惑星ダルの日常(goo版)

(森下一仁の近況です。タイトルをはじめ、ほとんどの写真は交差法で立体視できます)

クラウドファンディング

2024-11-29 21:21:08 | 本と雑誌
家の東側、道路に面した塀際に並んでいるカイヅカイブキを剪定しています。
少しずつなので、今日、3日目にしてようやく樹冠部を刈り終えることができました。


10数本あります。写真は2階の窓から撮りました。

切った枝を道路の端っこで片づけていると、ベビーカーを押して通りかかった女の人が立ち止まり、「この枝、少しもらっていいです?」
「どうぞ、どうぞ、捨てるだけですから」
「クリスマスリースに使おうと思って」
とのことでした。

カイヅカイブキはヒノキ科の常緑樹だから、リースの緑に使えるんですね。初めて知りました。
役に立てて良かった。捨てる神あれば拾う神あり、ですね。

同じようなことが、私の書いた小説にも。
以前、雑誌にとびとびに発表し、そのままになっていた作品を本にしてくれるというプロジェクトがスタートしたのです。

「長編SF『エルギスキへの旅』を初めて書籍化」

クラウドファンディングの形をとっています。

このお話を個人出版社プターク書房の幸重善爾さんから聞いた時には、「夢ではないか?!」というぐらい驚きました。ありがたい限り。
今でも半分はそんな気分ですが、ぜひとも成功してもらいたいと願っています。
皆さまのお力添えをどうぞよろしくお願いします。


『カーテンコール』

2023-11-03 20:47:17 | 本と雑誌

今日も夏日。最高気温 25.2℃(隣町アメダス)。

朝、市民農園から戻って庭木の剪定をしていたら、日当たりがよいもんだから、暑くって。明日は外出なんですけど、どんな格好をしてゆけばいいのか、悩ましい。

夕方は駅前の書店へ出かけ、知人はみんな手にしている(ように感じる)筒井康隆さんの新刊を買ってきました。

挿画はとり・みきさん。

まだちょっと読んだだけです。なんだか読むのがもったいない気が。


『ROCA』

2023-02-05 20:18:34 | 本と雑誌

 よく晴れて、比較的あたたかい一日。
 最高気温 11.0℃(隣町アメダス)。昨日と同様、平年より1℃ぐらい高めとなりました。

 仕事の本のかたわら、もったいないので少しずつ読んできた、いしいひさいちさんの『ROCA 吉川ロカ ストーリーライブ』(自費出版)をとうとう読み終えてしまいました。

 こんなふうに終わるとは!

 以前、朝日新聞の連載四コママンガ「ののちゃん」に、たまに登場していた高校生のファド歌手の物語。四コマのギャグエピソードを積み重ねることで、歌手デビューまでの道のりが描かれます。
 主人公の吉川ロカとバディ(といっていいのか)の柴島美乃のキャラが素晴らしい。キクチ食堂のおばばもよい仕事をしています。
 すごいものを読んでしまった。しかも、笑いながら。

 午後はカーリング日本選手権・女子決勝「ロコ・ソラーレvsSC軽井沢クラブ」。
 全部は見られませんでしたが、序盤にロコ・ソラーレがプレッシャーをかけて軽井沢のミスを誘ったのが最後まで効いたような気がします。さすが。
 世界選手権での活躍を祈ります。


追加情報

2022-08-18 21:13:48 | 本と雑誌

 昨日、少女マンガをテーマにした小説について書きましたが、作者である大島真寿美さんの出身高校は愛知県立昭和高等学校。山田正紀さんと同じなんですね。もちろん、年齢は大島さんがずっと下ですが。
 彼女が作家になるにあたっては、山田正紀さんの講演が深くかかわっているということをWikipediaなどで知りました。

 大島さんが高校生だった頃、山田さんが母校で講演なさったのだそうです。
 質疑応答で、ある生徒さんが「作家になりたいんですが、どうしたらいいんですか?」と質問したところ、山田さんは「新人賞に応募しなさい」と答えられたとか。
 それを覚えていた大島さんは、後日、作家をこころざした時、「新人賞に応募しよう、よく漫画を読んでいた集英社にしようと思った」というのです(「WEB 本の雑誌」のインタビュー)。
 そんなご縁があったんですねぇ。

 今日は、午前中は雨、午後は晴れ、というきっぱりとしたお天気。
 朝は家にいて、午後、畑へ出かけて草むしり。その後でひさびさにブックオフへ。

 ブックオフへは本を売るのが目的。仕事に使ったり、使わなかったりして用済みになった本をもちこみました。
 ついでに中古CDを数枚購入(あさみちゆきさんと山崎ハコさん)。

 最近は、かつてエアチェック(死語?)した歌謡曲ばかり聞いていましたが、CDもまた聞きたい気分になりました。
 ほんの少しだけど、こちらの姿勢が変わるんですよね。


別マ

2022-08-17 21:13:54 | 本と雑誌

 曇り空から雨が落ちてきたり、かと思うと陽が射したり。最高気温 31.5℃(隣町アメダス)。

 いつもなら畑に出かける時間帯に雨が降っていたので、今日は農作業なし。

 今日、発売された〈小説すばる〉9月号。新連載の小説に心を引かれました。

 この雑誌では北大路公子さんの連載エッセイ「キミコのよろよろ養生日記」を楽しみにしています。
 病気を克服して、日常をとりもどしてゆく様子を楽しみにしているなどというのは不謹慎かもしれませんが、この人の文章は本当におもしろい。ツイッターもフォローさせてもらっています。

 さて、気になった新連載とは、大島真寿美さんの「生まれたての星」。
 目次では「少女漫画黎明期に光を当てた大河長編、待望の連載開始!」と紹介されています。

 神田神保町にビルを構えた出版社に勤める若い女性が主人公。アポロ11号の月着陸の話題から始まるので、1969年7月ですね。
 高卒で就職し、経理補助として少女マンガ誌〈週刊デイジー〉と〈別冊デイジー〉を編集する部署に配属された、とあります。

 花の名前の週刊誌といえば〈週刊マーガレット〉でしょう。発行は集英社。神保町にあります。ちょっと名前を変えて、当時の少女マンガのことを内側から描いてくれるのかな。

 今回、〈別冊デイジー〉を姪の小学1年生が夢中で読んでいるところが出てきます。
 そのあたりはこんなふう――「ちらりと表紙が見えた。/大きな貝をもった、外国人の女の子。(中略)あれは、夏休みおたのしみ号と銘打たれた最新号――八月号――だ」。

 この画像を見ると、〈別冊マーガレット〉1969年8月号そのままですね。

 当時の〈マーガレット〉といえば、ちょうど大島弓子さんがデビューしたての頃。衝撃的だった『誕生!』の連載は翌1970年。
 さて、どうなるか。楽しみです。