惑星ダルの日常(goo版)

(森下一仁の近況です。タイトルをはじめ、ほとんどの写真は交差法で立体視できます)

12階

2015-01-31 21:05:50 | 季節

 すっかり晴れました。強い陽射しに昨日の雪が溶けて、午前中はずっとポタポタと音をたてていました。

 

 夕方、散歩の途中、市の文化会館に立ち寄って、12階の展望室まで階段を上りました。気晴らしと運動を兼ねています。

 

 展望室から望む西の山並みの一部。日没後40分ぐらい経った、午後5時45分の景色です。

 

 

 空に輝いているのは宵の明星。

 冷たい北風にのって雪雲が富士山の方向に流れてきています。雲の左(南)端からは、薄いカーテンのようなものが垂れ、雪が舞っているのがうかがえます。
 富士のちょうど真上に見える雲。立体視すると、かなり手前にあることがわかりますね。


農文協・農業書センター

2015-01-30 20:44:03 | 本と雑誌

 朝、起きた頃から雪が降り始め、お昼には5センチぐらい積もりました。びちょびちょの雪。

 

 その後、雨になり、少し溶けましたが、雨があがった夕方になっても、シャーベットのような雪が溶け残ってあちこちにあります。明日の朝は路面の凍結に注意しなくては。

 

 昨日、依光隆さんの展覧会に行ったついでに、初めての本屋さんに寄ってみました。農文協(農山漁村文化協会)の農業書センター。
 神保町交差点南西角にあります。岩波ホール脇のドラッグストア店内の階段を上って3階。ちょっとわかりにくい場所ではあります。

 

 店内には農文協の出版物に限らず、農業、園芸、環境などに関する書物がたくさん並んでいます。棚の一画には「ミミズ」などというコーナーもあり、眺めているだけで幸せ。

 

 ベランダ菜園の参考書を一冊買いました。『コンパニオンプランツで 失敗しらずのコンテナ菜園』という本。
 これでますます春が楽しみに。


挿絵画家 依光隆展

2015-01-29 21:12:27 | アート・文化

 午後、神保町まで出かけ、文房堂ギャラリーで「挿絵画家 依光隆展」を見ました。

 

 依光隆さん(1926-2012)は、SFファンならば〈ペリー・ローダン〉シリーズの文庫表紙でお馴染みの方。
 最初に手がけたのが1956年の瀬川昌男『火星にさく花』だといいますから、SFには縁が深いのですが、お仕事の範囲は児童向けの小説、伝記、一般向けノンフィクション、戦記もの、果ては新聞報道用の法廷スケッチまで、多岐にわたっていたそうです。

 

 今回の展覧会は、その全容とまではゆきませんが、幅広い範囲の作品約250点と、それらが使われた書籍などを展示、依光さんの活躍ぶりを振り返るもの。年明けに、出身地・高知の県立美術館での展示の後、東京展が開催されています(31日土曜日まで)。

 

 私の印象では、やはりSF、それにルパンやホームズの児童書だったのですが、こんなにたくさんの仕事をなさっていたことを知って驚きました。50年以上にわたって挿絵や装丁画の第一人者だったのですから、それも当然なのかもしれません。

 

 今回、動物画や戦艦、戦闘機などにも素晴らしい腕を揮ったことを知りましたが、依光さんといえばなんといっても人物。特に、その表情が印象的。リアルでいて、内面の輝きを感じさせ、やはり児童書にはぴったりだったと思います。戦後の前向きなドラマに向いていたのではないでしょうか。
 展示された絵のなかに、確か「ショートショート集」用のものがあり、福島正実さん・眉村卓さん・小松左京さん・光瀬龍さんとおぼしき4人が描かれていたのですが、どなたも、とてもハンサムで凛々しいので、思わず微笑んでしまいました。

 

 人を見る依光さんの目が優しく、長所をしっかり捉えられていたということだと思います。
 次女の坪野亜朱(あす)さんへのインタビューからは、生前の依光さんがいかに多忙だったかが伝わってきます。


2015-01-28 20:36:19 | 園芸

 昨年の10月下旬に種蒔きをしたスナップエンドウ。
 スクスクと育ち、もう30センチほどになりました。花が咲き、実もなりはじめています。

 

 育ち方が早過ぎるので、寒い時期を越せるのかどうか心配だったのですが、今のところダメージを受けている様子もなく、大丈夫なようです。
 このままだと、春はエンドウが早くから食卓にのぼりそう。

 

 ところで、今日、ベランダに4鉢並んでいるエンドウを眺めていると、いちばん端の株の蔓の先端近くの葉っぱに、虫に食われたような凹みがあります。そばには黒い点も。糞?
 重なり合った葉っぱを指でかきわけてみると、長さ3ミリぐらいの青虫がいるではありませんか!

 

 こんな季節によくもまあ頑張って生きているものです。感心しました。
 とはいえ、そのまま食害を見逃すわけにはいきません。気の毒ではありますが、取り除いて潰してしまいました。成仏してくだされ。


晴れた!

2015-01-27 21:38:16 | 日記・エッセイ・コラム

 夜明け前だったか、雨の音がするのを布団の中で聞いていました。
 7時過ぎに起きた頃には、ほぼやんだ状態。
 それから、見る見るうちに晴れてきてあっという間に青空が広がりました。しかも、とても暖かい。
 春の先取りという感じで、良い気持ち。

 

 でも、夕方には北風が吹いてきて、夜にはちょっと降りそうに。

 

 〈小説推理〉3月号が発売になりました。担当のSFレビューで次の3冊を取り上げています――

  • 中村融編『宇宙生命SF傑作選 黒い破壊者』(創元SF文庫)
  • 神々廻楽市『鴉龍天晴』(ハヤカワSFシリーズJコレクション)
  • 芝村裕吏『宇宙人相場』(ハヤカワ文庫JA)

 「神々廻楽市」は「ししば・らいち」と読みます。『鴉龍天晴』は第2回ハヤカワSFコンテストの最終候補作ですが、いやあ、実に面白い。これまで出版された同コンテスト受賞/候補作の中ではピカイチでしょう。

 

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