惑星ダルの日常(goo版)

(森下一仁の近況です。タイトルをはじめ、ほとんどの写真は交差法で立体視できます)

魔法のパンツ

2009-07-31 20:50:48 | サイエンス
 若田光一さんが国際宇宙ステーションから帰ってきました。138日間のお勤め、ご苦労さまでした。

 で、これは森山和道さんの日記に紹介されていたのですが、若田さんはあちらで同じ下着を2カ月以上も着続ける実験を行なっていたんだそうですね(→Technobahnの記事)。

 凄いなあ。2カ月着続けても臭わないし、汚れも目立たない下着!
 無精者にとっては、素晴らしい技術の成果か。しかし、値段もかなりのものでしょうね。

 普通、宇宙ステーションで使った下着は、大気圏に再突入する際に燃やしてしまうそうですが、この貴重な下着は大事に持ち帰って、よ~く調べるのでしょう。
 研究者はどんなふうにこの下着と接するのかな?

 今日の日記のタイトルは、フレドリック・ブラウンのショートショートあったのと同じかもしれません。


保護色

2009-07-30 20:47:53 | 動物
Yamori0907b どうやらこのヤモリは下の記事(一昨日の日記)のやつと同じ個体のようです。前肢の付け根あたりの赤い斑点が一緒。
 でも、肌の色は全然違いますねえ。一昨日は灰色1色だったのが、今日は鉢の土に合わせて斑(まだら)模様。

 周囲に合わせて肌の色や模様を変えるということは知っていますが、実際、こうして目のあたりにすると「お見事!」といいたくなります。
 最初、土の上にいるのにまったく気づかず、如雨露で水をやろうとすると、突然、鉢の表面が動いたようだったのでびっくりして見たら、このヤモリだったのでした。

 こうして、まだ土と同化しているつもりなのでしょうが、もうバレてますヨ。
 でも、自然って不思議。


守宮

2009-07-28 21:10:39 | 動物
 今日も不安定なお天気でしたが、午後遅くには雨雲らしきものはなく、ただの曇天。
 ――というようなことをネットのレーダー図で確認し、これなら雨に降られることもないだろうと散歩に出かけました。

Yamori0907 で、戻ってくると家の壁にヤモリがへばりついていました。カメラを向けても動くそぶりを見せない。「ここに陣取っているぞ」という態度です。
 でもアップで見ると、目玉だけこちらを向いてる?

 ちょうど私の仕事部屋の外側あたりだったので、今頃(午後9時)、窓から漏れる明かりに集まってくる虫を狙っているかも。けっこう太ってましたっけ。



 〈小説推理〉9月号発売中。担当のSFレビュー欄で次の4作を取り上げています――

  • チャイナ・ミエヴィル『ペルディード・ストリート・ステーション』(日暮雅通訳、早川書房)
  • 村上春樹『1Q84』(新潮社)
  • 日下三蔵編『日本SF全集 第一巻〈1957~1971〉』(出版芸術社)
  • 大橋博之責任編集『三瀬龍――SF作家の曳航』(ラピュータ)
 『1Q84』は BOOK1 の前半が絶好調。BOOK2 になって、メタフィクション的趣向に走る(と私は判断しました)あたり、あまり好きではありません(が、レビューではそこまで書く余裕がなかった)。
 『ペルディード・ストリート・ステーション』のばかばかしいまでのグロテスクさは大好き。

縞模様

2009-07-27 21:09:47 | 自然
 今日も不安定なお天気。午後には雷雨がありました。

Shimashima0907 夕方になって、小降りになったので散歩に出かました。近所の公園を通っていると、木の幹に縞々模様が出来ています。

 幹そのものは灰色一色なのですが、降った雨が伝い落ちた跡が黒く線を引いたようになったんですね。
 きれいだなあと思って、しばし見惚れました。

 広がった枝で集められた水がこうやって幹を流れ下り、根元の地面に沁みこんでゆくのですね。
 よく繁った木の下は雨宿りできるほどに、雨を遮ってくれますが、降ってくる雨水は無駄にせず、地面に溜めて利用できるようになっている。見事なシステム。


金床雲

2009-07-26 21:14:04 | 季節
Kanatoko0907 朝から見事な青空。西日本は大雨が続いているというのに……。

 写真は野川の午後遅い光景。遠くに立派なカナトコ雲が湧いています。もっと広角のレンズだと迫力があったと思うのですが、私のデジカメではこれが精一杯。
 でも、空気が澄んで、光鮮やかな様子は割とよく出ているのではないでしょうか。

 空は青く、雲は白く。美しい対比の一日でした。