惑星ダルの日常(goo版)

(森下一仁の近況です。タイトルをはじめ、ほとんどの写真は交差法で立体視できます)

さらに後の万年茸

2014-06-29 20:42:11 | 草花

 午前中は晴れたり曇ったりのまずまずのお天気でしたが、昼過ぎには予報通り、怪しい空模様に。
 午後3時ぐらいから何度かにわか雨が降りました。
 先日の降雹のこともあって、用心深く戸締りなどしましたが、今回は大したことはありませんでした。

Mannentake1406d  雨のやみ間に野川端へ出かけ、マンネンタケの成長具合を観察。
 たぶんこれでキノコとしては完成したんじゃないでしょうか。あとは傘が飴色になり、もっと固くなるだけだと思います。

 初めて見てから約20日。キノコとしてはゆっくりとした成長ですが、こんなものがムクムクと伸び、傘を広げるのが面白い。

 妙薬として古来珍重されてきたそうで、乾燥させたものを煎じて飲むようです。
 ウィキペディアなどによると、「抗癌作用、免疫賦活作用、血小板抗凝固作用などが報告されて」いて、不眠症にもよく効く。記憶力も回復するとか。

 でも、ずっとこのままここに生やしておきたいですねえ。


半夏生

2014-06-28 21:00:56 | 草花

 昨夜は日本SF大会の時の宿をネットで探しているうちに時間が過ぎてしまいました。来月19日、つくばではイベントがいくつか重なっているようで、なかなか部屋がとれません。

Hangesho1406  今日の花はハンゲショウ。ドクダミ科の多年草です。
 夏至から11日目(今年は7月2日)にあたる「半夏生」の頃に花をつけることからの命名だとか。
 別名「カタシログサ(片白草)」は、葉の色合いからきていることは一目瞭然ですね。

 葉が白くなるのは、花が咲く時分で、花が終わった8月頃からはまた緑色にもどるそうです。目立つことで虫を呼んでいるのでしょう。つまりは花びらと同じ役目。

 夏至から11日目をなぜ「半夏生」と呼ぶかというと、その頃、雑草の「半夏」をよく見かけるからだそうです。
 「半夏」とはサトイモ科の多年草カラスビシャクのこと(そういえば今年はまだ見てません)。

 つまりはハンゲもハンゲショウも同じ頃に目立つ草だということですね。命名のもとになっているハンゲの方が偉いといえるのかな?

 〈小説推理〉8月号が発売になりました。担当のSFレビューで次の3作を取り上げています――

  • ジョー・ヒル 『NOS4A2 ―ノスフェラトゥ―〈上・下〉』 (白石朗訳、小学館文庫)
  • キジ・ジョンスン 『霧に橋を架ける』 (三角和代訳、創元海外SF叢書)
  • ジョー・ウォルトン 『図書室の魔法〈上・下〉』 (茂木健訳、創元SF文庫)

 スティーヴン・キングの息子ジョー・ヒルが書いた『NOS4A2 』では、ロールスロイス・レイスが重要な役割を果たします。
 「レイス」とは怨霊のことだそうで、凄い名前の車を作ったものですね。この車は昨年ニューモデルが発売されたようですが、小説に登場するのは第二次大戦前に作られた元のモデル。魅力的(というか魔力的)な車のようですね。
 お話もめっぽう面白い。私は大好き。


捩花

2014-06-26 20:53:57 | 草花

 朝、いつものように庭に出て野菜のプランターを見てびっくり。スイカの実に大きなひびが入っていました。
 中身が充実し過ぎたんですね。このところのにわか雨で水分をたくわえたのが主たる原因だと思います。昨夕は何ともなかったのに、夜の間に……。

 仕方ないので収穫しました。
 この実は先月27日に受粉させたやつなので、あと1週間は置きたかったのですが。
 でも、夕食後、食べてみると、まずまずの甘さ。ほっとしました。

 これで3つの株それぞれの第1回結実ぶんはすべて採り終えました。うまくゆけば、また受粉して8月の前半には大きく実るかも。

Nejibana1406  写真は、毎年この時期に掲載するネジバナ。ラン科の1年草です。
 別名「モジズリ(捩摺)」。こういう呼び名の絹織物があり、模様が似ているとか。

 芝生で多く見かけますが、年によって多く生える時と、そうでない時があるみたいですね。場所ごとに「当たり年」があるわけです。
 川崎の緑ヶ丘霊園ではたくさん見ました。神代植物公園裏の芝生山(勝手に「だるま山」と名付けてます)や、稲城中央公園では少なめかな。地中の、発芽の際に栄養となる菌の繁殖具合によるのでしょうか。ネジバナの種は極めて小さくて栄養分がほとんどなく、菌の助けを借りないと発芽できないのです。


残雹

2014-06-25 20:38:03 | 日記・エッセイ・コラム

 朝から大きくため息をつき、ガックリと肩を落としてしまいました。W杯日本敗退。
 前がかりで点を取りに行っても決められず、逆にカウンターを何発も喰らってしまう。攻撃も、守備も、競り合ったところでの反射神経がうまく働くようにならなくては。それには小さい頃からゲーム感覚を養うのがいちばんなんでしょうね。要するに、まだ歴史が浅いということか。

 昨日の降雹。我が家からあまり離れていない所でした。
 夕方、散歩がてら見に行ってみると、歩数にして約3000。2キロぐらいの地点の半径数百メートルの範囲だったようです。

 雹の降った区域に足を踏み入れると、雰囲気がまるで違います。
 閑静な住宅街とふつうの畑や植木畑、果樹園などが混じったところですが、地面に青い木の葉がいっぱい散り敷いているのです。空気には千切れた葉っぱの青臭い匂いが。
 カーポートの屋根がボロボロになっているお宅もありました。
 自然の猛威に踏みにじられた地上の光景。唖然としました。実際に体験・目撃したら、怖かっただろうなあ。

Hyo1406  現場は武蔵野台地の縁にあたるところで、多摩川の支流のそのまた支流が深い谷をつくり、尾根と谷が複雑な地形を成しています。この地形が上昇気流の発生と何か関係があったのでしょうか。

 写真は西つつじヶ丘1丁目にて。歩道の脇にかき寄せられた雹が、丸1日たっても溶けずにたくさん残っています。叩き落された木の葉が一緒になっているのがわかると思います。


そのまた後の万年茸

2014-06-24 20:51:37 | 草花

 午後3時前後に激しい雷雨。となりの三鷹市では大量の雹が降り(画像まとめ)、ところによっては10センチも積もったそうな。
 さいわい我が家付近では大粒の雨で、氷の塊は落ちてきませんでした。ほんの数キロ離れると、ずいぶん違うものですね。
 畑の作物への影響が心配。

 夕方、6時前には雨もあがり、散歩も楽になりました。

Mannentake1406c  途中、野川の遊歩道わきで、先日から観察しているマンネンタケの成長ぶりを確認。
 今月11日16日と比べると、ずいぶん大きくなりました。

 このキノコは奇妙な成長の仕方をするんですね。
 多段式というか、軸の上に新たな軸がのっかる形で伸びてゆく。当初、傘かと思っていた白い部分が褐色の軸に変わるのにはびっくりしました。
 今回の「傘」らしきものはどうなるのでしょうか?