福岡発 コリアフリークなBlog

韓国や韓国語に関するオタクの雑学メモ。韓国映画はネタバレあり。 Since 2005/9.14

日本語ブーム

2006年11月01日 |   〇世界を読む

今までにない日本語ブームが起きているようだ。

--- といっても舞台は韓国ではなく上海での話。

今日、韓国の経済紙(電子版)が中国の新華社発外信報道として
伝えていた。

日本のニュースサイトでは目に付かなかった記事でもあるので、
ここで翻訳練習し記録しておく。

・・・・・・・・・・・・・・

■ 중국내 일본어 학습 '붐', 日기업 취직 열기 반영
中国で日本語ブーム、背景に日系企業への就職熱の高まり
(毎日経済新聞 11月1日)

일본 기업의 중국 내 현지 채용이 늘어나면서
중국에서 일본어능력시험(JLPT) 응시자들이 급증
하고 있다.
中国に進出する日系企業の現地採用が増加する中、
最近、中国で日本語能力試験(JLPT)の受験者が急増している。

신화통신의 지난달 31일자 보도에 따르면 상하이
에서만 일본어를 배우는 학생들이 3년 전 8만명에서
올해는 12만명으로 늘었지만 12월 3일 실시되는
능력시험에 응시 기회를 얻은 학생은 2만5000명에
불과하다.이에 따라 시험 기회를 얻지 못한 학생들이
다른 지방에 가서 시험을 치르는 사례마저 속출하고
있다.
新華社通信が10月31日付けで伝えたところによると、
現在、日本語を学ぶ学生は上海だけで3年前の約8万人から
約12万人に急増している。ところが、12月3日実施予定の
日本語能力試験の受験機会を得た学生は2万5000人に
過ぎない。そこで枠から漏れた学生らが上海以外の地方に
出向き受験するケースまで生じているという。

(終わり)

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直訳のわな

2006年11月01日 |  〇語彙と表現

ここのところ「ヲタク」は日韓の新聞記事の翻訳練習を中心に
韓国語の勉強を続けている。

当然のことながら解釈につまづく韓国語や韓国語への翻訳で
苦労する日本語に度々ぶつかる。

しかし、韓国語を学習する上で、そうした言葉の学習はむしろ
簡単なのだ。はっきりと「わからない」ことが自覚できれば、それで
学習の第一歩が踏み出せるからなのだ。

問題は、ついつい陥ってしまう「直訳のわな」にある。

日本語と韓国語は文法や漢字語の使用法に実に濃密な共通性が
存在するため、「思い込み」や「無意識の習慣」によって直訳が
不可能な部分まで直訳してしまうことがよくあるのだ。

「思い込み」にしろ「無意識の習慣」にしろ、「わかったつもり」で
犯してしまうミスなので、他人から指摘されないと自分で自覚でき
ない分、厄介なミスが多い。

先日、「カフェ」(ネット・コミュミティー)で会員から翻訳ミスを
指摘され、あらためて考えたことである。

1)部屋の鍵は開いていた。
2)問い合わせは*******まで。

例えば、この二つの短文は「ヲタク」が翻訳練習に取り組んだ
日本語の記事の中に出てきた何の変哲もない日本語表現だ。

「ヲタク」はつい「思い込み」と「無意識の習慣」から次のような
誤訳をしてしまった。

1)방의 열쇠는 열려 있었다.
2)문의는 *******까지.

これなど、「知識」としては「ヲタク」も十分心得ていたはずなのに、
ついつい「無意識の習慣」に引きずられ「直訳のわな」にはまって
しまった典型的なケースだ。

방의 열쇠」は、あくまで部屋の「キー」それ自体しか意味しない。
「キー」自体は開きも閉まりもしないのだ。

また、「까지」はほぼ日本語の「まで」と一致する使い方をするが、
「○○まで連絡を入れる」などの場合は使えない。

正しくは、次のように訳さなければならない。

1)방문은 열려 있었다(잠겨 있지 않았다).
2)문의는 *******로.

韓国語学習者は、こうした「直訳のわな」にひっかからないよう、
常に自らの「思い込み」や「無意識の習慣」と格闘することが
求められるのだ。

そういう意味で韓国語「ヲタク」とは、まさに「脳みその格闘家」でも
あるのだ。



△「かっこつけるなよ!
ただ間違えただけだろが・・・

(写真とは無関係)


(終わり)


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