レクサスLS460のカーナビに独島(竹島)という地名が表示される
のか、されないのかを確かめるため、「ヲタク」はプサン中区にある
レクサス販売店を訪ねる腹を決めていた。
年末にプサンを訪れる予定になっているので、その機会を活用
するつもりだった。
しかし、その必要もなくなったようだ。
11月23日付で東亜日報やイーデイリーなどが配信した記事に
相当数の写真画像が紹介されていた。
ここでは、主にイーデイリーが配信した画像を参考にしながら、
「ヲタク」なりの検証結果を記録しておく。
まず、韓国で使われている一般的なカーナビ画面の様子から
記録しておく。赤丸で囲ったように独島の地名が全体図の中にも
明記されてある。事の是非は別として、竹島(独島)問題を
めぐる韓国側の実情がよく現れている。
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さて、それではレクサスLS460のカーナビをバーチャル体験して
見る。
△レクサスLS460の室内
韓国の全体図には鬱陵島がかろうじて確認できる程度で、
独島の姿は見えない。画像の質感が幾分洗練されているかわりに
地名表記が一切なされていないことが見て取れる。
まず、この画面を見てレクサスが意図的に独島を消したとみるのは、
相当な無理がある。いや、むしろそう見る方が過剰反応に過ぎると
思うし「病的」と言ってもよいだろう。
ただし、「ヲタク」はそうした「病的」な反応も含め、ドイツやアメリカ
ではなく「日本」のメーカーとして韓国の国民感情に配慮することは
必要だと思う。「コリアリスク」を自ら呼び込む必要もないのだ。
これは竹島(独島)領有権問題とは全く別次元の問題だと考える。
他の地域の地名表記と合わせて海上に「独島」の文字を表記すれば
それで済む話だ。朝鮮日報の報道によれば、韓国トヨタは半年後に
予定しているソフトのバージョンアップに合わせ善処を約束したとの
ことなので、おそらくはそうした対応が取られることになるのだろう。
次にいよいよ、バーチャル体験も佳境へと突入する。「独島」を
地名検索する。目的の「独島」は画面の下から2行目に当たる。
そして問題の地図画面に移ると、西島と東島の姿が表示されると
ともに、画面上段に「独島(鬱陵邑)」の地名が明確に表示される。
東亜日報の記事に記載されていた通りだ。
カーナビ画面上段に表示される「独島」の地名をあえて無視し、
LS460のカーナビでは独島の地名が表記されないと記事化する
のは、「ヲタク」から見れば「誤報」の範疇を踏み越えている。
案内表示は「地図」ではないとの詭弁は常識的に考えて
通用しない。
韓国社会に存在する偏狭な民族主義や反日意識を背景に、
反レクサス感情を煽る意図を持ってなされたフレームアップ
(でっち上げ)か、あるいはレクサスに対する営業妨害と
言った方がより事実に近いという気がする。
実際、一部メディアでは過去、広告料をめぐり韓国トヨタと
朝鮮日報の間で起きたトラブルが、この種の一連の報道の
伏線になっているのではないかと指摘する声も紹介されている。
3大紙の中で唯一アンチ派による市民運動まで組織されている
のが発行部数韓国一を誇る朝鮮日報の影の一面だ。
今回の一連の騒動は、まさに朝鮮日報の面目躍如と言った
ところだろう。(もちろん皮肉である)
(終わり)