BLACK SWAN

白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

炎炎ノ消防隊 第232話 『万里日下部』 感想

2020-08-26 12:06:51 | 炎炎ノ消防隊
なんと、マジで、シンラの母は、処女受胎ですか?

まるでマリア様なわけね。

で、そのノリで、シンラは、イエスのように救世主って運命なのか。

でも、「救世主」って「メシア」であって「ヒーロー」ではなかったと思うのだけど、そこはごまかしたわけか。

となると、いわゆる「柱」というのは、アドラの人間?鬼?虫?が、人間界に遣わした使者のようなものなのか。

ドッペルゲンガーのように、アドラの世界の鬼が、対となる人間に入れ替わるという手はずをとるのではなく、いきなり鬼がヒトの形をして生まれる、という仕組み。

少なくともショウも同じように父不在で生まれた、ということだよね?

しかし、同じ人間に2回も処女受胎させるか?

むしろ、その事実が、シンラが何らかの意味で失敗作なりイレギュラーだった、ということだったのかもしれないけど。

にしても、これだと、なんか、もうシンラにしてもショウにしても、いわゆる「運命の子」に過ぎて、ちょっと白けてしまうのだけど。

だって、超スゴイ能力をもっているけど、その能力は、最初から特別の存在として神から授かったものでした!って、ただの貴種流離譚のバリエーションでしかないじゃん。

それなら、まだ、アーサーや紅丸のほうが、人類最強!!!、っぽくてスゴイじゃん。

うーん、

この終盤に来て明かされた「神の子」的設定は、はたして吉と出るか、凶と出るか、微妙なところだなぁ。

なんかさすがにご都合主義にすぎるような気がしてきて、ちょっとドン引きw

ということで、次回、ショウは、鬼となった母から、何を告げられるのか?

鍵はそこにあるよね。

その内容いかんで、今度はショウがシンラを追う側にまわる展開になるのかもしれない。

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彼女、お借りします 第153話 『お別れと彼女』 感想: えぇー!!! ここで墨ちゃんに頼るかよ?!

2020-08-26 11:54:08 | かのかり
小百合おばあさんの通夜の会場で、一人で受付をするちづる。

そこに和ばあさんとともに現れた和也。

で、ばあちゃんに、お前にしかできないことがある!といわれて、さてどうしようと、どうすればいい???と自問自答して悶々とする和也・・・、なわけだけど。


いや、マジで、ここで、墨ちゃんに頼るかぁあ、おまえ???

どんだけ、ヘタレなんだよ?

おまえ21歳だったよな?

さすがにこの狼狽ぶりは高校生までだろう?

大学2年にもなって、こんなヘタレはありえない。

いや、過去にも墨ちゃんに助言をもらったことはあるけどさ。

1度目は、ちづるへの誕プレ選びで。

2度目は、小百合ばあちゃんの病気がいよいよ末期なのに、ちづるに対して何もしてあげられない、という気持ちを墨ちゃんに打ち明けたとき。

もうすでに2度も頼ってるじゃん。

もちろん、2度目のときは、墨ちゃんが和也の誕生日プレゼントとして「おもてなし」デートをしてくれたときだから、呼び出したのは墨ちゃんの方だけどさ。

でもなぁ。
さすがに、墨ちゃん、便利に使われすぎじゃない? 和也にも、作者にも。

もちろん、墨ちゃんは、この物語の中では、妖精ポジションだから、また、ちゃんと何らかの道筋を示してくれるのかもしれないけどさ。

でも、いっそのこと、これを機会に、墨ちゃんも和也のことが「好き」なことを、和也に伝えてしまってもいいのかもね。

「おもてなし」デートのときは、墨ちゃんの告白は、不発で終わってしまったけど。

だいたい、墨ちゃんの気持ちには、和也はまったく気づいていないからね。

むしろ、今回、墨ちゃんが和也に好意を伝えてしまうことで、さらにドツボな状況に和也を陥らせたほうがいいのような気もしてきた。

いや、きっとそのための墨ちゃんのここでの起用だろ!ってことで。

じゃないと、さすがに墨ちゃんが不憫でならいよねぇ。。。

にしても、なんか、こう、スッキリしない展開が続くなぁ。

これ、無理矢理、映画の上映会を、ちづるを応援する会にしていくための伏線なのかなぁ。

というか、上映会、どうするの?

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とある科学の超電磁砲T 第20話 『Ha det bra』感想2: 実はこの「フレンダ-佐天」編って傑作エピソードじゃない?

2020-08-24 16:30:33 | 超電磁砲/禁書目録
19話から見直して思ったのだけど、もしかして、このフレンダと佐天さんのエピソードって、切なさという点で、傑作じゃない?

だって、ギャングの抗争に巻き込まれた素人を救うために尽力した結果、結局、命を失ってしまう、という展開で。

フレンダも面倒見がいいといえばいいのだけど、あそこまで猟虎に反撃したのって、そもそも、佐天さんが、自分が巻き込んだのだから、自分が囮になる間に、フレンダに逃げてくれ、と言ったからでしょ?

つまり、フレンダは、佐天さんの振る舞いに心を動かされてしまったわけじゃない?

もともとは一宿一飯の恩義で助けただけにすぎないわけだけど、偶然、佐天さんが拉致られるところを目撃してしまったので、「見て見ぬ振り」はできない、ってところから始まったわけじゃない。

でも、その結果、猟虎に追われる立場になってしまったわけで。

なので、フレンダからしたら、佐天さんのいうとおり、完全に「巻き込まれて」しまっただけのことなのだけど、でも、だからといって、素人の犠牲で自分が助けられるのはかっこ悪い、と思ってしまったわけで。

なんていうか、このあたり、フレンダ、佐天さん、ついでに猟虎の三人の心理が、状況が推移していくのに合わせて、きちんと変化していくわけで。

で、この前後編のエピソードがすごいのは、その心理変化の描写が要所要所にちゃんと埋め込まれていること。

しかも、基本的には20話は、最初から最後まで追撃劇なので、展開そのものにスピード感もあるし。

大体、佐天さんが拉致られてから、フレンダと猟虎の決着が着くまでって、多分、数時間くらいの出来事でしかないでしょ?

加えて、佐天さんからすれば、爆発現場から逃げ出したところで、フレンダとの出会いは終わっているわけで。

結局、佐天さんはフレンダに2回しか合っていないし。

そりゃ、切なくなってもしかたないよね。


で、肝心の、フレンダvs猟虎の戦いも、短いながら、似た者同士のスナイパーということで、戦闘の上でも完全な心理戦になっていて。

最後の、酸欠で空気を求めに割れた窓際にやってきた猟虎が口を開けたところに爆弾を仕込み、そのまま躊躇なく蹴り落とすフレンダの姿なんて、それまでやられっぱなしだっただけに爽快感も漂うくらいの驚きでしょ。

そりゃあ、猟虎が、あのフレンダに対してシンパシーを感じても仕方ないよねw

で、その上で、この一件をきっかけに、フレンダは、最後は仲間の手にかかって死ぬ、という顛末が待っているのだから。


うーん、いや、これ、マジで傑作エピじゃない?

ついでにいえば、作画も全然崩れてないし。

合間にギャグも挟まれた緩急のある展開だし。

惜しむらくは、あのビルから落ちていく猟虎に対して「ハデブラ」って言ったのが、この超電磁砲でのフレンダの最後の言葉だったこと。

で、よく見ると「ハデブラ」ってフレンダは、19話で、佐天さんの部屋でさばカレーを堪能して帰るところでも言っているんだよね。

なので、そのときとの呼応も含めて、小気味よい演出だった。


ということで、なんだか見終わった後にジワジワと来る前後編だった。

ホント、これで、フレンダが退場ってのは(まぁ、退場させるのは麦野なのでもう少し後だけど)、ホント、もったいないなぁ。

麦野を生き返らせるのなら、フレンダも、なんとかして生き返らせればよかったのに。。。

ホント、惜しい。

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ぼくたちは勉強ができない 第170 話 『[x]= 明日の夜の小妖精編②』 感想: やっぱり離島ってシチュは使い勝手がよくていいね!

2020-08-24 12:28:35 | ぼく勉
前回、離島の学校教師と医者見習いとして再会した成幸とあしゅみー先輩。

正直、本編では、先輩の場合、メイドさんというキャラから、最初から色物のトリックスター扱いだったわけどw、そのキャラ属性が十二分に活用されているのが面白い。

やはり、短編的な扱いになると、キャラが立っている方が圧倒的に有利だね。

まぁ、そもそも「離島」っていうのも、アレなわけだけどw

あとは、教師と医者、という組み合わせもw

なので、理珠や文乃のときよりも安定して楽しめる。

コケティッシュなのって、ホント、便利だなぁ。

あと、学校の存在のおかげで、生徒や父兄をモブとして自然に登場させることができるのも、お話の幅を広げている。

ホント、文乃のときとか、ほとんど、文乃と成幸の2人だけだったし。

そういう意味では、あしゅみー先輩、設定のおかげでだいぶ、有利な展開に持ち込めている。

さすがに、離島だから、理珠や文乃が登場する・・・なんてことはないよね?

そういうすると、純粋に、成幸と先輩の2人を中心にラブコメを描くことができそう。

てか、今回も、そうだったしね。

子どもの扱いに対して、いい感じで、成幸が先輩のサポートをしているし。

それに、その際に成幸が掛ける言葉も、いい具合に、先輩の心境を読んだ上での具体的なアドバイスになっていて。

なんていうか、無理やり恋愛ものにしなくちゃいけないような無理がなくて、ナチュラルw

そういう意味では、やっぱり理珠や文乃のときよりも安心して読めるかな。

キャラが多面的、というのはお得なんだな、と再確認した。

このまま、サクサク、ラブコメしてくれるといいなw

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魔王学院の不適合者 第8話『二人の決勝戦』 感想

2020-08-23 02:11:53 | 魔王学院
ようやく、一瞬だけどラスボス、アボス・ディルヘビア、登場ってことでいいんだよね?

で、この偽魔王のアボス、結構周到に、アノス様の元部下や取り巻きを洗脳していて、姑息だなぁ、と思ってしまった。

だって、今回のメルヘイスにしても、結局、アボスに操られていて、その上で、レイにアノスを倒すように命じたわけでしょ。

てか、正確には、レイに倒されることで、メルヘイスの無限なんちゃら空間にアノスを閉じ込めるため、だよね?

なんていうか、いちいちやることが姑息で、本来ならムカつくところだけど、しかし、アノスがそんな奸計なんかお構いなしに無双してしまうから、むしろ、メルヘイスとか、ほとんど出落ちのような扱いをされてしまうのだから不憫だよねw


まぁ、でも、結局、レイも、レイの母も、救ってしまうのだから、そりゃ、アノスさま!って敬愛したくもなるわな。

これでレイもアノスの従者的な存在になるってことでいいのかな?


にしても、レイの母の復活が、精霊の存在を支える伝承として、剣の話に行き着いたのは、さすがにご都合主義にすぎると思ったけどね。

まぁ、そこが「なろう」ってことでいいんだろうけど。

そして、そんな理不尽な「なろう」のスカスカのトーンを描くのに、ホント、シルリンの画風って合ってるなぁ、とまた思ってしまったw

ぜんぜん、リアリズムのない、いい意味で紙芝居のような平坦な絵で描くほうが、そうした無双感が十全に伝わるという不思議さ。

『防振り』や『はむふら』とまったく同じ画風だからこそ、大量生産品、という気がしてむしろ、細かいことが気にならなくなるからすごいw

ついで、無駄にもったいぶった決め台詞もねw

ということで、アノスの無双のおかげでどんどんサクサク進むのが、かえって心地よく思えてくるから不思議w

あ、そうそう、最後の女子がサーシャって気づくのには少しかかったw

いかにキャラが記号として書かれているか、そして扱われているか、逆にわかってしまって、思わず苦笑w

ということで、アノス、はやくアボスの正体に迫らないかな。

せっかく今回それらしき姿にまでたどり着けたのだから、この勢いでサクサクとラスボスにも遭遇してほしいw

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ソードアート・オンライン アリシゼーション War of Underworld 第19話『覚醒』感想: いよいよキリト無双へ。しかし、それ以上に気になるアンダーワールドにおける「魂」の扱い。

2020-08-23 01:50:16 | SAO/AW
ようやくキリトが復活。

で、無双!というにはちょっともたもたしたけど、なんとかユージオの力も借りて、プーを一蹴。

で、プーはこのままアンダーワールドの中で木として存在することになって、とりあえず封印w

で、プーを一蹴する過程で、ついでに、あれこれアンダーワールドの中でのチート能力を取り戻して、プーが集めてきた有象無象のプレイヤーたちはみなログアウトさせてしまった。

で、その上で、再会したアスナをお姫様抱っこして、そのまま飛びあがってw、アリスのもとに飛翔していったw


・・・って、なんかもう、さすがに主人公補正が効きすぎていて苦笑するしなかいw

いやまぁ、これがキリトなんだけどね。

で、危機一髪のアリスのところになんとかたどり着いて、皇帝ベクタ改めガブリエル・ミラーの前に仁王立ち!

次回は、ついに、二人の決戦が始まる!ってところで今回は終わり。

いやー、王道だねぇ。

アリスも復活したキリトの姿に思わず涙しているし。

てか、アスナよりもアリスのほうが、マジピンチ!ってときにキリトがさっそうと駆けつけてくれたのだから、喜びひとしお!だよねw

で、この後の展開はシンプルで、ガブリエルを倒して、アリスを連れて、リアルワールドに帰還すること。

もちろん、実際にはそんな簡単なことではないわけだけどw


とはいえ、今回、やっぱりなぁ、と思ったのは、前回同様、ユウキとユージオが守護霊のような形で、アスナとキリトの横に立ったこと。

これ、前回の感想でも書いたことだけど、やっぱりこのアンダーワールドの世界では、フラクトライトは、人間、というかヒトガタの形象をとる以外にも様々な姿を取ることができる、ということだよね。

ユージオは、青薔薇の剣の中に、いわば魂としてのフラクトライトが封印されていた形で、それが何らかの刺激をもとに解放された、ということ。

裏返すと、フラクトライトそのものまで消失してしまったわけではなく、どうやらアンダーワールドのサーバーの中で情報としてはストアされたままであるということ。

似たような形で、ユウキの記憶も何からも形でサーバー上に残っていて、それがその記憶へのアクセス権を持つ人、すなわち、ユウキのことをずっと強くおぼえていようと思っている人のもとには、その姿を表すことができるということ。

それは、前々回のユナや、前回のサチの記憶の登場によって、システム上は可能であることが明らかになってきたように思える。

というか、多分、SAOのシステムを作った茅場晶彦は、そこまで見越して「脳を焼き切る」ことで死をもたらすってことをやりたかったのだろうね。

そういう意味では、茅場の師である重村教授の研究室に集まった学生たちは、みな、何らかの形で、SAOシステム、そして未来のブレイン・バーストシステムの基礎となる理論を作っていたということなんだろうな。

そうすると、ボトムアップ型AIのアリスだけでなく、トップダウン型のユイや、あるいは、SAOプログレッシブに出てくるキズメルのようなNPCにも、フラクトライトに準じた「魂」を想定することができる、ということになるのだろうな。

いや、だって、そうじゃないと、今回、プーの魂が、アンダーワールドの中のオブジェクトの一つである「木」に閉じ込められる、なんてこともできなくなるから。

でも、プーがああいう形で封印されたのって、アドミニストレータによってユージオが剣に変えられたのと同じ理屈からだよね。

つまり、今回、キリトは、アドミニストレータと同じ力をふるった、ということ。

うん、なんか、やっぱり、このWoUの映像を通じて、SAOの世界の仕組みがクリアになってきたように思える。

そもそもアンダーワールドにおけるキリトやアスナの姿にしても、リアルワールドにいるキリトやアスナの本体の中にある脳のもう一つの姿、ってことなわけだから。

今やってる『デカダンス』のカブラギみたいに、2つの世界の姿や世界のトーンがまったく異なっていれば、その違いを意識することもできるけど、でも、SAOのように、リアルワールドもアンダーワールドも同じ姿をしていると、あの姿がアバターだ、ってこと忘れちゃうよね。

そういう意味では、直葉とリーファのペアを常に意識しろ、ってことで。


まぁ、このSAO世界の仕組みについては、またおいおい書いていくとして。

次回がWoUの山場だね。

しかし、よくできているなぁ、と思ったのは、緊急加速させたから、ログインしていたプレイヤーは強制ログアウトされる、という設定。

その結果、キリトがあとに残してきたクラインやリズ、シリカやエギル、あるいはスリーピング・ナイツといった面々は、みないつのまにかログアウトして、アンダーワールドからは消えてしまう、ということ。

むしろ、その結果、残されたロニエたちがどんな思いでクラインたちの消失を捉えたのか、ちょっと気になる。

あわせて、キリトの復活のためにログインして四肢欠損の痛みまで受けていたシノンとリーファも強制ログアウトされるということ。

いやー、ホント、シノンとリーファの扱い、ひどすぎない?って思うよ。

作者は鬼だね、鬼畜だねw

要はラスボスのガブリエルと、それに対峙するキリト、そしてその二人の対決を見守るアスナとアリスの4人の世界に物語を縮小させてもオーケーな構図になってしまったw

いや、マジで、一瞬でもいいから、シノンとリーファの狼狽ぶりを描いてほしいのだけどw

マジで作者、ひどいっす!

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彼女、お借りします 第7話 『仮カノと彼女』 感想

2020-08-22 18:47:39 | かのかり
いやー、これ、さすがに駆け足すぎだろ?

和也じゃなくても、なんでルカちゃんが和也に突然ラブ!状態になったのか、全然わからないよね。

まぁ、原作でも、正直、ルカちゃんの不整脈もちっていう設定はイマイチ、よくわからないんだけど。

レンカノの事情を知っていながら、しかし、和也にゾッコンになる、というウルトラ・アクロバティックな状況を作り出すためのほとんど言い訳じみた設定だから、まぁ、わからなくてもいいのだけどね。

そういう意味では、アニメでは、これくらい「勢いだけの変な娘」扱いで処理しちゃってもいいのかもしれない。

要するに、ルカにはルカの事情があって、その事情から和也のことを「運命の人」と勝手に思って(誤認?して)しまい、そこからストーカーまがいの熱烈アタックをするJK、っていうので、まぁ、間違いはない。

あとで、マミが、ルカのことを「メンヘラ少女」と吐き捨てるように名指すわけだけど、間違ってはいないw


ともあれ、これで、突然、和也と千鶴の関係が、ルカの乱入によって、よくわからない三角関係もどきになっていく。

もっとも、この時点では、和也はまだ千鶴に本気で恋してしまった?くらいの状態だし、千鶴に至ってはまだまだただのレンカノの意識。

もっとも、千鶴の場合は、海で溺れそうになったところを救ってもらったことと、そのときに、人工呼吸とはいえ和也にキスしてしまった事実に、自分自身ドキドキしてしまっているのも確かで、ここから、多分、少しずつ和也のことを意識していくことになる・・・はず。

で、その熱を帯び始めた?くらいの千鶴の意識を無理やり和也に向けさせるために出てきたのが、自称・千鶴の恋のライバルのルカちゃんだってこと。

なので、ルカちゃんは、登場した時点で、もうこれ完全に当て馬だよね、という位置づけ。

ルカちゃんがいい娘なのは間違いないのだけど、問題は、和也に運命を感じちゃっているところから、一切恋の駆け引きがないところね。

というか、この物語には、恋の駆け引きをする人がいないのが問題と思えるくらい、みんな真っ直ぐか、冷徹か、腹黒いからw

あ、でも、海くんは、駆け引きしようとしていたかw


ということで、とにかくようやくルカちゃんが登場して、次回以降、少しはラブコメらしく見れるようにはなる、って感じかなぁ。

とはいえ、もう少しだけ、和也の本質が「いい奴」であることを描いてあゲテもいいのだと思うのだけど、でもまぁ、墨ちゃんまでなんとか登場させようとすると、駆け足で話を進めるしかないのだろうな。

その意味では、やっぱり、このアニメ化は失敗だよね。

あ、でも原作が売れているから、販促アニメとしては正解だった、ということか。

しかし、そんなんでほんといいのかね?

ちなみに、原作は確かに悪くない。

でも、これよりも『五等分の花嫁』のほうがはるかに売れた、という事実が、いろいろな意味で、ラブコメに対する現在の読者需要を表しているのだとは思う。

まぁ、『ごとよめ』は、終わってみれば、ただの駄作だったわけだけど。

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とある科学の超電磁砲T 第20話 『Ha det bra』感想: ああそうか、一週間後にはもう「フレ/ンダ」されちゃった後だったのか……

2020-08-22 01:18:45 | 超電磁砲/禁書目録
不思議なタイトルだと思ったら、“Ha det bra”って、ノルウェー語で“Good by”、つまり「さよなら」って意味だったんだ。

フレンダのノルウェー出身説を裏付けるようなタイトル。

で、誰にさよならか?といえば、「さよなら、フレンダ」だったのね。

あるいは、フレンダからみたら「さよなら、涙子」ってことなんだろうけど。

あ、でも、フレンダも佐天さんも、名前知らなかったんだっけ?

いや、でもSNSのアドレスは交換したから、知ってはいたのかな?

どちらにせよ、とにかく、今回の「フレンダvs猟虎」戦のあとの一週間の間に、フレンダは麦野に殺されてしまっていたわけか。。。

で、佐天さん視点からすると、あの爆発騒ぎの中でフレンダは殺されてしまったんだな、って思って、納得したってことか。

都合の良い解釈だけど、でも主観的にはそれで物語が一応完結してしまうのは、すごいな。


それにしても、なんで、そんなギリギリのところで、フレンダは、佐天さんとこんな厄介ごとに関わってしまったんだよ?って思うしかないよね。

てか、そもそもこのフレンダと猟虎の戦いって必要だったの?・・・って思ったけど、でも、この戦闘で負傷していたところを、フレンダは猟虎の所属するスクールに拉致されて、その際、アイテムのアジトの情報とか流してしまい、その事実を知った麦野に、仲間を売った、裏切りのかどで粛清された、ということか。

仲間思いのフレンダがそうそう簡単に仲間のことを話すとは思えないのだけど、スクールには心理定規もいるから、そちらの力で無理やりはかされたんだろうな。

それでも、情報源はフレンダになるから、麦野としては無視できなかったってことなんだよな。

にしても、フレンダを退場させるのって、ホント、もったいなかったよなぁ。


そういう意味では、禁書目録にあった、どうしてフレンダはアイテムの情報をスクールに流したのか?という疑問に答えるためのエピソードでもあったのか、今回の、VS猟虎戦の話は。

そうして『超電磁砲』の方で『禁書目録』のエピソードの抜けたところをうまく補完しったこと。

なるほどねー。

にしても、フレンダが死ぬ事件の発端に佐天さんがいた、ってのはなぁ。

これ、もう佐天さん、トラブルメーカーホイホイどころか、完全にトリックスターじゃない。

佐天さんあるところ、学園都市を揺るがす大事件が寄ってくる、という感じで。

これはこれで、もしかしたらアレイスターに愛された存在、って言ってもいいんじゃない?

むしろ、可愛そうなのはフレンダだよな。

いくらサバ缶好きだとはいえ、そのサバ缶つながりでたまたま知り合った佐天さんが、たまたま生じた「ピンセット」情報の入ったインディアンポーカーのカードを保持しているかもしれない、という理由でスクールにつかまったところを、一宿一飯の縁ではないけれど、サバ缶の恩義を感じて助けた結果、最終的には死んでしまうのだから。

ものすごい「事件の連鎖」っぷりだけど、まぁ、そういうこともあるのか。。。

しかし、ここまでガッツリ暗部の話を持ち込んでくるのなら、もうちょっとスクールとかアイテムといった暗部組織の抗争の実態について描いてほしかったって思うかな。

暗部の話って、なんかちょこちょこ小出しにされて描かれているので、今ひとつ、なにが起こっているのか、わかりにくいんだよね。

でも、こんな形で『超電磁砲』の方で扱うのなら、基本情報はやっぱりほしい。

まぁ、学園都市における事件という点では、ジャッジメントやアンチスキルが活躍する場合が多いから、そうなるとむしろ暗部組織の暗躍は絡んできて当然、ってことなのか。

ともかく、フレンダはキャラとして惜しいことをしたなぁ。

麦野と絹旗じゃ、アイテムって、ちょっと息が詰まるんだよなぁ。

そういう意味で、飄々としたキャラのフレンダはムードメーカーとしても良かったんだけどね。

あ、そうそう、途中、一瞬だけど、姫神が出てきて笑ったw


ともあれ、次回、ようやくドッペルゲンガーか。

いよいよドリームランカー編の本番が開始かな。


あ、そうだ、猟虎がボッチをこじらせて、完全にフレンダ・ラブのヤンデレになっていたのにはドン引きした、

なんていうか、フレンダにしても猟虎にしても、その顛末を考えると、今回、笑っていいのか、沈んだほうがいいのか、アップダウンが激しくて困った。

そういう意味では、不思議な、悪夢のような話だったよ。

後味の悪さったらない。

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やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。完 第7話『最後まで、由比ヶ浜結衣は見守り続ける。』 感想: なんとなく雪ノ下エンドとなる理由がわかってきたような気がする…

2020-08-21 16:00:32 | 俺ガイル
いや、まぁ、玉縄も含めてね。

せっかく玉縄が再登場するから、また、あの意識高いカタカナ使いが聴けるかと思ったら、まさかのラップ対決w

で、一応、ラップが形になっているからアホらしいw

てか、あのラップバトルの場面は、単純に、物語があまりに辛気臭くなってきたことへの、一種のテコ入れだよねぇ。

ホント、なんで、こんな面倒なことになったのだろう。

そして、今回、思ったけど、あの缶コーヒーは、一応、八幡の象徴なのね。

となると、前回、いろはすが、八幡から、缶コーヒーとおしるこ?の二択を迫られたところも、実は、八幡を選ぶのかどうか、の比喩でもあったのだろうね。

まぁ、あの場面は、いろはすが、多分、八幡のことを慮って、缶コーヒーを八幡に譲ったって解釈するほうが自然だけど。

うーん。

あ、そうか、ということは、前回冒頭のいろはすの「ご立腹」は、前々回の最後で八幡がもろもろ「責任」をとるために雪乃と対立する道をあえて選択した場面を見て、八幡がいろはすに対してはそのような「責任」をひしひしと感じるような対象として見てくれてないことに対する苛立ちだったのか。

なるほど。

つまり、八幡にとって、雪ノ下や由比ヶ浜と同じステージに立たせてもらえていないことにムッとしたのね。

八幡からしたら、いろはすは、マジでこまちのカテゴリーなんだろうな。

うーん。

これでいろはすが末脚を見せて、そのステージに無理やり乗っかって、二人をぶっちぎったら、ラブコメとして上等の出来だったのだろうけど。

でも、この作品は、「アンチ・ラブコメ」と自己規定しているから、ここからむりやり、雪乃という地雷女のほうにむりやり付き合う道を八幡は選んでしまう、ということなのね。

うーん。

これほどまでに、「あえて」の「逆張り」が鬱陶しい物語もないかもしれない。

これで八幡が普通の高校生らしく、ちょっとは恋愛に対してポジティブであったら、仮に雪乃を最終的に選ぶとしても、由比ヶ浜やいろはすとまずは付き合ってみる、という展開がワンクッションあって、そこからひっくり返す、という話になったのだろうけど。

裏返すと、最初に雪乃を気にかけたのなら、それは一種の当て馬で、本命は、後ろに控える由比ヶ浜かいろはすになる、ということだと思っていたのだけど。

でもまぁ、そうはならないんだろうな。

今回の玉縄のように、恋愛モードになったらその自意識から自分を見つめ直して日頃の行動パタンを変えていく、というのは、よくある展開だと思うのだけど。

でも、そのよくある展開を玉縄を使ってわざわざ表現したってことは、八幡はそうはならないよ、ということの宣言でもあるのだろうな。

だって、八幡は、玉縄の変化に、あと、その変化の理由に、ちゃんと気づいていたものね。

あくまでも神視点のような超越した視点から眺めているように。

まぁ、だから、雪ノ下のように、同じく自分の置かれた状況を超俯瞰して、自分自身をもその状況の一つの駒のように扱うことを理解できる女子がいい、ってことになるのだろうけど。

というか、雪ノ下は、そんな超然とした判断が習性になっている自分が嫌で、由比ヶ浜のような普通の女子になりたいと思い始めているわけだけど。

そして、そんな「普通の女子」意識を、自分と出会うことで持たせてしまったことに、八幡は責任をとりたいと思っているということか。

なぜなら、雪ノ下よりも八幡のほうがさらに超然とした視点をとってしまうから。

同時に、その視点から、駒となる人びとを具体的に動かせてしまうから。

それが、八幡の「あえて泥をかぶる」姿にあらわれてしまう。

で、由比ヶ浜もいろはすも、そんな八幡の「不器用さ」に気づいてしまって支えてあげたい、と思っているわけだよね。

ホント、普通なら、そんなふうに感じてくれている由比ヶ浜といろはすになびくところなのになぁ。

まるで、罪人は罪人どうしでしか生きていけない、という割り切りを八幡は、そして雪乃はしてしまっているようで・・・

ホント、なんだかなぁ、だよ。


しかし、こういうふうにこの物語を捉え直してみると、最近のラブコメが終盤で失調する理由もなんとなくわかってきた気がする。

きっと内面を描くのではなく、状況から「妥当な」相手が誰かをまずは決めて書いてしまう作者の方が増えているのだろうな。

で、それはきっと、マルチシナリオが当たり前のゲーム脳からくる副作用なんだろうな。

ともあれ、今回、いろはすが出なかったので、次回は、ぜひ、いろはすを。

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デカダンス 第7話『driveshaft』感想: あれ、カブさんのほうがナツメにほだされて反乱を起こすの?

2020-08-20 01:30:17 | Weblog
番組が始まる前では、てっきりナツメが主人公だと思っていたのだけど、今回の感じだと、実はカブラギのほうが主人公するんだ!って感じ。

しかも、カブラギのほうがナツメに刺激を与えられてのことで。

なので、次回は、いきなりカブラギが地下のバグたちを組織して、ガドル工場の襲撃から始まるのかね?


実は、カブラギのほうから、今回の姿のままでナツメに対してデカダンス世界の秘密を語るのだとばかり思っていたのだけど、それはどうやらもう少し先になりそう。

カブラギがガドル工場を襲撃するのはまだ簡単な方で、仮にそれを成功裏に終えた場合、カブラギは、サイボーグの姿をナツメたちに明かすのだろうか?

そのタイミングいかんで物語展開も大きく変わるはず。

そもそもカブラギたちがデカダンスの外側にあるサイボーグ世界の住人であることはナツメのこれまでの行動を変えるようなインパクトを与えるのか?

なんだか、そういう見合った関係をすっ飛ばして、カブラギとナツメは互いに相手を必要とするパートナーになってしまいそうな予感もするんだよね。

だって、もう二人とも相手のこと大好きじゃんw

ナツメの行動原理の中に、カブラギの姿勢はすっかり組み込まれてしまっているし、

カブラギの方は、ナツメの「諦めない」バグぶりに、もう心底、心を奪われてるじゃない?

となると、やっぱり気になるのは、その、もう恋愛関係に近いような信頼関係を、カブラギがサイボーグバレをして以降も保つことができるのかどうか?

で、その時を迎えたときのために用意されたのが、ナツメの右腕が義手である、という設定だと思うんだよね。

だって、形の上では、ナツメもまたサイボーグだからw

つまり、ナツメとカブラギが橋渡し役になって、人間とサイボーグとの間を埋めてみせる。

ともあれ、次回のカブラギによる蜂起がどんな反逆モノの展開になるのか、楽しみ。

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