べると、蹴る力のうち前方へ向かうベクトルが大きく、それだけ鋭い伸びを見せる走りなのに、今日はやや上下動が大きく、前向きのベクトルが殺がれてしまったのではないでしょうか。
当てにならない観察ですが、もしそうだとしたら、ディープインパクト自身の心理的な問題だったといえるかもしれない。競馬はなかなかに奥が深いものだと思いました。
でも、今年はディープインパクトと出会えて、その分、幸せが増えました。ありがとう、ディープ。来年も頑張って!