熟年の文化徒然雑記帳

徒然なるままに、クラシックや歌舞伎・文楽鑑賞、海外生活と旅、読書、生活随想、経済、経営、政治等々万の随想を書こうと思う。

春の訪れ

2008年03月03日 | 花鳥風月・日本の文化風物・日本の旅紀行
   先月下旬から、暖かい日があったので、急に庭の花木も動き出した。
   黄色いクロッカスが花を開いたのだが、夕方には、鳥に食べられてなくなってしまっていた。
   最近、庭を歩いているのは、キジバトとつぐみとヒヨドリだが、どの鳥であろうか。
   玄関口に置いた鉢植えの印旛雀椿(?)の2センチにも足りない小さな赤い花に、どう見ても吸えるとは思えなかったが、大きなヒヨドリが嘴を突っ込んで蜜を吸っていた。

   電線にとまっていた二羽のキジバトが近付いたかと思ったら、お互いに寄り添って、キスするように嘴を左右交互に擦り合せ始めた。
   暫くすると、オスがメスの背中に飛び乗った。やはり、ハトも春なのである。
   カワセミが余り人目につかなくなったのも、巣作りをして子育てをし始めたためであろうか。

   急に足元から飛び立って庭木にとまった大きな鳥があった。口絵の写真のメスのもずである。
   2月9日の口絵写真は、オスのもずで、やはり、オスの方は精悍だがメスの方は体色が淡くてやさしい。   
   違いは、過眼線が、黒いのがオスで褐色がメス、それに、翼に白斑があるのがオスでないのがメス。鉤状の嘴は同じなので、もずだとすぐに分かるが、生き物を餌にしているので動きは敏捷で中々カメラには納まってくれない。
   もずは何処で恋をするのか、何時も単独行動のもずしか見たことがない。

   ところで、庭植えの草花だが、昨年は、球根を植えなかったが、去年の球根が芽を出し始めている。
   私が居たオランダやイギリスでは、道端などに植えっぱなしの球根が毎年花を咲かせているが、日本は湿度が高く梅雨があるので球根が腐るので、毎年球根を掘り起こすのだと言うことであったが、そうでもなさそうである。
   しかし、咲き続けるのは、クロッカスやムスカリ、スノードロップと言った小さな球根花で、水仙はとも角、そのままほって置けば、チューリップやヒヤシンスは、球根が十分に育たないので、花が咲かないか、咲いても貧弱である。
   原種チューリップは、毎年咲くのだと知人が言っていたが、オランダのチューリップ畑では、球根を大きく育てる為に、花をつけると瞬時に花を刈り取ってしまうのも良く分かる。

   今日、六本木ヒルズ49階のセミナー会場の窓から、東京の街を見下ろしたら、中国からの黄砂の為か、日中だと言うのに薄暗く、近くの渋谷の高層ビル群さえ良く見えないくらい霞んでいて、上海の空を思い出した。
   黄砂でさえこの程度に酷いとすると、中国の温暖化ガス混じりの汚染大気が日本の上空に達していない筈がないと思って一寸恐怖を感じた。
コメント
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