午後、バイクで都心方面へ出かけ、初台付近で少し時間をつぶす必要が生じました。
これを良い機会に路地裏散歩。甲州街道の南側、山手通りの外側あたりをうろつきました。
代々木郵便局から通りを東へ渡り、アパートや小さなビルが建ち並ぶ裏通りへ入ると、不思議な階段が目につきました。
上の方は広くて3メートルぐらい幅があるのに、途中でぐんと狭まり、下端は1メートルぐらいしかありません。そのまま建物の間の小路へ続いています。
階段の上の道路と下の小道をつなぐ階段で、35段ぐらいあったでしょうか。名前はあるのかな?
歩いてみると、このあたりは高低差がけっこうあります。
国土地理院のデジタル標高地形図で見ると、ここは渋谷川の上流地帯で、武蔵野台地の末端をいくつもの谷がえぐっていることがわかります。「初台」という地名は、台地の上の標高が高い部分を指すのでしょうね。谷は、このあたりでは河骨川というみたい。下流は宇田川で、さらに渋谷川へと流れ込んでゆきます。
以前は多摩丘陵をよく歩きましたが、武蔵野台地の末端を探るのも楽しそう。