昨日は上野の東京文化会館小ホールにて「アルカン:生誕200年記念ピアノ・コンサート《性格的小品の王者》」。
昼の部と夜の部、それぞれ3時間ずつ延べ6人の演奏を聴きました。同じ作曲家の作品でも演奏者によってこんなに趣が変わってくるとは。
明日(30日)は午後5時から杉並勤労福祉会館でアルカンの「バースデーコンサート」。室内楽とピアノ曲の演奏があります。
剪定を終えたカナメモチの枝に小鳥の巣箱を架けました。
来春、シジュウカラが入って巣作りをしてくれると良いのですが。
なぜか今年の春は来なかったんですよねぇ。どういう理由があるのやら。
〈小説推理〉1月号が発売になりました。担当のSFレビュー欄で次の5作を紹介しています――
- マイクル・コーニイ 『パラークシの記憶』 (山岸真訳、河出文庫)
- ピーター・ワッツ 『ブラインドサイト〈上・下〉』 (嶋田洋一訳、創元SF文庫)
- 日本SF作家クラブ編 『日本SF短篇50〈Ⅰ~Ⅴ〉』 (ハヤカワ文庫JA)
- 瀬名秀明 『月と太陽』 (講談社)
- 小川一水 『臨機巧緻のディープ・ブルー』 (朝日ノベルズ)
『パラークシの記憶』は青春SFの名作『ハローサマー、グッドバイ』の続編。『ハローサマー……』が最初にサンリオSF文庫で訳されたのが1980年(千葉薫訳。その後、山岸真訳で河出文庫)。瑞々しい情感は今も記憶に鮮明です。
今回もア・ボーイ・ミーツ・ア・ガールのラヴストーリーですが、2人が熱心に子づくりの話をするのが面白い。ま、常識の異なる世界の物語ではありますがね。