惑星ダルの日常(goo版)

(森下一仁の近況です。タイトルをはじめ、ほとんどの写真は交差法で立体視できます)

大和小灰蝶

2023-10-31 21:05:07 | 

一日ほぼ曇り空。たまに薄日が射すお天気でした。

朝はいつものように市民農園。
夏野菜がほとんど終わり、冬野菜が育ち始めたところです。数日置きにシシトウやネギを収穫する以外はあまりやることがありません。

のんびり見てまわっていると、シジミチョウがシシトウの葉の上で羽を休めているところに出くわしました。

ヤマトシジミのメスのようです。

幼虫の食草がカタバミなので、カタバミに卵を産みつけるそうです。
畑には雑草としてカタバミもかなり生えています(大きくなると抜いてしまいますが)。
年に5~6回発生するということですが、この成虫がたぶん今年最後。卵を産み、孵った幼虫が冬越しをすることになると思います。

ということは、カタバミを残しておいてやらなければなりませんが、畑は1月末で契約切れ。
すぐに耕されて平坦になるので、冬越しは無理でしょうね。お気の毒。


背高泡立草

2023-10-30 21:13:48 | 草花

素晴らしい秋晴れ。
午後、買い物や銀行ATMなどの用で市内をあちこちしました。

途中、何か所かでセイタカアワダチソウの花を見かけました。

大きく育って青空の下で咲き誇る姿はみごとです。

でも、これも「侵入生物」なんですね。
国立環境研究所の「侵入生物データベース」には「日本の侵略的外来種ワースト100。外来生物法で要注意外来生物に指定された」とあります。

一時、やたらにはびこるということで目のかたきにされたこともありました。でも、最近は勢いを潜めているんですよね。
それが今年はわりと元気。夏の暑さのせいでしょうか。

キク科アキノキリンソウ属の多年草。虫媒花なので花粉を風で飛ばすことはないはず。花粉症の原因といわれたりしたのは濡れ衣でしょう。
害をおよぼしたのはおもにアレロパシー。化学物質を地中に出し、他の植物が育つのをさまたげるのですね。

だんだん勢いがなくなったのは、どういうせいなのでしょう?
アレロパシーが自らにも作用するようになった?

ともあれ、今は日本の秋の風景に溶け込んでしまったように思えます。


最後の一輪

2023-10-29 20:37:56 | 草花

昨日撤去したアサガオの蔓から切り取ったつぼみ。今朝、咲きました。

花はやや小さめですが、とてもきれい。部屋が明るくなります。
咲いた時点ではこのような青い色ですが、時間が経つにつれて青色は薄れ、ピンク色に変じてゆきました。夕方はすっかりピンクの花に。
今年最後のアサガオ。心ゆくまで楽しめそうです。

競馬・秋の天皇賞。
1番人気のイクイノックスが圧倒的な強さ。完勝でした。

スタートするとすんなり3番手につけ、速いペースも気にすることなく最終コーナーへ。前の2頭を見据えて脚を繰り出すとあっという間に先頭に立ち、2馬身半の差をつけてゴール。従来の記録を0.9秒も縮める1分55秒2というコースレコードだったとか。
めちゃくちゃな強さに感服。すごいなあ。
なお、馬券は(本命イクイノックスは押さえていましたが)予定通りハズレでした。毎週うまくはいきません。


夏の名残り

2023-10-28 21:07:49 | 園芸

今日は家のまわりの夏のあと片付け。
2階ベランダの緑のカーテンに仕立てていたヤマノイモの蔓と、外階段の手摺に絡めていたアサガオを撤去しました。

これはヤマノイモ。

2階の緑のカーテンは他にもゴーヤとメロンで仕立てたのがありましたが、南に面していたそちらは1週間あまり前に取り去りました。
このヤマノイモは西に面した壁が西陽を浴びるのを防いでくれていました。
ヤマノイモですから、ムカゴがつきます。今年は少なめでしたが、それも採ってムカゴご飯で食べました。美味しかった。

アサガオは最後の花が終わったと思って片付けたのですが、小さなつぼみが2つ残っていました。
切り取って小さな花瓶(といってもただのガラス瓶ですが)に差しました。これだけが「夏の名残り」ということになるのでしょうか。


十三夜

2023-10-27 21:14:08 | 季節

秋晴れの良いお天気がつづきます。
今日は庭木の剪定を中断し、イヂコ苗をコンテナに定植しました。品種はトチオトメと東京おひさまベリー。

イチゴ苗の間にはコンパニオンプランツとしてニンニク芋を埋めました。一緒に育てるようになって、イチゴの病気が減ったように思います。

夕方はポッカールを提げて、いつもの散歩。
ハケの道を上り、植物公園わきを北へ抜けて総合体育館のある広場へ。
「だるま山」(体育館を覆う巨大な盛り土です)の上から東を見ると、鉄塔の脇に、ほぼ真ん丸な月が昇っていました。

今日は旧暦の9月13日。「十三夜」です。
どうしても樋口一葉の同名小説を思い出してしまいます。
夜、婚家を逃げ出し、実家にもどった娘の告白と、説得されて婚家へ引き返す時に載った人力車の車夫の物語。月の光に照らし出される人生模様が切ない。

写真の右手に赤く輝いているのは、夕陽に照らされた入道雲。今日はちょっと大気の状態が不安定だったようです。とはいえ、このあたりはずっと晴天でした。