惑星ダルの日常(goo版)

(森下一仁の近況です。タイトルをはじめ、ほとんどの写真は交差法で立体視できます)

亀虫

2008-07-31 20:38:13 | 自然
 仕事で2日ばかり家を空けていました。
 で、帰って来たと思ったら、土・日はまた法事のため田舎に帰らねばなりません。

 今日の東京は比較的しのぎやすかったのですが、出先で、暑い中、走り回っていると、体中の水分が飛んでいってしまいそう。日本の夏は大変です(特に南国は)。

Kamemushi0807  写真はママコノシリヌグイの花にいるカメムシ。
 何カメムシでしょうか? 私には知識がありません。

 人間でいうと「左肩」のあたりに赤い丸いものが付いていますねえ。これも何なのか、見当がつきません。もしかして、卵?

 写真の左下隅に見えるママコノシリヌグイの茎にも注目してください。鋭いトゲは、触ると痛いんですよぉ。


星五位×2

2008-07-28 20:39:30 | 野鳥
 夕方、市民プールへ行く前に野川を覗いてみると、流れの中の岩にホシゴイが2羽、休んでいました。兄弟(姉妹?)でしょうか。
Hoshigoi0807  背中の星印がきれい。でも、頭の先っちょの羽根が乱れているのが気になります。若者なので、そんなヘアスタイルなのだと息子はいうのですが……。

 プールでいつものように泳いで上がろうとしたら、オジさんにつかまった。ちょっと話し相手になれよ、というのです。
 オジさんは夏バテで1週間ばかりプールをさほっていたらしい。どうりで顔を見ませんでした。
 「ビールとか水ものばかり飲んでたらスタミナ無くなっちゃって」という。

 オジさんは音楽好きで、今はボサノバギターを練習しているらしい。
 そんなことからブラジル音楽の話になったのですが、途中、カエターノ・ヴェローゾの名前が出てこなくなって困りました。手がかりはあっても、名前の部分がまったくの空白。頭がおかしくなったんじゃないかと思うぐらい、何も思い出せません。
 歳のせいだと思うのですが、それにしても話が続かなくなるので困る。自転車を漕いで家へ帰る途中で、ポッとヴェローゾの名前が浮かんできました。どこへどういうふうに隠れていたんだか。 


お湿り欲しい

2008-07-27 20:14:56 | 日記・エッセイ・コラム
 夕方、雷鳴が轟き、ポツポツと来たのですが、わずかに地表が濡れただけ。植物への恵みにはなりませんでした。
 人間のためにも、もう少し降って欲しかったんだけどなあ。

 北の埼玉あたりでは2日ほど前から盛大に降っているようなのに、ちょっと位置がずれるとまるでダメ。ネットで雨雲のレーダー図を楽しみに見ていると、近づいてくるにつれて雲が消えてしまうんだもの。イヤになっちゃいます。

 〈小説推理〉9月号が発売になりました。担当しているSFレビューで次の4冊を取り上げました――

  • マイクル・コーニイ『ハローサマー、グッドバイ』(山岸真訳、河出文庫)
  • ジョン・スコルジー『遠すぎた星 老人と宇宙2』(内田昌之訳、ハヤカワ文庫SF)
  • 野田昌宏『風前の灯! 冥王星ドーム都市』( 創元SF文庫)
  • 北野勇作『レイコちゃんと蒲鉾工場』(光文社文庫)
 コーニイは私がデビューした当時、サンリオSF文庫でしきりに紹介された英国のSF作家。今回、新訳で読んでまったく古びていないのに驚嘆しました。このところ英国SFばかり気に入ってて困りもんです。

北沢川緑道

2008-07-25 20:44:34 | 音楽

 耳について離れない歌というのは時々あるもので、今の私にとってそれは「霧雨の北沢緑道」(→YOUTUBE)。
 ペーソスというオヤジ2人のユニットが歌っているコミックソングです。「軍隊小唄」に似たメロディーなんですが、サビの「血糖値が高いから 中性脂肪が多いから 前立腺が腫れてます……」のところがバツグン。
 先週の「ゴンチチ 世界の快適音楽セレクション」で聞いて以来、ついつい口ずさんでしまいます。今日は家内に聞きつけられ、「それは、変!」と言われました。

 もうちょっと季節が良くなったら北沢緑道(正しくは「北沢川緑道」なんでしょうか)まで自転車で出かけたい。一部は、以前、通ったことがあるみたいですが、今度は端から端まで歩いてみよう。「血糖値が高いから……♪」と歌いながら。


青目虻

2008-07-24 20:29:57 | 自然
Aomeabu0807  先日、野川を散歩している時に見かけました。双翅目ムシヒキアブ科ムシヒキアブ亜科のアオメアブ。
 名前の由来は、この目玉を見れば一目瞭然でしょう。体長3㎝ほど。巨大なアブです。

 とまっていたのはカヤの葉っぱ。地上1メートルぐらいの目につきやすいところです。
 目につきやすいというのは、逆にいえば見晴らしが良いということですよね。おそらく周囲をじっと見張っていたのでしょう。他の虫が飛んでくると、すぐに飛び立ち、追いかけてゆきました。

 石井誠著『虫の顔』(八坂書房)によれば、「見かけはこんなに美しい虫なのに、思いのほか獰猛で、飛んでいるトンボやコガネムシ、ハンミョウなど大型でがっしりとした虫を狩り、エサにしています」とのこと。突き出した口吻を獲物に突き刺し、体液を吸うのです。
 怖いと思うか、カッコイイと思うか。人それぞれでしょうね。私は「美しい生体兵器」というような印象を持ちました。