惑星ダルの日常(goo版)

(森下一仁の近況です。タイトルをはじめ、ほとんどの写真は交差法で立体視できます)

小蕪

2016-11-30 21:07:40 | 園芸

 コンテナで育てている小カブを、一部、収穫してみました。



 種蒔きが10月3日でしたから、2か月弱。カブは直径4センチほどになっていました。葉っぱも大きく広がっています。残りも、順次、収穫してゆく予定。

 春に初めて育て、糠漬けの美味しさに圧倒されました。このカブも同じように美味しいといいのですが。

 〈小説推理〉1月号(2017年版)が発売になりました。担当のSFレビューで次の4作をとりあげています――

  • ピーター・トライアス 『ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパン』 (中原尚哉訳、新☆ハヤカワ・SF・シリーズ/ハヤカワ文庫SF)
  • 山田正紀 『カムパネルラ』 (東京創元社)
  • 芝村裕吏 『セルフ・クラフト・ワールド』 (ハヤカワ文庫JA)
  • ケイト・ウィルヘルム 『翼のジェニー』 (尾之上浩司ほか訳、アトリエサード)

 『翼のジェニー』はケイト・ウィルヘルム(と、なぜかいつもフルネームで呼ばれます)の初期短編集。SFもしくはファンタジー作品なのですが、目のつけどころが変わっていて、今でも新鮮。


本の整理

2016-11-28 21:09:54 | 日記

 今日はほぼいちにち本の整理。
 仕事場の床に積み上げた本が何本もの柱になり、かなりまずい状態に。なんとかしなくては、といつも思っているのですが、なかなかとりかかれませんでした。

 とりあえず、仕分け。
 捨てる本、田舎の図書館に送る本、取っておく本――この3つにわけます。田舎の図書館というのは、生まれ故郷にある町立図書館。予算が少なく、娯楽本はなかなか購入できないようなので、時々、ミステリやSFなどの比較的新しい本を中心に送っています。

 問題は「取っておく本」。
 手元に置きたいのですが、どこに置けばいいのか。

 良い考えもないまま、また元の床の上に積み上げてしまいました。高さこそ低くはなったものの、何本も本の柱が並んでいるのは同じこと。
 なんとか根本的解決法を考えなくては。


ジャパンC

2016-11-27 20:41:12 | 競馬

 午後、小雨が降り出し、だんだん強くなってきました。
 小止みの間を見はからって、昨日のモチノキ剪定の続き。なんとか濡れずに切り終えることができました。

 さらに、その合間に、競馬ジャパンカップ(2400m、東京競馬場)をテレビ観戦。

 レースは一番人気のキタサンブラックが完勝。1枠1番という願ってもない枠順なので武豊ジョッキーがしくじるはずもないという感じでした。
 スタートよく先頭に立ったキタサンブラックは全体をうまく統率して、最初の1000メートルを61秒というゆったりしたペースに持ち込み、スタミナを温存。最後の直線になっても他の馬にさらに差をつけ、悠々とゴールイン。小雨で芝が濡れていたのも、先行馬には有利だったのかもしれません。

 表彰式では馬主の北島三郎さんが「まつり」を唄ったとか。武さんにマイクを回されることはなかったのかなあ。
 私は勝ち馬投票、してませんでした。キタサンブラックはいいとしても、2着のサウンズオブアースは当てられなかったので、買ってもハズしてましたね。


姫と遊ぶ

2016-11-26 20:51:15 | 日記

 朝、農協の畑へ出かけて大根掘り。
 顧客(つまりは貯金している人だと思いますが)へのサービスで、毎年、行なわれています。プロが育てた大根の収穫のみ、味わわせてもらう。クイックイッと回して引っ張ると、スポンと抜けます。気持ちいい。

 午後は、まず、モチノキの枝を剪定。
 毎年伸びて勢力を広げようとする植木を、そうはさせじとする戦いといっていいかもしれません。大きさを維持しないと、庭じゅうが木々に覆われてしまう。
 あまり不格好にならないように剪定するには、枝ぶりの見極めと、かなりの思い切りが必要。あと、体を捻ったり、腕を曲げたり伸ばしたり。あちこの筋肉に堪えます。

 その後、高千穂遙さんちへお遣いに。
 奥さんが「子猫、見てゆきます?」と言ってくれたので、「はい、喜んで!」と、居間に上がらせてもらいました。

 子猫は高千穂邸にやって来たばかりですが、すっかり落ち着いて、よくなついています。
 仕事場から出てきた高千穂さんと話しながら、猫じゃらしを借りたりして、遊ばせてもらいました。
 名前は「姫」。メス猫です。
 額に、サラブレッドによくあるような「星」模様があるのが特徴的。神秘的な顔立ちと言っていいかもしれない。それと、毛がとても柔らかくて、触ると気持ちいいんです。
 子猫と遊んだのはひさしぶり。癒されます。高千穂さん、ありがとう!


現在と未来

2016-11-25 21:11:49 | SF

 今朝は寒かった。最低気温 -1.7℃(隣町アメダス)。午前6時頃の記録です。
 昨日の雪はまだ屋根や空き地に残っていました。ビチョビチョの雪だったのが、夜の間に凍って擦りガラスみたいになっていたのだと思いますが、それも、朝からの陽射しでどんどん溶けてゆきました。

 〈日経サイエンス〉1月号(2017年の、です)に、米国のSF作家キム・スタンリー・ロビンスン(この雑誌での表記は「ロビンソン」)の「知りえない未来」というエッセイが掲載されています。地球の新しい地質年代として「人新世」を仮定し、人類の行く末を考える特集の一環。

 ここでロビンスン氏は「SFが提示する未来は単なる予測ではなく、現在がどう感じられるかの比喩表現でもある」と述べています。まったく同感。
 SFは、未来予測というより、現在の刺激によってもたらされた幻想を、未来に投影したものといっていい場合がほとんどです。現実の動向に、SFの内容は左右されている。

 ところで、ロビンスンさんはエッセイの最後を、人間の理性とより良い未来を指向する力を信じ、環境問題などをうまく克服するだろうと結んでいます。
 でも、これは今回の大統領選の結果を見る前の意見のようにも感じられるんですよね(米国版では9月号に掲載)。今はどう思っているのかなあ。