惑星ダルの日常(goo版)

(森下一仁の近況です。タイトルをはじめ、ほとんどの写真は交差法で立体視できます)

犬酸漿

2009-10-31 20:40:07 | 草花
 当ブログと同じように、交差法による立体写真を掲載しているブログがありました→赤兵衛さんの「携帯3D」
 ずいぶん昔からやっておられるようで、大先輩であります。

Inuhozuki0910 今日のステレオグラムはイヌホオズキ。ナス科ナス属の一年草です。
 夏からあちこちで見かける雑草ですが、今は青い実をつけているのが多い。実は熟すと黒くなります。

 一見、愛らしいのですが、草全体に毒があるので要注意です。毒はソラニンというアルカロイド。ジャガイモの青い皮や芽に含まれるのと同じものですね。
 別名、バカナス。ワルナスビという、同属の雑草もよくはびこっています。

 葉っぱがエカキムシに食害され、見苦しいですね。こういうのも自然でいいかなと思って撮りましたが……。ご勘弁を。

 「イヌ――」という植物はやたらにあります。イヌノフグリ、イヌビエ、イヌビユ、イヌガラシ、イヌツゲ……。エノコログサもそうですね。
 イヌに比べるとネコのつく植物は少ない。ネコジャラシ、ネコヤナギ、ネコノシタ。
 この数の違いはどこから来ているのでしょうか。イヌの方が人間と暮らした時間が長いから? それとも、イヌが外を駆け回るせいでしょうか。


埃茸

2009-10-30 20:53:52 | 草花
 ジェニファー・アッカーマン『からだの一日』(鍛原多恵子訳、早川書房)を読んでいたら、運動は午後遅くから宵の口にするのが良いと書いてありました。なんでも肉体はこの時間帯、一日のうちで最高の状態になるらしい。

 列記されている理由を書いてみますと、この時間帯には――

  • 筋肉がもっとも強くなる
  • 関節はもっとも柔軟になる
  • 手と背骨は早い時間にくらべ約6パーセント強靭になっている
  • 筋肉もよくつく
  • 気管が広がり呼吸が楽になっている
  • 心臓は効率よく働く
  • 反応時間はもっとも早い
 さらに深い理由として、体の深部体温がこの時間帯にピークとなる。そのため上記のようなことになるというのです。
 夕方の部活(ポッカール&ウオーキング)には良い励みとなりました。

Hokoritake0910 今日のステレオグラムはホコリタケ――でたぶん間違いないと思います。野川公園の芝生で見かけました。
 直径は2センチぐらいでしょうか。ころころと丸いのが群がっているのが可愛い。数日前の雨のせいで出現したようです。

 別名はキツネノチャブクロ。
 「茶袋」ってこんなに丸いのもあるのでしょうか。キツネの持ちものだから、こういうのもありそうだということかもしれませんね。
 ちなみにコミカンソウ(小蜜柑草)も「キツネノチャブクロ」と呼ばれることがあるようです。小さな丸い実が同じく茶袋に見立てられたのでしょう。


野菊

2009-10-29 20:44:08 | 草花
 佐賀のキンメダイ漁船「第1幸福丸」遭難で助かった3人は本当に良かった。救助作業はあきらめずに続けなければいけないことを痛感しました。

 4日間、船内に閉じ込められて助かった奇跡については、色々と言われていますし、この後も新たな事実が出てくることでしょう。気になって記事を追いかけていますが、結局は、体力を温存し、出来るだけ長く生き延びることが、救出につながるということなのでしょうね。残る4人の奇跡も祈っています。

Nogiku0910 今日のステレオグラムは、たぶん、ノコンギク(野紺菊)。
 ヤマジノギクだとかカワラノギクだとかヨメナだとか、似たような花があって私には見分けがつかないのですが、どれも「野菊」で片付けていいのでは。

 今年はなかなかめぐり合う機会がなく、ようやく見かけましたが、そろそろ花も終わりのようです。
 遠い山から小寒い風が吹いてきて花を揺らす季節です。可愛い野菊、薄紫よ~♪


今日の夕陽

2009-10-28 20:29:48 | 日記・エッセイ・コラム
Sunset0910 浅間山公園から撮りました。少し靄がかかった感じで、赤くて大きな夕陽でした(ステレオグラムになっています。クリックで大きくした写真を交差法でご覧ください)。
 見えているカマボコ屋根は、たぶん、府中市の生涯学習センター。その向こうは府中市の中心部方面だと思います。

 〈小説推理〉12月号が発売になりました。担当しているSFレビュー欄で次の3冊を取り上げています――

  • ジョージ・R・R・マーティン『洋梨形の男』(中村融編訳、河出書房新社)
  • ジャック・ヴァンス『ノパルガース』(伊藤典夫訳、ハヤカワ文庫SF)
  • 津原泰水『バレエ・メカニック』(早川書房)
 中村融さんは今月『ロマンティック時間SF傑作選 時の娘』(創元SF文庫)も上梓していますね。このところアンソロジストとしての活躍が凄い。

桜ヶ丘公園

2009-10-27 20:36:51 | まち歩き
 台風20号はほとんど影響を与えずに通り過ぎてゆきました。良かった、良かった。

 快晴の今日は、午後、バイクで多摩川原橋を渡り、矢野口から川崎街道を西へ。自宅からちょうど10キロの場所にある都立桜ヶ丘公園へ出かけてみました。所要時間、片道15分。

 明治天皇がうさぎ狩りに来ていたという地にある公園で、いくつかの小山と谷川とからなる自然豊かな場所です。山道を手軽に散策するのにもってこい。

 私には他に目的があって、それはいうまでもなくポッカールを走らせること。土の山道には適当な場所がありませんが、園内のメインストリートともいうべき遊歩道は舗装され、あちこちでコースがとれます。
 今日は駐車場から大松山のふもとまでと、ひぐらし坂からお花見坂まで下る道、さらに、隣接する多摩市立大谷戸公園の広場周辺などで楽しみました。

 桜ヶ丘公園の東南には、これまた多摩市立の連光寺公園が隣り合っていて、3つの公園は一体となり、大きな雑木林を形成しています。
 連光寺公園内の道は傾斜がきつくポッカールは無理。そのかわり、樹木が生い茂り、手入れもあまり行き届いていない(今日の時点では)ので、深山幽谷に足を踏み入れたかのような趣があります。
Sakurgaoka0910

 写真は桜ヶ丘公園内の山道が交差する地点(ステレオグラムになっています。クリックで大きくした写真を交差法でご覧ください)。
 林の中まできれいに手入れされ、なんだかつまらない気さえします。