惑星ダルの日常(goo版)

(森下一仁の近況です。タイトルをはじめ、ほとんどの写真は交差法で立体視できます)

エアポンプ

2017-10-31 21:20:14 | 日曜大工

 午後、ふと思い立ってエアポンプを作りました。
 といっても、市販の空気入れを、ちょっと改造しただけ。

 初夏に水栽培を始めたマンゴーが順調に育っているのですが、気温が下がってきたので、そろそろ室内に入れなくてはなりません。
 本来なら鉢植えにしてからの予定でしたが、時期を失してしまい、今から鉢に植えるのはまずそう。水栽培のまま、冬を越させてみようと考えました。

 しかし、水栽培を続けるには、水中の根に酸素を与えるエアポンプが必要なのではないでしょうか。
 よくわかりませんが、あった方がいいような気がする。
 電気でモーターを動かす自動式のがあるようですが、どうにも大げさ過ぎます。時々、ブクブクしてやるだけでもいいのではないか。
 そんなふうに考えて、自作してみたのです。

 右側に置いてある青いのが、それ。
 100円ショップで売っているプラスチック製の小さな空気入れに細長いパイプを取り付けました。このパイプを水中に沈めて、先端付近から小さな泡が出るようにしてあります。

 パイプを空気入れに接続するところと、パイプの先端を塞いで、側面に針穴をあけ、小さな泡がブクブクと出るようにしたのが、細工といえば、細工。

 一応、思惑どおりに働きます。
 何日かおきにブクブクして、春まで生かすよう、頑張ってみます。結果や如何に?!


『ブレードランナー 2049』

2017-10-30 21:00:50 | SF

 朝から風強し。日中、寒くはなかったものの、まぎれもなく北風。木枯らし1号となりました。

 午後は駅前のシネコンでドゥニ・ヴィルヌーブ監督『ブレードランナー 2049』。

 大阪ふうのケバくて暗い未来都市で、誰が本物の人間かが問われた、あの『ブレードランナー』の続編。
 トランプ大統領を支持するアメリカ人は絶対認めたくない、暗くて惨めな西海岸が描かれます。しかし、映像はぐっとシブくて悲惨な割に美しく(色彩設計が見事)、ドラマも登場人物(?)の内面をきっちりと追ってゆく。より大人びたブレードランナーの世界となっていました。

 レプリカントだったり、電子情報から成るバーチャルキャラクターだったり、人間以外の存在の方が、本物の人間よりも人間らしい世界なんですね。アメリカ・ファーストな人たちには、わけがわからないのかも。
 よくまあ、今のハリウッドでこんな映画を作れたものだと、感心しました。アメリカ映画の底力を見た思い。


天皇賞 秋

2017-10-29 21:30:10 | 競馬

 台風22号の動向を気にしながら、仕事の本を読んだり、SF大賞のエントリー作品を選んだり。家から出ない1日となりました。

 台風は、夕方、かなり激しい雨が降りましたが、今(午後9時)にはもうすっかり通過した感じ。雨音も聞こえません。本州には寄らず、海上を進んでくれたようです。

 競馬。秋の天皇賞は午後3時40分発走。先週の菊花賞につづいて、台風の雨の中でのレースとなりました。

 勝ったのはキタサンブラック。ずっと圧倒的な強さを見せていたのが、宝塚記念では9着に沈み、どうなったのかと心配したのですが、今日はまた以前の強さを見せつけてくれました。

 スタートはもたついたものの、武豊騎手は慌てず。どんな走り方でも勝てるという自信があるのでしょう。最後尾から3~4番目につけて、じっくり前をうかがう展開。
 3、4コーナーで内側からスルスルッと前へ。直線に入ると抜け出て外側の走りやすい芝を選ぶ余裕。
 最後はサトノクラウンが激しい追い上げを見せましたが、2枚腰、3枚腰ともいえる、素晴らしい粘り強さで逃げ切りました。

 賞金1億5000万を得て、獲得総賞金額は14億9796万1000円で歴代2位。歴代1位のテイエムオペラオーが18億3518万9000円だそうで、差額は3億3722万8000円。
 キタサンブラックは年内いっぱいで引退することになっていますが、出走予定のジャパンカップと有馬記念(ともに優勝賞金3億)の両方に勝てば、トップ躍り出ることになります。

 さて、どうなるか。いや、1位にならなくとも凄く強い馬であることは間違いないのですけど。


雨の神保町

2017-10-28 20:57:00 | まち歩き

 予報どおり、お昼頃から雨。

 我が町は、先日の駅ビルオープンに合わせて、例年は夏に開催している花火大会を今夜にずらしておこなう予定だったのですが、この雨で中止となりました。
 花火大会は夏が似合うとはいえ、秋風の中でのちょっと寒々とした打ち上げ花火も風情があると思ったのですが、残念。

 それとは関係なく、個人的には、午後5時からの古典SF研例会に顔を出すため、雨の中を神田神保町まで出かけました。
 神田の街は、第58回古本まつり開催中。青空古本市こそ雨のため中止になっていましたが、値引きセールなどがあって、賑やかでした。
 売り上げ不振とはいえ、本好きの人はまだまだいるんですよねぇ。いくつか書店を覗いた後、喫茶店でなじみのメンバーと歓談。Tさんとは、ベテラン翻訳家Iさんの近況など。

 〈小説推理〉12月号、発売中です。担当のSFレビューで次の3作を紹介しています――

  • ジョー・ウォルトン 『わたしの本当の子どもたち』 (茂木健訳、創元SF文庫)
  • エイミー・カウフマン&ジェイ・クリストフ 『イルミナエ・ファイル』 (金子浩訳、早川書房)
  • 小川哲 『ゲームの王国〈上・下〉』 (早川書房)

 『図書室の魔法』で、SF、ファンタジーを読んできた者をシビレさせたジョー・ウォルトンの新作は、現代世界を舞台にしたパラレルワールドSF。女性作家らしい、細かい生活描写が見事な効果を上げています。


サルベージ

2017-10-27 21:38:18 | ニュース

 最低気温 5.8℃、最高気温 20.9℃(隣町アメダス)。昨日より寒暖差が激しかった。

 撤去したゴーヤのあとにリーフレタスを、オクラのあとには白菜の苗を植えました。どちらの苗も、ずっと前から育てていて、使いみちに困っていたもの。
 かなり時期遅れになりましたが、まあ、なんとかなると思います。

 で、夕方にはホームセンターへ行って、小カブとスナップエンドウの種を買ってきました。
 スナップエンドウはまだ先ですが、小カブの種蒔きは急がないと。

 土づくりをせねばなりませんが、また明日からお天気が悪いという予報。この秋は本当に天候が不順です。

 8月、青森県竜飛岬沖の海に墜落した海上自衛隊のヘリコプターが、昨日、引き上げられたというニュース。
 海面下2600メートルの海底からの引き上げはどういうふうにやるのか、興味がありました。毎日新聞の記事にあらましが載っています。

 民間のサルベージ会社が作業を担当したそうで、「無人潜水機を使って海底で機体をネットに載せ、作業船のクレーンにつないで」引き上げたとあります。
 無人潜水機というのは、一種のロボットなのでしょうか。海底にネットを広げ、その上にヘリコプターを移動させ、ネットの4端をつないで、ケーブルを巻き上げたというふうに理解しましたが、それでいいのかどうか。

 『「希望」という名の船にのって』を書いた時、深海からのサルベージの仕方を調べました。今はどういうやり方になっているのか。詳しく知りたいところです。