惑星ダルの日常(goo版)

(森下一仁の近況です。タイトルをはじめ、ほとんどの写真は交差法で立体視できます)

お江戸deハナシをノベル!!

2010-07-31 21:31:18 | 演芸
 午後、都心のお江戸日本橋亭まで出かけ、「お江戸deハナシをノベル!!」の昼の部を聴きました。

 SF・ミステリ作家(関西在住中心)が書き下ろした落語を月亭八天さんが語るという催しを、大阪で4年前から続けておられて、これまでに24回を数えるとか。
 今回はそれの東京出張版で、太田忠司原作「ATM」・飯野文彦原作「戯作者の恋」・牧野修原作「がしんじょ長屋」の3本を八天さんが口演。さらに笑福亭笑助さんと三遊亭遊雀さんの落語も。その上、原作者3人を含む8人の作家が壇上でトークショーを繰り広げるという盛りだくさんな内容(もっとも作家のトークショーは時間が15分なので各自の紹介程度で終わりましたが)。

 八天さんを聴くのは今回が初めてですが、すっきりした綺麗な芸風が基本と見ました。しかし、迫力のある人物造形や破天荒な所作など、驚きに満ちた高座を見せてくれます。意欲といい、実力といい、すごく楽しみな落語家さんですね。
 東京代表の遊雀さんの表現力の幅、人間を見る鋭い眼にも迫力を感じました。

Hanashio1007 「お江戸deハナシをノベル!!」vol.2は、来年7月17日の予定だそうです。まだまだ先ですが、どうぞお楽しみに。
 写真は昼の部が終えた後、劇場(こや)の前でたむろして談笑する出演者とお客さんたち。


2010-07-29 21:13:05 | 草花
 半月ぶりに朝から雨。

 連日の気温35度を越す猛暑になれていた体には、30度を少し切るぐらいの温度でもとても涼しく感じられます。ぶり返しが怖い。

 夕方には雨の止み間を見て、野川を散歩しました。

Kuzu1007 写真は川岸に生い茂るクズの蔓先。クルクルのひげが楽しいと思ったのですが、どうでしょう?
 ぜひとも立体視してみてください。交差法です。


今日もプール

2010-07-27 20:44:05 | 日記・エッセイ・コラム
 暑い毎日なので、他に行くところを思いつきません。
 ただ、市民プールも涼しいとはいいがたいところがあるんですよね。1週間ほど前にも書きましたが、連日の炎天のもと、屋外プールの水は温もっているんです。体温まではないけれど、ぬるめのお風呂ぐらい。
 ひと雨、ザーッと来るとプールの水も冷えるんですけどねえ。

 〈小説推理〉9月号が発売となりました。担当のSFレビューで次の4冊を取り上げています――

  • 大森望責任編集『NOVA2』(河出文庫)
  • チャイナ・ミエヴィル『ジェイクをさがして』(日暮雅通ほか訳、ハヤカワ文庫SF)
  • ヴィクル・ペレーヴィン『宇宙飛行士オモン・ラー』(尾山慎二訳、群像社)
  • バーナード・ベケット『創世の島』(小野田和子訳、早川書房)
 『創世の島』はヤングアダルト向け。ニュージーランドのSFとは珍しいですね。
 あと、ジョージ・R・R・マーティン+ガードナー・ドゾワ+ダニエル・エイブラハム『ハンターズ・ラン』(ハヤカワ文庫SF)は北上次郎さんが「本年度のベスト1冒険小説としてぐりぐりの◎」ということで、ミステリー欄扱いとなりました(とられたというか、譲ったというか)。異星を舞台にしたアドベンチャーSF。

大根草

2010-07-25 21:02:16 | 草花
 昨夜の花火大会は多摩川河川敷の市民プールに近いところで行われました。今日は後片付けのため、プールはお休み。

 久しぶりに自転車で浅間山に出かけました。多磨霊園に隣接する小山。全体が公園になっています。
 そろそろ秋の野草が見られるかなと思ったのですが、まだちょっと早かったみたい。

Daikonso1007a 唯一、道端で目についた黄色い花はダイコンソウ。バラ科の多年草で、花の直径は1.5センチぐらい。真夏の花――なんでしょうね。

 なぜこの花にダイコンの名が? と首をかしげそう。花そのものはダイコンとはまるで違います。ダイコンは十字架植物で4枚の花びらなのに、こちらは5枚。中央にたくさんあるオシベとメシベの様子などヘビイチゴみたいです。

 名の由来は根元に生える葉っぱがダイコンに似ているからだとか。今日はそのあたりまでは観察できませんでした。

Daikonso1007b 実も面白い。
 ステレオグラム化は失敗しましたが、大きくしてみると、ピンピンと伸びたヒゲの先が稲妻状に曲がっています。このヒゲはメシベの花柱が伸びたものだそうですが、でも、なぜこんなに曲がったの?


納涼花火大会

2010-07-24 21:32:55 | 季節
Hanabi1007 今夜はわが町の花火大会。スターマインなど12000発が夜空を焦がしました。
 我が家は、例年のごとく2階の窓から遠花火を見物。かなりの部分が吹き付ける風にのった煙で見えなかったのが残念。

 しかし、昼間、花火の仕込みを河川敷でやる人たちは大変だったでしょうね。今日もきびしい暑さで、午後にはとうとう冷房を使ってしまいました。緊急避難といった感じ。

 梅雨をきっちりやった後、梅雨明けから猛暑の連続。なんと律儀なお天気なんでしょう。
 そんなにきちんきちんとやらなくてもいいのに……。