ステレオグラムはネムノキ。稲城中央公園のくじら橋のたもとで咲いていました。
写真は夕方、撮ったもので、葉っぱが閉じているのがわかります。このように、夜、葉が合わさるので「眠る木」→「ネムノキ」と名づけられたそうです。
しかし、漢字はなぜ「合歓」という字が当てられるのでしょう。どう見てもエロティックなイメージですよねえ。「夜合樹」という表記もあるようですが、こちらも同様。
〈小説推理〉8月号、発売中。担当のSFレビューで次の4冊を取り上げています――
- 森見登美彦『ペンギン・ハイウェイ』(角川書店)
- 大西科学『さよならペンギン』(ハヤカワ文庫JA)
- フィリップ・K・ディック『未来医師』(佐藤龍雄訳、創元SF文庫)
- ナンシー・クレス『アードマン連続体』(田中一江訳、ハヤカワ文庫SF)
なんと1975年の初演以来、35年ぶりの再演だそうです。私は初演は見ていないので、舞台を見るのは初めて(戯曲は読んでいました)。
時代設定は筒井さんの希望で初演当時のまま。だからケータイはないし、デジカメもインターネットもありません。マッドサイエンティストである地震学者の言説は、古い時代の方が生きますね。
といっても、古めかしい感はまるでありませんでした。ちょっと前の時代の超絶ドタバタコメディ。毒のある笑いが弾け、満員の場内は大いに沸きました。
今回の公演のプログラムブックに、「何が面白いのか――表現行為の根本を問う筒井作品」というエッセイを書かせてもらっています。
そのプログラムブックをすぐ前の席で筒井さんご自身が読まれていてヒヤヒヤしたことはツイッターで少しつぶやきました。
今日の写真(立体視ではありません)は、夕方、武蔵野の森公園の池で見かけたカルガモのヒナ。
生まれたばかりらしく、ちっちゃくて可愛いのです。こしゃくに岸の草をついばんでいました。
ヒナは全部で7羽います。中には勝手に遠征を始める冒険家もいたりして、お母さんガモは気が気ではないようでした。
調べてみると、たぶん間違いないようです。
漢字で書くと「画眉鳥」。目のまわりの縁取りを表現した名前なのでしょうね。スズメ目チメドリ科。中国原産で、飼われていたものが野生化したようです。特定外来生物に指定されています。在来種を駆逐する勢力なんですね。困ったもんだ。
going soloさん、ありがとうございました。
夕方は、またもや小山田緑地の探索に。
今日はトンボ池のある大久保分園を訪ねてみました。小山田緑地はゴルフ場や畑に隔てられる形でいくつもの分園があります。
大久保分園は私ひとりの貸しきり状態でした。人間がいません。
いるのは虫と小鳥。そして生い茂る草や樹木。ナチュラリスト垂涎の地ではないでしょうか。
写真はトンボ池のあたり。水面にはアメンボたくさん。トンボはシオカラトンボぐらいでした。