電話が掛かってくるのです。「30日はワイン全品10パーセント引きですので、ぜひお越しください」と。3か月ぐらい前からでしょうか。割引品を買うときに提示する会員カードの情報を利用しているのでしょうね。
電話が来たからといって出かける素直な性格ではないのですが、先月も先々月も無視してしまった(というか、雨が降ったりして出かけられなかった)ので、ま、1回ぐらいは、と出かけたのでした。1000円(未満)ワインを3本購入。
夕食の時に家族で話題になったのですが、こういう電話での宣伝はどのくらい有効なのでしょうか。
「新聞にチラシを入れるよりはマシじゃない?」
「効率としてはそうかもしれない。でも、人件費がかかるよね」
「雇っているアルバイトが手隙の時にやっているんだったら、余分な人件費はかからないのでは」
「電話代だけよね」
「こちらにとっても得な情報ではあるのだから、選挙の電話よりはいいかもね」
というようなところですが、実際、こういう試みは長くは続かないのではと見ています。
ケイト・ウィルヘルムの短編「翼のジェニー」は、大学のSF研の先輩であるSさんが、最初、ファンジンに訳載。その後〈SFマガジン〉1975年3月号に転載された、知る人ぞ知る名作です。
今回Sさんご自身のホームページに新訳を掲載。
作品にたどり着くのには迷路を抜けるような楽しみもあります。ぜひともご覧になってください。