福岡発 コリアフリークなBlog

韓国や韓国語に関するオタクの雑学メモ。韓国映画はネタバレあり。 Since 2005/9.14

韓国サッカー強さの秘密

2006年06月19日 |   〇芸能・スポーツ


△19日早朝、ソウル都心「光化門」付近での路上応援風景(連合)

日本(韓国)時間、19日午前4時にキックオフしたサッカー・
ワールドカップ1次リーグの韓国-フランス戦は、1-1の同点で
引き分けとなった。

韓国チームは、強豪フランスを相手に善戦し、1次リーグ突破に
向け貴重な勝ち点「1」を追加した。

何の因果か、実は「ヲタク」もこの試合を自宅(福岡)の書斎で
テレビ観戦してしまった。当然、韓国の衛星放送(スカイライフ)を
通じての観戦だ。

そのせいで、今も目が「しばしば」している。

特別、韓国チームを応援する気持ちはなかったのだが、「ヲタク」の
虫が騒いでしかたがなかったのだ。

「ヲタク」をやるにも、けっこう体力がいるのだ。


△19日早朝、夜明け前と日の出後、ソウル市役所前広場(少年韓国日報)

それにしても、韓国サッカーの強さの秘密はいったいどこに
あるのだろう?

「ヲタク」はもともとサッカーファンではないので、技術的なことは
全くわからない。

しかし、選手たちを応援する韓国民の「熱い」関心が、その強さの
一つの大きな要因になっていることは間違いないと思う。

KBS、MBC、SBSの3大ネットワークも、韓国の試合を中心に
そろって同じ試合を中継するくらいの熱の入れようだ。各局なりに
特色ある豪華解説陣を揃え、試合ではなく解説陣の「顔ぶれ」で
視聴率を競うのだ。

もちろん、試合だけではなく連日のサッカー関連番組の集中
豪雨的な放送ぶりも3大ネットワークとも共通しており、国民の
間では一部に不満も募っているようだ。

プサンに住む「ヲタク」の妻方の親戚の一人も、サッカーのせいで
好きなドラマが見られないで困っていると妻に電話で漏らして
いたそうだ。

「ヲタク」も、事あるごとに特定の話題一色の報道に「のめりこむ」
ような韓国メディアの放送ぶりを、かねがね批判的に見ている。

しかし、そうした批判的な視点さえもが、まるで塩のような
「隠し味」として、この熱狂的な雰囲気の中に溶け込んでしまって
いるようにも見える。

何はともあれ、多くの韓国人の「熱い」声援が韓国サッカーを
後押しする強力な「力」になっていることは間違いないのだ。

日本のマスメディアの一部では、ことあるごとに兵役免除問題に
焦点を当てているが、そういう負(?)のエネルギーだけで、韓国
チームの強さを説明するには無理がある。

19日午前4時。

普段であれば、誰もがまだ寝静まっている時間帯である。

しかし、この日ばかりは、全国各地で大々的な野外応援が
繰り広げられた一方、自宅でテレビ観戦した韓国人も多かった。

以下、19日午前4時前後の韓国のアパートの様子を写真に
収めたフォトニュースを2、3紹介してみる。

韓国サッカーの強さの秘密は、熱狂的な野外応援の盛り上がりの
中だけにあるのではない。むしろ、野外応援に出かけない圧倒的
多数の国民が全国津々浦々のアパートや住宅で灯す窓明かり
一つ一つの中にこそあるのだ。

野外応援の大群衆の姿をとらえた写真は、正直、「ヲタク」の
趣味には合わず、大きな感慨を抱くこともないのだが、これらの
写真に写しだされた窓明かりには、さすがに小さな感動を
覚えてしまった。

これだけの応援を背中に感じれば、出せる力の「150%」は
出さないと「うそ」だ。

そう思うのは決して「ヲタク」ばかりではないだろう。

・・・・・・・・・・・・・・・・


△19日早朝、夜明け前のソウルのアパート(連合ニュース)


△19日早朝、夜明け前のソウルのアパート(連合)

■ 월드컵 밤샘응원 
ワールドカップ、徹夜応援
(連合ニュース 6月19日)

독일월드컵 한국-프랑스 전이 열린 19일 새벽 서울 돈암동
한신아파트 주민들이 불을 환하게 밝힌채 한국팀을
응원하고 있다.
サッカーワールドカップ・ドイツ大会で韓国-フランス戦が行われた
19日の夜明け前、ソウルのトナム洞のハンシン・アパートでは、
住人たちが部屋に明かりをつけ韓国チームを応援している。

・・  ・・


△19日夜明け前、水原市のあるアパート(ニューシス)

■ 태극전사 응원은 가정에서도, 잠 못드는 밤
「太極戦士(韓国チーム)」の応援は家の中でも、眠れない夜
(ニューシス 6月19日)
 
2006 독일월드컵 한국과 프랑스 경기가 열린 19일 새벽
경기 수원의 한 아파트 단지에 불이 켜져 있다.
2006年サッカーワールドカップ・ドイツ大会、韓国-フランス戦が
行われた19日夜明け前、京畿道スウォン(水原)市のある
アパート団地の窓まどに明かりが灯っている。



(終わり)


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ミサイルとロケット

2006年06月19日 |   〇政治・経済

今にでも北朝鮮が日本に向けて「ミサイル」を発射しようとでも
しているかのごとく、北朝鮮に対する危機感ばかりを煽る日本の
政治家やマスメディアの姿勢には大きな疑問を感じる。

韓国のネイバーニュースで興味深い記事を目にしたので、
記録しておく。

--- がんばれ「記者協会」!

・・・・・・・・・・・・・・・・

■ “‘미사일’과 ‘로켓’ 구분 못하나?”
「ミサイル」と「ロケット」、区分すべき 
(記者協会会報 6月19日)

한국기자협회(회장 정일용)는 최근 언론의 북한
‘대포동 로켓’ 관련 보도에 대해 ‘외신 사대주의’로 인한
한반도 주변의 군사적 긴장도 고조되고 있다고 주장하며
확인되지 않은 ‘예상’ 보도를 하지말라고 촉구했다.
韓国記者協会(チョン・イルヨン会長)は、最近のマスメディアによる
「テポドン・ロケット」関連報道について、「外信事大主義」により
朝鮮半島周辺の軍事的緊張も高まっているとして、確認されて
いない「予想」報道を自制するよう求めた。

기자협회는 19일 ‘로켓과 미사일 구분도 못하나?’라는
성명을 통해 “북한의 미사일 발사가 임박했다는 추측보도가
난무하고 있다”며 “북한이 미사일을 곧 발사할 것이라는
예상은 사실 확인이 안 된, 말 그대로 ‘예상’일 뿐”이라고
지적했다.
記者協会は19日、「『ロケット』と『ミサイル』を区分すべき」という
題名の声明文を発表し「北朝鮮のミサイル発射が迫っているという
推測報道が飛び交っている」とした上で「北朝鮮がミサイルを
すぐにでも発射するとの予想は事実確認も取れておらず、その
言葉どおり単なる「予想」にすぎない」と指摘した。

기자협회는 성명서에서 “로켓에 인공위성을 올리면
인공위성을 발사하는 것이고, 로켓에 탄두를 장착하면
그것이 미사일”이라며 “따라서 ‘북한 미사일 발사 임박’
이라는 등의 신문 제목은 정확한 사실이 확인되기
전까지는 ‘북한 로켓 발사 임박’ 등으로 정정돼야 한다”고
주장했다.
また、同協会は声明文の中で「ロケットに人工衛星を搭載すれば
人工衛星の打ち上げであり、ロケットに弾頭を装着すれば、
それがミサイルになる」とした上で「『北朝鮮のミサイル発射』などの
新聞記事の見出しは正確な事実が確認されるまでは『北朝鮮の
ロケット発射』などの表現に訂正しなければならない」と主張した。

기자협회는 또 “아무것도 확인이 되지 않은 상태에서
북한이 발사하려는 로켓을 살상목적의 ‘대포동 2호
미사일’로 기정사실화 하는 언론의 추측 보도는 한반도
평화에 도움이 되지 않는다”며 “현재 일부 언론은
미국무부조차 ‘실패한 인공위성 발사’라고 논평한 지난
98년 북한의 인공위성 발사에 대해서도 ‘지난 98년 발사한
대포동 1호 미사일’이라고 보도하는 명백한 오보를
계속하고 있다”고 지적했다.
同協会は、さらに「何も確認されていない状態であるにも
かかわらず、北朝鮮が打ち上げようとしているとされるロケットを
殺傷目的の『テポドン2号ミサイル』であると既成事実化する
メディアの推測報道は、朝鮮半島の平和にプラスにならない」
と指摘した上で、「現在、一部メディアは米国防省ですら
『失敗に終わった人工衛星の打ち上げ』と正式に論評した北朝鮮の
98年の人工衛星打ち上げについても『98年に発射したテポドン
1号ミサイル』と報道するなど、明らかな誤報を続けている
」と
批判した。

기자협회는 “(북한이) 혹시 군사적 긴장상태를 조성해
정치적 목적을 달성하려는 의도가 있다면, 이러한 의도가
한반도 평화와 안정에 결코 도움이 되지 않는다는 점도
분명히 밝혀두고자 한다”면서도 “북한의 로켓발사에 대해
다양한 정보를 갖고 있는 정부당국에서부터 전문적 식견을
갖춘 언론사 기자들까지 무분별하게 ‘미사일’로 기정사실화
하는 현재의 잘못된 보도태도는 시정돼야 한다”고
강조했다.
同協会は「もし北朝鮮が軍事的な緊張を醸成することによって
政治的な目的を達成しようとする意図を持っているとしたら、
そうした意図は朝鮮半島の平和構築にプラスにならない
ことも明確にしておきたい」と述べながらも、「北朝鮮のロケット
打ち上げについて多様な情報を持っている政府をはじめ専門的な
知識を持つメディアの記者までもが無分別に『ミサイル』と
既成事実化する、現在の誤った報道姿勢は是正されるべき
だ」と
強調した。

(終わり)


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