写真はショウリョウバッタの雌。
体長8センチぐらいと大きい虫です。しかし、芝の中に紛れているとなかなか見つからない。雄は雌の半分ぐらいしかありません。
精霊流しに使う精霊船に体形が似ていることからの命名――ということですが、この精霊船とは長崎の精霊流しで曳きまわされるあの船(車がついてますよね)のことなのでしょうか。立派な舳先と、バッタの頭が、似ているといえば似ています。
この写真は小山田緑地の草原で撮りました。
我が家の庭にはオンブバッタがいます。アンジソの葉をガシガシ喰ってしまうんですよねぇ。
バッタが出るようになると、夏から秋への季節の変わり目。そろそろ涼しくなってもいいように思いますが……。
なんとも残念。寂しい限りです。
生存の可能性があるとされていたのは、私の生まれ故郷・高知中央部の川の流域。しかし、1979年に姿が確認されて以来、誰も見つけることができず、今回の指定となってしまいました。哺乳類が絶滅種に追加指定されるのは初めてだとか。
幼い頃、水辺にいると聞かされた妖怪「エンコウ」のモデルがカワウソではないかと言われていました。たぶん、私の親の世代までは川でその姿を見ていたはず。しかし、私は見たことがありません。
高知で放送局に勤めていた1974~78年当時、もしかしたら県の南西部にまだ棲息しているのではということで、折りに触れ取材しようとしたものでした。糞らしきものは見つかるものの、肝心の生きた個体は見つかりません。
待望のカワウソが姿を現したのは、私が退社、上京した後の1979年、須崎市の新荘川においてでした。報道に接した時は胸がときめいたものです。
もしかしたら、複数棲息していて、これから数を増やしてくれるのでは……と期待もしました。
以来30年。確かに、もう生存の可能性はなくなったのかもしれません。
でも、地元では「もしや」と思って水辺に目をこらしている人がいるはず。
絶滅種に指定されたからといって、姿を隠してしまう必要はないからね。いるんだったら、出てきてね。大事に見守りますから。