いつまでこんなお天気なのか知りたいのです。天気予報屋さんの言うことは当たらないし……。
『ボクハ・ココニ・イマス』も考えようによってはパラレルワールドものといっていいかもしれません。現実とはちょっと違う熊本が舞台。日銀の代わりに肥乃国銀行があったり、熊本朝日放送の代わりに夕陽熊本放送があったりします。
今日も一日曇って気温は上がらず。サクラは木や枝によって開花状況に差があり、「ソメイヨシノは一斉に咲く」という常識が覆されています。低温のため、本来はわずかだった差が大きく引き伸ばされているんだろうな。
発売中の〈小説推理〉5月号、担当しているSFレビューで次の5冊を取り上げました――
- 新井素子『もいちどあなたにあいたいな』(新潮社)
- デイヴィッド・アンブローズ『リックの量子世界』(渡辺庸子訳、創元SF文庫)
- 梶尾真治『ボクハ・ココニ・イマス 消失刑』(光文社)
- 『ゼロ年代SF傑作選』(SFマガジン編集部編、ハヤカワ文庫JA)
- 『日本SF全集 第二巻』(日下三蔵編、出版芸術社)
『ボクハ・ココニ・イマス』も考えようによってはパラレルワールドものといっていいかもしれません。現実とはちょっと違う熊本が舞台。日銀の代わりに肥乃国銀行があったり、熊本朝日放送の代わりに夕陽熊本放送があったりします。
今日は梶尾真治さんの『ボクハ・ココニ・イマス 消失刑』(光文社)を、熊本市内の地図を参照しながら読み返しました。
主人公の浅見克則の足どりが具体的にわかってとても面白い。どこを歩いたかを、梶尾さんが詳細に書いてくれているんですね。
主人公の浅見克則の足どりが具体的にわかってとても面白い。どこを歩いたかを、梶尾さんが詳細に書いてくれているんですね。
使った地図はネットのグーグルとヤフーのもの。地図そのものと航空写真を交互に見ながら、ああ、この河川敷をこちらに歩いたのだなあ、とか、おお、ここは本当に空き地になっているんだ、とか。
熊本は中学校の修学旅行で1回行ったきり。お城の記憶ぐらいしかないのですが、こうやって小説の主人公をアバターに仕立てて町を歩いていると、熊本の街並みが親しいものに感じられます。
こういう読書の仕方ができる作品も珍しいのではないでしょうか。
園芸シーズン本番。今日は鉢植えの世話をしました。
まずは、数日前に買ってきたパセリの苗の植え付け。同じくハーブ仲間のチャイプも植え替えました。
どちらも醗酵鶏糞を元肥にしたので、大きく育つことを期待。
次は樹木の方に移って、芽生えて3年目のロウバイを大きな鉢に移しました。これにもしっかり元肥を施す。そろそろ花芽がつくようになって欲しいものです。
あとは何だかわからないけど芽生えてきたので、とりあえず小さな鉢に植えてあったもの。ドングリから育ったカシの仲間(シラカシ?)。鳥が運んできたネズミモチ(?)。
まだまだ植え替えたいものはあるのですが、いっぺんには出来ません。ちょっと間を置いて、またやるつもり。