惑星ダルの日常(goo版)

(森下一仁の近況です。タイトルをはじめ、ほとんどの写真は交差法で立体視できます)

裏波赤小灰蝶

2011-06-30 21:18:49 | 動物
 今日も暑かった。しかし午後には夕立があり、おかげで夜は過ごしやすい(といっても、午後9時現在、室温29.5度ですが)。

Uranami1106 ステレオグラムはウラナミアカシジミ。動物の立体写真は難しいので、大喜びで掲載しています。羽のうしろの尾状突起がかすかに動いているのが残念。
 撮影場所は、昨日のケショウハツと同じく多摩市連光寺公園。雑木林の中のアジサイの葉っぱにとまったところを撮りました。

 このチョウはとまってから、その場でぐるっと体を回したりするんですね。あたりを警戒しているのでしょうか。
 羽の裏は、このようにきれいな模様ですが、表はオレンジ1色であまり特徴がありません。

 今日で1年の半分が終わり。
 それにしてもなんという半年だったのでしょう! てんやわんやで過ぎてしまいました。
 あとの半年。どうなることやら。


化粧初?

2011-06-29 20:47:31 | 自然
 昨日から大変な暑さ。まだ6月というのに、今日は我が家で34度ありました。
 これが秋までつづくのでしょうか。かないません。

Keshohatsu1106 ステレオグラムは多摩市の連光寺公園で見かけたキノコ。
 ベニタケの仲間なのかな、もしかしたらケショウハツ?

 いずれにせよ、色といい、ヒダがモジャモジャと垂れているところといい、なかなかの迫力です。傘の直径は6~7センチぐらいでした。

 しばらく消息を聞かなかったSF&ファンタジー作家の伊東麻紀さんがスペースオペラの新作を電子出版しておられます。
 こちらからどうぞ→ WOOK/伊東麻紀


七竈

2011-06-27 20:42:11 | 自然
 小雨が降って涼しかった。助かります。

Nanakamado1106 今日のステレオグラムは、少し前の写真になりますが、散歩コースの公園に生えているナナカマド。バラ科の落葉高木。(カマドという漢字はなかなか書けないですよね)
 材質が硬くて燃えにくく、竈に7回くべても燃え尽きない、というのが命名の由来だとか。良い木炭になるそうです。そういえば備長炭になるウバメガシも硬い木でした。

 初夏の白い花、秋の紅葉、赤い実と見どころの多い木で、庭に植わっているのを見るとうらやましく感じます。大きくなるので、広い庭でないと似合わないですしね。

 〈小説推理〉8月号が発売になりました。担当しているSFレビューで次の4作を取り上げています――

  • パオロ・バチガルピ『ねじまき少女〈上・下〉』(田中一江+金子浩訳、ハヤカワ文庫SF)
  • R・A・ラファティ『翼の贈りもの』(井上央訳、青心社)
  • フィリップ・K・ディック『アジャストメント――ディック短篇傑作集』(大森望編、ハヤカワ文庫SF)
  • 大森望責任編集『書き下ろし日本SFコレクション NOVA4』(河出文庫)
 『ねじまき少女』は今年1~2の話題作になるでしょう。バンコクを舞台にした近未来エスニックSF。エミコという日本製遺伝子改変人間が活躍します。

半夏生

2011-06-26 20:54:25 | 草花
 今日は曇って涼しかった。ホッとします。

Hangesho1106 夏至から11日目を半夏(はんげ)といい、その頃、咲くのでハンゲショウと名づけられたとか。
 あるいは、葉っぱが半分だけ白くなるので半化粧というのだという説も。カタシロクサ(片白草)という呼び名もあります。

 字面では「半夏生」が好きです。なんとなく涼しげな雰囲気があって。「半化粧」は暑苦しいし、だらしないでしょう?

 ところで、なぜ夏至から11日目を「半夏生」というかといえば、その頃、ハンゲ(半夏)が生えるからだというのです。
 半夏はカラスビシャクの漢方名。

 つまり、暦日を媒介にして、カラスビシャクとハンゲショウとはつながっているのですね。なんだか奇妙なご縁。

 写真は近所のアパートの入り口に生えているのを撮らせてもらいました。
 ハンゲショウはドクダミ科の多年草なので毎年、同じ場所で見ることができます。


天狗の屁玉

2011-06-24 21:15:54 | 自然
 今日も暑い。熊谷で39.8度なんて、ただごとではありません。
 我が家でも33度くらいまでいってましたね。夜になってもまだ暑い。

Onifusube1106 今日のステレオグラム。
 これ、オニフスベですよね。直径10センチぐらいと小さめだけど、まだ若いから、これから膨らむんじゃないでしょうか。ソフトボールぐらいにはなるかな。

 見かけたのは神代植物公園の南側。フェンス沿いの道端でした。
 触ってみると、固い。感触はしっとりしたスエードのようです。

 フスベは、牧野富太郎先生の『植物一日一題』によると「こぶ」のこと。「源順(みなもとのしたごう)の『倭名類聚鈔(わみょうるいじゅしょう) 』瘡類中の贅を布須倍(フスベ)としてある」とのことです。
 鬼がコブを落としていったということですね。しかし白いコブは変かも。

 幼い頃の富太郎少年が見かけてびっくりした大きなキノコがこれですね。その時は「天狗の屁玉」と教えられたとか。「狐の屁玉」ともいうそうです。
 もっと普通には「藪玉(ヤブダマ)」。

 しかし「屁玉」は「屁」と、どうちがうのでしょう? 同じもの?
 辞書では同じものとなっているみたいですねえ。
 狐や天狗の屁は気体ではないと考えた人がいたのかなあ。