惑星ダルの日常(goo版)

(森下一仁の近況です。タイトルをはじめ、ほとんどの写真は交差法で立体視できます)

「翼のジェニー」

2005-06-30 22:02:57 | 日記・エッセイ・コラム
 夕方、お酒の量販店へ。
 電話が掛かってくるのです。「30日はワイン全品10パーセント引きですので、ぜひお越しください」と。3か月ぐらい前からでしょうか。割引品を買うときに提示する会員カードの情報を利用しているのでしょうね。
 電話が来たからといって出かける素直な性格ではないのですが、先月も先々月も無視してしまった(というか、雨が降ったりして出かけられなかった)ので、ま、1回ぐらいは、と出かけたのでした。1000円(未満)ワインを3本購入。

 夕食の時に家族で話題になったのですが、こういう電話での宣伝はどのくらい有効なのでしょうか。
 「新聞にチラシを入れるよりはマシじゃない?」
 「効率としてはそうかもしれない。でも、人件費がかかるよね」
 「雇っているアルバイトが手隙の時にやっているんだったら、余分な人件費はかからないのでは」
 「電話代だけよね」
 「こちらにとっても得な情報ではあるのだから、選挙の電話よりはいいかもね」
 というようなところですが、実際、こういう試みは長くは続かないのではと見ています。

 ケイト・ウィルヘルムの短編「翼のジェニー」は、大学のSF研の先輩であるSさんが、最初、ファンジンに訳載。その後〈SFマガジン〉1975年3月号に転載された、知る人ぞ知る名作です。
 今回Sさんご自身のホームページに新訳を掲載。
 作品にたどり着くのには迷路を抜けるような楽しみもあります。ぜひともご覧になってください。


不審者にあらず

2005-06-29 20:20:54 | 日記・エッセイ・コラム
 田舎では「神さまトンボ」と呼んでいたハグロトンボが野川の岸辺にとまっていました。
 デジカメを構えてそっと近寄ってゆくと、「あ! 写真とってる」といって小学3年くらいの女の子が2人駆け寄ってきました。「向こうにもいたよ」とか「どうして写真とるの?」とか「何をとるの?」など、あれこれとやかましい。
 いや、やかましいのはいいのですが、キミたち、見知らぬオジさんに馴れ馴れしく話しかけたりしていいの?

 最近は通りすがりの子どもと言葉を交わすのがはばかられます。嫌な世の中です。

 「きれいなものをとりたいんだけど……」と、腰の引けた応対をしているうちに、母親らしき人が少女たちを呼んでくれました。「さよなら」といって走ってゆく姿が可愛い。本当はもっと親しく話をしたいんだけどね。

HAKIDAME0506  トンボは少女の声に驚いたのか飛び去ってしまったので、今日の写真は道端に咲いていたハキダメギク。
 気の毒な名前は牧野富太郎博士がつけたもの。郷土の大先輩、なんとも罪な命名をしたものです。
 花の直径は5ミリくらい。南アメリカ原産で大正時代に渡来したそうです。先が3つに割れた花弁が可憐。「ハキダメに鶴」という言葉を連想してしまいます(「ハキダメに菊」ですね)。


今年いちばん

2005-06-28 20:56:34 | 日記・エッセイ・コラム
 ひえぇ~。昨日よりまだ暑い。午前中なのに仕事場の寒暖計は36.5度もあるではありましぇんか。

 でも、今日こそは締切突破と心を決め、頭にアイスクールスカーフ(凍らせたボリマーを包み込んだスカーフ。アイスノンみたいなものですが、私にはこちらの方が使い勝手がよい。でも、市場からは消えました)を巻き、扇風機を唸らせながら仕事、仕事。
 その甲斐あって、お昼過ぎにはなんとか原稿を仕上げて送稿。ちょっぴりホッとします。

 夕方、吉祥寺のユザワヤに出かけ、手縫い用の糸を購入。
 気に入っている半ズボンが長年の酷使のため、お尻が抜けかけています。ツギを当て、刺し子ふうにしてサバイバルさせてみたい。そのため、ズボンと同色の糸を探したのです。

 ユザワヤは楽しいな。ホームセンターと同じような楽しさ。素材や道具を眺めているとわくわくします。


ぐったり

2005-06-27 20:31:36 | 日記・エッセイ・コラム
 今日も暑い。急激な気温上昇に体がついてゆけません。
 ぐったり、ごろごろ……という状態で書評用の本を読んだり、意識を失ったり、ほんの少し原稿を書いたり、意識を失ったり。夕方、プールへ出かけて30分ほど泳いだ時だけが、かろうじて筋肉に力を感じた瞬間でした。脳ミソには終日、力が入らず。

 恐竜の復元画でお馴染みの小田隆さんのブログ「鴉工房」
 サイカニア、アパトサウルスといった恐竜の骨格化石からの復元過程がうかがえ、とても興味深い。


子芋

2005-06-26 20:39:33 | 日記・エッセイ・コラム
 今日も芋掘り。
 いや、芋といってはいけないのかな。球根。
 ヒヤシンスの球根を掘りました。

 地上の葉っぱの部分が枯れたので掘り上げたのですが、今年はよく太っています。昨年は小さい鉢で無理をさせ、おまけにたくさん花が咲いていたためか、皮と身の間に隙間がある、痩せた球根でした。それであまり花もたくさんは咲かなかった。
 ところが今年はムキムキと充実。紫色の薄い皮の下から艶のある白い肌が覗いて何とも色っぽいのです。しかも、小ぶりながら新しい球根まで出来ています。
 ヒヤシンスは増やすのが難しいらしいのですが、何という幸運! 3つだった球根が5つも増えて8個になりました。
 秋の植え付けが楽しみ。

 宝塚記念で勝ったスイープトウショウは、先日の安田記念でアサクサデンエンに次いで2位に入ったお嬢さん馬ですね。池添騎手の喜びようはただごとではなかった。
 私は同じ牝馬でもスティルインラブの方に目を奪われてしまい、完敗(といっても馬券は買わず、勝手に予想を立てていただけですが)。
 しかし、今日のレースでデータ表の見方が少しわかったような気がします。次回からはもう少しましな予想ができるのではないか――と願っているのですが……。