惑星ダルの日常(goo版)

(森下一仁の近況です。タイトルをはじめ、ほとんどの写真は交差法で立体視できます)

落ち葉

2008-11-30 20:19:38 | 季節
 近所の公園で落ち葉を掻き集めて持ち帰りました。プランターに土と一緒に詰めて腐葉土にします。

Leaves0811  葉っぱはケヤキ。イチョウは繊維が腐りにくくてダメだし、カキとかホウノキは葉っぱが大きくて扱いにくい。ケヤキはちょうど具合が良いのです。
 昔、山口瞳さんが同様のことを何度もエッセイに書いておられました。嗚呼、オレも山口さんのような隠居になりつつあるのか……。感無量。

 青いバッグは先日、ホームセンターにて589円で買った折りたたみ式の布製ツールバッグ。意外にたくさん入ります。重宝。

 バッグに2杯、持ち帰ったのですが、写真は1杯目。
 2杯目は近所のオヤジさんが道路に散った落ち葉を掃き寄せていたので、それを頂戴しました。集める手間が省けて何より。

 道路に散った落ち葉はタイヤをスリップさせるんですよね。危険きわまりない。
 幹線道路はさすがにお役所がきれいにしますが、住宅街の小さな道路までは手が回らないらしい。今日のオヤジさんのような人たちがいないと、かなり悲惨な道路状況になってしまいます。


天体を思い描く

2008-11-29 20:37:24 | サイエンス

Planets0811_2  写真は今日の夕方の南西の空。下の明るいのが、金星。上が木星。月齢1の月はもう見えません。

 この写真を見ながら、太陽・金星・地球・月・木星の位置を頭の中でイメージしてみました。

  1. 中央に太陽を、そのまわりを回る公転軌道上に地球を置く。視点は、とりあえず、黄道面を北極側から斜めに見下ろす位置。
  2. 地球の影の部分に入ったばかりの日本列島を見定める。
  3. 金星の軌道は地球の内側。日本から地平線上に見える位置に金星を置く。
  4. 木星の軌道は地球のはるか外側。金星よりも高い位置に見えるよう、軌道上に木星を置く。
  5. 月の位置を、地球を回る公転軌道上に定める。すでに地平線に沈んでいるところ。
  6. 黄道面を起こすように、全体をぐぐっと回転させ、日本列島が地球のてっぺんで水平になるところまでもってくる。

 こうやって、ようやく各天体の位置関係がわかります。というか、こんなふうにしないと位置関係がわからない私って、馬鹿?

 明後日の月・金星・木星のランデブーの時も同じようにするんだろうな。晴れますように。


浮かぶ湖

2008-11-28 20:46:30 | 季節
 朝、少し残っていた雨も日中は止み、午後遅くには日も差しました。
 そんなお天気の経過があってから、夕方、出かけた野川公園でちょっと幻想的な光景に出くわしました。

Fog0811  もとはゴルフ場だった公園なので芝生の部分が多いのですが、雨上がりの後、日が当たって地面が温もったせいでしょうか、靄が低くたちこめているのです。靄のいちばん上は、人間の肩ぐらいの高さ。歩く人は、頭はわりとはっきり見えるのですが、胸から下はおぼろに滲みます。
 乳白色の靄の広がりは、地面から浮き上がった湖のようでもありました。

 低く押さえつけられたように靄が広がったのは、夕暮れの冷気が降りてきているせいなのでしょうか。不思議な気分になりました。

Ginko0811  野川公園の写真をもう1枚。ほぼ黄色くなった銀杏の木です。
 ようやくこのあたりにも紅葉/黄葉の季節がやってきました。

 西の空を見ると、金星と木星がずいぶん近づいてきましたね。最接近する1日の空模様が気になります。

 〈小説推理〉2009年1月号が発売になりました。担当しているSFレビュー欄で次の5冊を取り上げています――

  • ロバート・チャールズ・ウィルスン『時間封鎖』(茂木健訳、創元SF文庫)
  • ジャック・マクデヴィット『探索者』(金子浩訳、早川書房)
  • コニー・ウィリス『マーブル・アーチの風』(大森望編訳、早川書房)
  • 梶尾真治『穂足のチカラ』(新潮社)
  • 岩本隆雄『夏休みは、銀河!』(朝日ノベルス)

エンドトキシン

2008-11-27 20:41:49 | サイエンス
 録画してあったNHK「病の起原・アレルギー」を見ました。都市文明の進展とともにアレルギー性鼻炎や喘息が多くなった理由を探る好番組。

 家畜の糞に含まれるエンドトキシンという物質に乳幼児のうちに接した子どもはアレルギー体質にならないというドイツでの研究結果に驚きました。免疫細胞の多くが害虫など、古くからの外的に対抗するものになってしまい、花粉などのアレルゲンに反応するぶんが少なくなるのだそうです。

 エンドトキシンは、ばい菌が死んでまき散らす毒ですね。清潔にしている環境には少ない。
 家畜の糞には特に多くて、農家の人や遊牧民は日常的に接しているのでアレルギー体質になりにくいという結論でした。

 私の育った環境もそのとおりで、牛や鶏、時には山羊も飼っていたし、糞の処理も小さいころからやらされました。嫌だったけれど、あれでアレルギーから免れているかと思うと、ありがたい限り。

 ここまでわかったら、アレルギー体質を回避する方法も生み出されそうですね。
 ただ、エンドトキシンをそのまま赤ちゃんに吸収させるのは乱暴な話で、かえって病気を呼びそうです。ネットには国立生育医療センターのこんな研究がありました。ここらあたりから、研究開発が進むのでしょうか(このレポートには「家が汚いほどアレルギーの発症が少ない」とはっきり書いてあって、微苦笑)。


エコライド

2008-11-26 20:26:54 | サイエンス
 東京大生産技術研究所千葉実験所が実験を始めた新型公共交通システム。
読売新聞の記事
毎日新聞の記事
日テレのニュース(動画が見られます)
国仲涼太さんのブログ(詳しい現地報告)

 傾斜を利用して動力無しで走るなんて、まるでポッカールみたいな乗り物じゃないですか!

 いいなあ。大好き。ぜひとも早く実現して欲しい。
 ただ、軽量だと向かい風を受けた時には止まってしまうんじゃないかな。かといって、重くすると引き上げる時のエネルギーが大量に必要とされるし。
 経過報告を待ちたいところです。