惑星ダルの日常(goo版)

(森下一仁の近況です。タイトルをはじめ、ほとんどの写真は交差法で立体視できます)

蚯蚓玉

2018-03-31 21:38:33 | ミミズ

 今日はミミズ御殿の手入れをしました。たまった堆肥を取り出す、半年に1度の作業。

 8リットルぐらい、採れるのかなあ。メッシュの籠を2段積んであるうち、下のやつを収穫。
 ほぼ完全な堆肥だとは思うのですが、内部にはまだ大量のミミズがいます。板に広げて、小さな山をいくつも作り、それぞれの山の上から順に堆肥を取り除いてゆくと、最後、少しだけ残った堆肥の底に、ミミズたちが蝟集し、もつれあったスパゲティの塊のようになります。ミミズ玉ですね。
 これを集めて、残った生ゴミの中にもどしたり、新しい容器の餌の中に入れたり。新たな堆肥づくりに貢献してもらいます。

 今日いちにちでいったい何千匹のミミズを見たのか。たぶん、普通の人が生涯に見るミミズの何百倍か何千倍かのミミズを見ました。

 これで3月は終わり。明日から、いよいよ4月です。


『越路吹雪物語』

2018-03-30 21:09:42 | テレビ番組

 今日まで放映されていたテレビ朝日の『越路吹雪物語』(脚本:龍居由佳里/演出:藤田明二ほか)。ぞんぶんに楽しませてもらいました。

 若い頃から越路さんが好きで、高校時代にヒットした「イカルスの星」(詞:岩谷時子/曲:内藤法美)は愛唱歌でした。大学生の時、カネもないのに無理して日生劇場のリサイタルを見に行ったのは、今では、宝物のような思い出となっています。
 そんな越路さんの生涯が連続ドラマになっていると知ったのは、今年1月なかばだったでしょうか。始まってすでに1~2週経っていたようで、少女時代は見逃してしまい、瀧本美織さんが演じる若き越路さんが宝塚に入るあたりから見始めました。

 のちにマネージャーとなる岩谷時子さんとの出会いがきちんと見られたのは幸いでした。このドラマは越路さんのものであると同時に、岩谷さんのものでもあるのですね。
 宝塚の生徒と、広報誌スタッフだった2人は、以後、ずっと一緒。岩谷さんのお母さんを、越路さんが「おかあちゃん」と呼んで慕っていたことも、初めて知りました。

 越路さんを演じた瀧本さん・大地真央さんも良かったのですが、それ以上に、若き日の岩谷さんを演じた木南晴夏さん、中年以降を演じた市毛良枝さんの2人が素晴らしかった。優れた作詞家でありながら、マネージャーとして越路さんを支え続けた人柄がしっかりと伝わってきました。

 越路さんが56歳で亡くなられたのは1980年。もう38年も前のことなんですね。
 ご本人を知る人も少なくなりつつあるのでしょうが、本当に見事な舞台を演じる大スターでした。


17番

2018-03-29 21:10:41 | 市民農園

 市民農園の我が家の区画が決まりました。
 17番。
 良い番号です。家の人がいうには、「野球ならエースナンバー」とのこと。
 我が家は市民農園のエースとして期待されているのか?! いやいや、初心者だから、そんなことはあり得ないだろう。

 夕方、現地へ行って、区画を見てきました。

 当該市民農園のほぼ中央。区画は全部で32ありました。
 ハケのふもとで、わずかに傾斜しており、右側が少し低くなっています。先日の激しい雨が表面を流れた跡が、小さな谷のようになっていました。

 来月1日から3年後の1月末日まで。2年10か月間、ここを使わせてもらいます。体力的にやや不安を覚えていますが、がんばらねば。


二ヶ領用水

2018-03-28 21:25:45 | 季節

 野川の夜桜ライトアップは今週金曜日(30日)に開催されるそうです。午後6時~9時。くわしくはアーク・システムからのお知らせをご覧ください。

 今日はおにぎりを持って多摩川の南岸へ渡り、二ヶ領用水の桜を愛でてきました。南武線の宿川原駅周辺。

 満開絶頂期からやや過ぎようかというタイミング。花びらがひっきりなしに舞い散り、水面いっぱいに流れていました。

 江戸時代初めから利用されている農業用水ですが、今は住宅街の真ん中を流れていて、近くに住む人々に親しまれています。大事にされていることがよくわかるたたずまい。
 飛び越せるぐらいの幅の流れに桜の枝が低く垂れ、水と花、両方に触れることができます。ここ数年、個人的なお花見といえば、ここを訪れるようになりました。

 我が家から出かける場合、途中、染地団地や狛江の根川さくら通りや六郷さくら通りの桜のトンネルも素晴らしく、道中でも目的地でも花を堪能できる最高のお出かけになります。

 桜が散ると、すぐに若葉の季節。ああ、今を楽しまなくては。


今日

2018-03-27 20:46:26 | 日記

 なんだか、一日、バタバタしていたような。

 朝は、まず歯医者の定期検診。3か月に1度、インプラントの具合を見てもらうのですが、基本的には問題なくて、手入れをした後、歯磨きや歯茎の健康のアドバイスを受けるだけ。今日も同様でした。

 行く時、少し遠回りのルートをとり、野川沿いの桜を眺めながら歩きました。

 8分か9分咲きといったところでしょうか。夕方には満開になったかもしれません。

 お昼前に、今度は家族そろって、野川の桜の下を歩きました。あれこれ花びらを拾ってはわけてくれる人がいて、微笑ましい。

 昼食後、ひと息入れてから、駅前に出かけ、すごく懐かしい人と歓談。
 私が作家デビューして間もない頃、会いに来てくれた方で、当時、彼は高校生でした。
 こういうご縁はうれしい限り。

 その後、いったん帰宅してから、隣町まで樽出し生ワインの買い出しに。
 おかげで国会中継はほとんど見るヒマがありませんでした。でも、見てたら悲しくなるだけだったと思うから、これで良かったのかな。

 〈小説推理〉5月号が発売になりました。担当のSFレビューで次の5冊をとりあげています――

  • ケン・リュウ編 『折りたたみ北京 現代中国SFアンソロジー』 (中原尚哉・他訳、新☆ハヤカワ・SF・シリーズ)
  • 小川一水 『アリスマ王の愛した魔物』 (ハヤカワ文庫JA)
  • 宮内悠介 『超動く家にて 宮内悠介短編集』 (創元日本SF叢書)
  • 宮内悠介 『ディレイ・エフェクト』 (文藝春秋)
  • 古橋秀之 『百万光年のちょっと先』 (矢吹健太朗:画、集英社)

 どれも短編集。しっかり紹介してあるのは『折りたたみ北京』と『超動く家にて』。あとはごく簡単に。