惑星ダルの日常(goo版)

(森下一仁の近況です。タイトルをはじめ、ほとんどの写真は交差法で立体視できます)

目には目を

2020-09-30 20:47:14 | テレビ

 アメリカ大統領選テレビ討論。
 トランプ氏が相手の話を聞かず、自分の言い分ばかりを述べ立てることは予想どおり。むしろバイデン氏がトランプ氏を激しく非難したことに注意を引かれました。

 意外というほどではありません。「個人攻撃をしかけてくるだろう」と言っていたので、対策を立てているのだろうと思っていました。
 相手にせず、冷静に自分の主張のみを述べるやり方もあったはず。しかし、それでは気が弱いという印象を聴衆にあたえると判断したのでしょうか。強く言い返す戦術を選択したようです。

 討論の内容的にはバイデン氏が優勢でしょう。トランプ氏は政策らしいものを打ち出していません。

 しかし、トランプさんがらみの選挙は討論会の情勢とは無関係だからなあ。投票結果が出るまでわからない。というか、今回は結果が出てもわからないかも。

 夕方の散歩は野川の北岸。
 自宅からいったん下流方向へ歩いて、祇園寺通りの大橋たもとで水辺への階段を下りました。岸辺を、今度は上流へ向かいました。
 護岸に植えられた芝桜がたくさん枯れているのが目立ちます。きっと8月の暑さにやられたのでしょう。
 その間、じっと土の中で待ち構えていたヒガンバナは元気。赤花、白花ともに咲き誇っています。

 榎橋、琥珀橋、又住橋、橋場橋と橋をくぐってゆくと親水公園。公園内の中耕地橋をぬけ、飛び石を渡って南岸へ。南岸の遊歩道を我が家へと向かいました。

 開花が遅れているキンモクセイがようやくつぼみを膨らませてきました。時おり、香りが漂ってくることがあります。


夕焼

2020-09-29 21:10:32 | 天気

 深大寺から池上院へ下る坂を通り、中央自動車道を抜けると野川のほとり。
 そこで西の方を見ると、低い空の雲が深紅に染まっていました。

 きれいだなあ、と思いましたが、中央道の高架や高層住宅が西の空を塞いでいて、見通しがよくありません。
 夕映えの色は一瞬のうちに移ろうので、少し見えただけでもしあわせかと思いながら、野川沿いを下流へ。又住橋で佐須街道を横切るところで西の空が開けました。

 午後からは雲の多い天気でしたが、この夕焼を見ると、明日は晴れかな。たまっている外の仕事が出来そうです。


公園のベンチで

2020-09-28 20:15:38 | 日記

 図書館からの帰り道。途中の児童公園でベンチに腰を下ろしました。

 そこそこの広さがある公園で、近所の子どもたちのほかに、放課後の学童保育の児童たちも遊びに来ていて、ちょうど引き上げようとするところ。引率の先生(といっていいのか、世話する大人)が、「帰りますよ」と声をかけています。
 ほぼ全員が出口近くに集合しましたが、1人、機嫌をそこねたらしい男の子が、反対側の隅にしゃがみこんだままです。

 先生が近寄って、何か声をかけています。一緒に帰りましょうと言っているのでしょう。
 子どもはしゃがんで両手で顔をおおったまま。
 先生はいったんその場を離れかけましたが、すぐにもう一度、引き返して説得を続けています。
 子どもは同じ姿勢のまま、動こうとしません。

 集合している子どもたちのうちの1人が気づいて、しゃがんだ子のところに駆けてゆきました。女の子です。もう、1人、やはり女の子がその後に。
 しゃがんだ子は仲間の声にも聞く耳をもたないようです。

 どうなるんだろうと思いながら公園の木立の上を見ると、綿をちぎったような雲が空をゆっくりと動いていました。

 今日はひさびさの良い天気で、散歩の途中、公園で少し時間を過ごそうと考えたのも、このお日和を味わいたかったからです。
 気持ちよさそうな空だなあと思いながら、どれくらい見上げていたでしょうか。

 空から目を下ろし、公園を見渡すと、もう学童保育の子どもたちも先生もいなくなっていました。しゃがみこんでいた子の姿もありません。
 私も腰を上げ、帰宅の途につきました。


庭、冬仕様へ

2020-09-27 21:00:22 | 園芸

 まずは競馬、神戸新聞杯。目下5連勝負けなしの2冠馬コントレイルが秋の初走り。ダービー以来の走りっぷりを見たくて。

 馬券は買わずにテレビ観戦のみ。
 のつもりが、見始めるのが遅れ、プレイバックの途中から。あとでJRAのサイトでも確認しましたが、やはり余裕で勝って6連勝を決めてました。
 お父さんのディープインパクト譲りの「飛ぶ」ような走りは、今日は必要なかったみたいで、最後の直線、スルスルっと前に出て2馬身差で優勝。菊花賞が楽しみです。

 もうひとつの楽しみ、大相撲千秋楽は録画したまま、まだ見てません。これからじっくり楽しみます。

 日中の作業は庭の片付け。夏の間にプランターで育てていたミニトマトやゴーヤを処分し、冬のイチゴ栽培などの準備をしました。

 もともと台に載せていたプランターを、さらに高くして陽射しを少しでも多く獲得しようとしています。

 夏は腰ぐらいの高さの台。冬用はそれに継ぎ足して胸ぐらいの高さにしました。今はプランター2つにブロッコリーを植えています。
 イチゴ苗は、8月、あまりに暑かったせいで(と思うのですが)、うまく育てられなくて、なんとか8株だけが生長中。もう少し買い足そうと思っています。


貸本屋時代

2020-09-26 21:01:40 | 本と雑誌

 午後、用があって街中をあちこち。
 最初はほとんど降ってなかったのですが、そのうち本降りになり、足もとはグショグショ。スニーカーだったのです。

 途中、駅前の真光書店に寄り、〈つげ義春大全〉の第6回配本を受け取りました。7巻「墓をほる影/妖刀村正」と11巻「女忍/鬼面石」の2冊。
 これで全22巻のうち、12巻が揃いました。

 このところ、貸本向けに書いた作品の収録が続いています。というか、つげさんのマンガの大半は貸本向けだったといっていいのかもしれません。22巻のうち、1巻から14巻あたりまでがそうだと思われます。その間に、雑誌向けのものも挟まれてはいますが。

 戦後、テレビが普及するまでは、貧しい若者の娯楽の中心は貸本マンガだったのですね。
 中卒で就職し、昼間は工場や商店で働き、夜、銭湯の帰りに貸本屋に寄って1冊借りてアパートの部屋に帰る。そんな生活パターンが思い浮かびます。男女ともにそんな境遇の人たちが多かったので、貸本マンガも男性向けと女性向けとにわかれていました。

 つげ義春さんの貸本マンガはそうした読者の精神的飢えを満たしていたのでしょう。と同時に、作者にとっては自己表現の場でもあったはず。

 そんなことを考えながら、入手した本のページを繰りました。