惑星ダルの日常(goo版)

(森下一仁の近況です。タイトルをはじめ、ほとんどの写真は交差法で立体視できます)

階段

2021-01-31 20:43:38 | まち歩き

 午後、バイクで都心方面へ出かけ、初台付近で少し時間をつぶす必要が生じました。

 これを良い機会に路地裏散歩。甲州街道の南側、山手通りの外側あたりをうろつきました。
 代々木郵便局から通りを東へ渡り、アパートや小さなビルが建ち並ぶ裏通りへ入ると、不思議な階段が目につきました。

 上の方は広くて3メートルぐらい幅があるのに、途中でぐんと狭まり、下端は1メートルぐらいしかありません。そのまま建物の間の小路へ続いています。

 階段の上の道路と下の小道をつなぐ階段で、35段ぐらいあったでしょうか。名前はあるのかな?

 歩いてみると、このあたりは高低差がけっこうあります。
 国土地理院のデジタル標高地形図で見ると、ここは渋谷川の上流地帯で、武蔵野台地の末端をいくつもの谷がえぐっていることがわかります。「初台」という地名は、台地の上の標高が高い部分を指すのでしょうね。谷は、このあたりでは河骨川というみたい。下流は宇田川で、さらに渋谷川へと流れ込んでゆきます。

 以前は多摩丘陵をよく歩きましたが、武蔵野台地の末端を探るのも楽しそう。


音楽視聴

2021-01-30 21:22:20 | 音楽

 朝はポップス、午後はクラシック(?)。

 朝7時20分からのNHK・FM、ピーター・バラカンさんDJの「ウィークエンドサンシャイン」はフィル・スペクター追悼特集。
 訃報に接した時に書いたように、若かりし頃、彼の名は特別な輝きを放っているように感じたものです。基本的にはシングル盤つくりの神様といっていいと思います。
 バラカンさんは年代を追いながら彼の業績を紹介してくれていました。ずっと聞いていたわけではなく、他の仕事をしたりだったので、これから録音をじっくり聞き直したいと思っています。

 午後3時からは海老名市文化会館で開かれた「 Piano Fantasy!!  森下唯 ピアノコンサート 」を、オンラインでライブ視聴。
 モーツァルト、「アキバ・ポップ」、デュカス「魔法使いの弟子」など。指使いがアップで見られるのが楽しい。
 家で聞く生演奏というのも、また格別なものですね。


金屏風

2021-01-29 20:51:43 | まち歩き

 畑仕事が消滅したので、午前中のスケジュールがものたりない感じ。
 代わりに今日は散歩を入れてみました。45分、4500歩。
 ちなみに、外出する時は足首ウエイトは外します。

 夕方にも、もう一度散歩。

 中央自動車道をまたぐ池ノ上橋から見た富士山が凄かった。

 夕映えに浮かぶ姿がまるで金屏風の絵のよう。
 北風に舞い上がる雪煙のように見える灰色の雲がいかにも寒そうです。

 今日、いちばん感激したのは「コロナの増殖抑える物質を発見『治療薬の有望な候補』」(朝日新聞)というニュース。

 国立国際医療研究センターなどのチームが新型コロナウイルスの増殖を抑える物質を発見したというもので、二つあるうち、「2420は新型コロナの治療薬として使われているレムデシビルとあわせて使うことで、ウイルスの増殖が使用前に比べて1億分の1まで減るなど、ほぼ完全に抑えることができた」。
 特効薬になりそうですね。早く実用化できることを祈ってます。


撤収

2021-01-28 21:00:42 | 市民農園

 朝、市民農園の耕作を終了し、畑を片付けてきました。

 期限は月末まで。すべてを取り払い、まっさらにして戻さなければなりません。
 ま、こんなものかな。

 ご覧のとおり、周囲の区画はすでに撤収しています。
 40ぐらいある区画のうち、今日まで耕作物が残っていたのは、私のぶんを含めて4区画だったでしょうか。早めに終えてしまう人が多い。なかなか最後まで栽培するというわけにはゆきませんからねえ。

 3年前の4月から2年と10か月、ずいぶん楽しみませてもらいました。始める前には、こんなにハマるとは思ってもみませんでした。
 来期もぜひ、当選したいものです。

 〈小説推理〉3月号が発売になりました。担当のSFレビューで次の4冊を取り上げています――

  • キム・チョヨプ『わたしたちが光の速さで進めないなら』(カン・バンファ&ユン・ジヨン訳、早川書房)
  • 久永実紀彦『七十四秒の旋律と孤独』(東京創元社)
  • 十三不塔『ヴィンダウス・エンジン』(ハヤカワ文庫JA)
  • 竹田人造『人工知能で10億ゲットする完全犯罪マニュアル』(ハヤカワ文庫JA)

 『わたしたちが……』のキム・チョヨプさんは韓国の女性作家。フェミニズム的側面もある、なじみやすくて深いSFを書かれています。


千切れ雲

2021-01-27 20:57:40 | まち歩き

 昨日につづいて〈日経サイエンス〉3月号の記事を熟読。

 「アルマで探る新世界」は、太陽系外の惑星を観察し、成り立ちを調べる話。
 「ALMA」は「アタカマ大型ミリ波サブミリ波干渉計」の略。南米アタカマ沙漠に設置されたいくつもの電波望遠鏡を組み合わせて高解像度を得ているという。
 多数の「原子惑星系円盤」の姿にわくわくしました。

 「DNA解析が明かす先史ヨーロッパ農耕民による狩猟採集民の征服」は、8000年前、中東の肥沃な三日月地帯から移動した農耕民が、ヨーロッパの森にいた狩猟採集民とどのような関係をもったかを解説した記事。
 日本の縄文人と弥生人の関係も似たようなものだったのかなあと夢想しました。

 〈日経サイエンス〉の記事をこんなにじっくり読むのはひさしぶり。いつもは時間がなくて斜め読みで済ますことが多いのです。
 ゆっくり読めば、そのぶん面白さも増します。
 本はゆっくり読もう。

 日没後間もない時間に、市の中心部に向かって散歩。空には夕日に染まる雲が散らばっていました。

 今日は旧暦12月15日。帰り道、暗くなりかけた空には15夜の月が昇っていました。