惑星ダルの日常(goo版)

(森下一仁の近況です。タイトルをはじめ、ほとんどの写真は交差法で立体視できます)

雉鳩の巣

2024-11-05 20:46:10 | 野鳥
庭木の剪定をボチボチ進めています。今はモチノキにとりかかったところ。

この木には、9月下旬にキジバトが卵を抱いていた巣が残っていました。
ハトは10日ほどで抱卵を諦めたので、孵らなかった卵もそのままです。


卵は腐敗しているようでした。いったい何があったのか?

巣は取り除きましたが、それにしても、キジバトの巣は大雑把な作りですね。
木の枝を集めて、ひしゃげたお椀の形に組み上げているのですが、枝の間はスカスカ。シジュウカラの緻密な作りの巣と比べると、バラックのように見えます。

それでも持ち上げるとバラバラに崩れるわけでもなく、形を保ったまま木から降ろすことができました。それなりの強度を保っているわけです。
必要最小限の材料と労力で役に立つものを作っているのですから、見事といえば見事。
これはこれで巧みな造形なのかもしれません。


抱卵放棄

2024-10-02 21:07:21 | 野鳥
ベランダの脇にあるモチノキの枝にキジバトが巣をつくり、卵を抱き始めたことは、先月23日に書きました。
それから10日経った今日、親鳥が巣から姿を消しました。

昨日も、朝、一時的にいない時間帯があったので、今朝、姿が見えなかった時も「そのうち戻るだろう」と思ったのですが、お昼に見ても、夕方見てもいません。
これはもう、卵を抱くのをあきらめてしまったのでしょうね。

原因は何か?

ベランダの端からよく見えるので、時々、覗いていたのですが、それに嫌気がさしたのか。
それとも、卵に問題があって孵らないと判断したのか。

いずれにしても、ハトに気をつかわなくて済むようになったことには安堵。
とはいえ、かなり寂しい気がするのも確かです。


青鷺

2024-07-07 20:39:51 | 野鳥
都知事選投開票日。
午後8時に投票が締め切られ、開票速報が始まったかと思ったら、現知事・小池氏の当確が打たれました。
予想どおり。あとは私の推した候補がどれだけの票を集めたかが気になるだけ。

今日の最高気温は 37.0℃(隣町アメダス)。
4日連続の猛暑日で、今日がいちばん暑い。

朝、畑で枝豆を収穫し、夕食でビールのお供に。
最高です。旨い!

散歩の途中、野川で漁をしているアオサギをしばらく眺めました。


餌を獲るところは見られませんでしたが、ああやって一日、流れに足を浸していれば快適だろうなぁ、とうらやましく思ったことでした。
明日は、もしかすると、今日よりさらに暑いとか。にわか雨ぐらい、降ってもらいたい。

〈小説推理〉8月号、発売中です。担当のSFレビューで次の3冊を取り上げています――

  • 高野史緒『ビブリオフォリア・ラプソディ あるいは本と本の間の旅』(講談社)
  • 日本SF作家クラブ編『地球へのSF』(ハヤカワ文庫JA)
  • 津原泰水『羅刹国通信』(東京創元社)
『ビブリオフォリア・ラプソディ』は本と文芸作品にまつわる5作からなる短編集。全体を「ダブルクリップでまとめる」趣向も楽しい。
『羅刹国通信』には、大学のミステリ研で津原さんと一緒だった北原尚彦さんによる回想が添えられていて、とても興味深い。
この書評は数日中に双葉社のウェブサイト「CoLoRFuL」に掲載されると思います。

小啄木鳥

2024-06-19 21:06:32 | 野鳥
昨日の雨が嘘のよう。今日は朝からピカピカに晴れました。

朝食後、居間の窓際でコーヒーを楽しんでいたら、庭の木に小鳥が飛んできて、しきりに木の幹を突っつき始めました。
コゲラです。


光の加減で見づらいですが、背中の白い波形模様が特徴。
日本でいちばん小さなキツツキですね。英語名では “Japanese Pygmy Woodpecker”というのだそうな。

留鳥なのでこのあたりにも年中いるはずですが、我が家にはめったに訪れません。
たまに来る時は、きまってカナメモチの木。皮の割れ目に虫がひそんでいるのでしょうか、しきりに突っついてはついばんでいるようです。

模様がきれいだし、仕草もおもしろいので、いつでも大歓迎。
また来て欲しいものです。


巣立ち

2024-05-17 21:01:08 | 野鳥
昨夜は仕事に専念していて日記が書けませんでした。
一昨日の原稿に大きなミスがあり、必死で修正していました。情けない。

で、報告が遅れてしまいましたが、庭の巣箱で育っていたシジュウカラの雛たちが、一昨日、昼前に巣立っていったのです。

飛び立つ前に、巣箱の窓から身をのりだしている雛。


まだ羽の色が黄色っぽく、体も小さいのですが、すぐに飛べるのが驚きです。
家の人の観察では、全部で5羽いたそうです。やや少なめ。

巣箱を出た雛たちは、まわりの枝を飛び交っていましたが、間もなくどこかへ飛び立ってしまいました。しばらくは親と一緒に餌をとる期間がつづくようです。

どうぞ、元気に育ちますように。
そして来年も我が家の巣箱を使ってください。