テレビドラマ「花子とアン」が大団円を迎えようとしています。
最初、明治・大正の児童向け読み物のことが少しでもわかればと思って見始めたのですが、そちらの参考にはほとんどならないまま、最後まで見続けてしまうことになりそうです。嘉納伝助氏に参ったのかな。
村岡花子さんの訳した『赤毛のアン』は読んでいます。
小学校5年生の時だったと思います。講談社の少年少女世界文学全集の1巻に入ってました。だから、少女小説だということも気にせずにどんどん読んでしまった。
ちなみに『若草物語』もこの全集で読みました。
少女を主人公にした小説で気に入ったのは、とりあえず、この2作品。
後に、大学生の時にローラ・インガルスという少女の物語を読み、それまでになかったほど夢中になってシリーズ全巻を読むことになりますが……。
あとはトーベ・ヤンソンの自伝的小説『彫刻家の娘』ぐらいかな。あ、石井桃子さんの『ノンちゃん雲にのる』と『三月ひなのつき』があった!
少女マンガはとてもよく読んだのですが、少女向け小説はあまり読みませんでした。SFにのめりこんだことが大きかった。ただ、SFでも、ゼナ・ヘンダースンとか、少女小説といってもおかしくないようなのがあり、そのあたりは好きでした。
それはともかく。
本好きの人が出て来るお話はいいですね。「花子とアン」の前に見た連続ドラマは「ゲゲゲの女房」だったし。
どんどんこの手の物語が登場しますように。著名な作家とかだけでなく、オタクと呼ばれた人にも凄い一生を送った人がいるんですよ。ぜひ。