惑星ダルの日常(goo版)

(森下一仁の近況です。タイトルをはじめ、ほとんどの写真は交差法で立体視できます)

一輪草

2008-04-30 20:27:36 | 草花
 暑い。仕事部屋は28度くらいになっていたのではないでしょうか。着ていたものをどんどん脱ぎ、Tシャツ1枚になって原稿書き。

Ichirinso0804  今日の野の花はイチリンソウ。昨日のニリンソウと同じくキンポウゲ科の多年草。
 この写真も散歩道で撮りました。都立農業高校の実習農園の敷地内に咲いているのをフェンス越しに。名前のとおり、花茎は1本だけで、花が1つですね。

 ニリンソウとイチリンソウ、たたずまいは良く似ていますが、花はイチリンソウの方が一回り大きいのです。3センチから4センチぐらい。ニリンソウは2センチ前後。
 あと、葉っぱがかなりちがいますね。イチリンソウはヨモギに似て切れ込みが大きい。ニリンソウはミツバのような浅い切れ込み。
 一輪車に乗る人は……やめておきます。


二輪草

2008-04-29 20:34:46 | 草花
 連休期間中、深大寺と神代植物公園周辺は大勢の人出で賑わいます。でも、少し裏道に入ると、いつもと変わらぬ静かな散歩道。

Nirinso0804  そんな山道の脇でニリンソウの群落を見かけました。
 キンポウゲ科の多年草。地下茎で増えるので、群落になることも珍しくないそうです。

 二輪草というとおり、2つの花茎の伸びた先に白い花が並んでいることが多いのですが、三輪、四輪のこともあるとか。
 名前を慕ってか、バイクや自転車の愛好家はこの花を愛でるようです(大嘘)。


酢漿草

2008-04-28 20:13:47 | 草花
 バイクを6カ月点検に出し、ついでにガソリンを満タンにしてきました。1リットルあたり125円。
 今度、入れる時はいくらになっているんでしょうかねえ。

Katabami0804  今日の野の花はカタバミ。カタバミ科の多年草。
 実をたくさんつけて、遠くまでバラ撒く。茎を地面に這わせて、行く先々に根を張る。根は深くて、先端に芋をつくる。実にやっかいな雑草で、芝生などにはびこると大変にてこずります。

 葉の赤いやつをアカカタバミと呼んだりもするようですが、緑と赤の中間っぽい色合いの葉っぱのカタバミもあるんですよね。大型で薄紅色の花をつけるのはムラサキカタバミ。
 ムラサキカタバミの茎には糸のような芯があり、子どもの頃、それを絡ませて引っ張り合う「相撲」遊びをしました。また、茎の汁は吸うと酸っぱいので「スイスイ」とも呼びました。

 〈小説推理〉6月号が出ています。担当のSF書評で次の4冊を取り上げました。

  • ジョン・スラデック『蒸気駆動の少年』(柳下毅一郎編、河出書房新社)
  • 小林泰三『天体の回転について』(ハヤカワSFシリーズJコレクション)
  • 小川一水『妙なる技の乙女たち』(ポプラ社)
  • 森岡浩之『騒がしい死者の街』(トクマノベルス)
 すべて短篇集で揃えてみました。長編を次回まわしにするのは、ちょっと問題があったかも。

蔓日々草

2008-04-27 20:51:15 | 草花
 ベランダのプランターでスナップエンドウを育てています。今、10個ぐらい実が生っていてニコニコしているのですが、今日、家族が「葉っぱが病気ではないか」というのです。
 エンドウの葉が斑入りなのは当然と思ってこれまで気にしていませんでしたが、よく見てみると確かに怪しい。葉の中に潜り込んで緑色の部分を食害しているやつがいるようです。

 調べてみると、エカキムシ(ハモグリバエ、ハモグリガ)のようです。薬は使いたくないので、しばらくは葉の上から虫を潰す作業が続きそうです。

Turunichi0804  今日の野の花はツルニチニチソウ。キョウチクトウ科の多年草。
 もともとは園芸品種のようですが、今では野生化しているといっていいでしょう。この写真は近所のお宅の垣根に絡み付いているのを撮りました。

 ハナビラにのっかっているのは、カメムシの幼虫のようです。もと生物部員だった家族の言では、これから羽が生えて背中のぶつぶつを隠すのだとか。
 もう1匹、動物が写っていますが、おわかりでしょうか。


ボトルネック

2008-04-26 20:27:21 | サイエンス
 森山和道さんのウェブ日記経由で知った「人類は7万年前に絶滅寸前の状態に追い込まれれていた、国際研究グループ」という記事。

 記事によると、危機は数万年つづいた旱魃の結果と推測されているようですが、従来いわれていたスマトラ島のトバ火山の噴火(我々が知り得る範囲内で最大なのだそうです)の影響はどうなのでしょう。時期がちょうど一致するのが、気になります。

 トバの噴火の影響については、さほど大したことはなかったという意見が、インドの遺跡の様子などから出されたりもしていますが、やはり大変なことだったのではないかなあ。ほぼ赤道直下の火山なので、噴煙が地球をとり巻くと、アフリカも大きな影響をうけたはず。

 いずれにせよ、人類が一時「2000人未満の集団にまで減少した」というのは驚くべきことですよねえ。これまで、ボトルネックの際の人口が、ここまではっきりと語られたことはなかったように思います。