*韓国名トクト(独島):日本名竹島
*トクト(独島) 西島
韓国の幼稚園で、学校で、そしてマスコミでも繰り返し繰り返し
なされている「トクトキャンペーン」の具体例を新聞記事から
紹介する。
古地図が付いていたので「ヲタク」の目に留まったのだ。
韓国語を学ぶ日本人としては、残念なことながら、このトクト問題を
避けて通る事は出来ない。
50年以上続いてきた「トクトキャンペーン」の結果、「トクトは
韓国の領土」との韓国人の「信念」は、「韓国人は韓国人で
ある」との自明の事実と同じくらいの重みを持つ「確信」とも
なっていることは知っておいた方がいい。
「必ずしもトクトは韓国領とは言えない」との意見を持つ韓国語
学習者には、かなり「タフな精神力」が必要とされることを
覚悟しておかなければならない。
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■ 국립중앙박물관 독도 특별전
国立中央博物館トクト特別展
(韓国日報 3月2日)
*地図名不明 韓国日報 06/3月2日
독도의 역사와 가치를 보여주는 기획특별전 ‘가고 싶은
우리 땅, 독도’가 국립중앙박물관에서 열린다.
トクト(独島:竹島の韓国名)の歴史と価値を示してくれる
特別企画展「行ってみたい我が領土、トクト」が国立中央博物館で
開催される。
6일 개막해 4월 16일까지 계속되는 이번 전시회는
‘독도의 자연’ ‘옛 글 속의 독도’ ‘옛 지도 속의 독도’ ‘독도
사람들’ 등 4개 코너를 독도의 역사적 의미를 되짚어 볼
수 있는 내용으로 꾸민다.
6日に開幕し、4月16日まで続く今回の展示会は「トクトの自然」
「古文書の中のトクト」「古地図の中のトクト」「トクトの人々」の
4つのコーナーを設け、トクトの歴史的意味を振り返ることの
できる内容になっている。
‘독도의 자연’ 코너에는 150분의 1로 축소한 독도 모형을
설치, 독도를 현장에서 직접 보는 것 같은 느낌이
들도록 했다. 독도 자생 동ㆍ식물과 바닷속 생태를
사진자료로 보여주고, 서식 동ㆍ식물 등이 표현된 옛
그림과 도자기를 전시한다.
「トクトの自然」コーナーには150分の1に縮小された模型を
設置、トクトを現場で見るような臨場感が感じられるようにした。
トクトに自生する動植物や近海の生態を写真資料で見ることが
でき、棲息している動植物が描かれた昔の絵や陶磁器も
展示されている。
‘옛 글 속의 독도’에는 삼국사기, 세종실록지리지, 동국여지
승람 등 독도 관련 내용이 언급된 책을 전시, 독도가 우리
영토라는 역사적 사실을 조명한다. 독도를 우리 땅으로
공포한 대한제국 칙령 41호, 독도를 일본 땅으로 편입한
일본 시마네현 고시를 비교 전시, 독도가 국제적으로
공인받은 우리 땅임을 분명히 할 계획이다.
「古文書の中のトクト」では、三国史記、世宗実録地理誌、
東国輿地勝覧など、トクト関連内容が言及された古書を展示、
トクトが我が国の領土である歴史的事実に光を当てている。
トクトが我が国の領土であることを公布した大韓帝国勅令
41号、トクトを日本領に編入した日本の島根県の告示を
比較展示し、トクトが国際的に公認された我が国の領土で
あることを明らかにする計画だ。
‘옛 지도 속의 독도’는 한국, 일본, 영국 프랑스 등 서양에서
제작한 지도 가운데 독도가 우리 영토로 표시된 것을 모아
전시한다. ‘독도 사람들’은 신라 장군 이사부, 동래 어부
안용복, 100년 전 독도라는 이름을 지은 울릉군수 심흥택
등의 관련 기록과 지금의 독도경비대를 포함해 고대부터
현재까지 독도를 지킨 사람들을 조명한다.
「古地図の中のトクト」では、韓国、日本やイギリス、フランスなど
西洋で製作された地図の中で、トクトが韓国領として描かれた
ものを集めて展示されている。「トクトの人々」では新羅のイサブ
将軍やトンネの漁夫アン・ヨンボク、100年前にトクトという
名を付けた鬱陵郡守シム・フンテクらの関連記録と現在のトクト
警備隊を含め古代から現在に至るまでトクトを守ってきた人々に
光を当てている。
독도에 보내는 편지, 독도 퍼즐 맞추기 등 관람객이 직접
참여할 수 있는 체험 공간도 마련되고 강연회도 열린다.
이번 기획전은 국립진주박물관(5월8일~6월18일),
국립전주박물관(7월10일~8월20일) 등으로 순회
전시된다. (02)2077-9271
トクトに送る手紙、トクトパズルなど観覧客が直接参加できる
体験コーナーも準備されており、講演会も開かれる。今回の
企画展は国立晋州博物館(5月8日~6月18日)、国立全州
博物館(7月10日~8月20日)でも展示される。(02)2077-9271
(終わり)
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*トクト(独島)の位置
以下は、あくまで「ヲタク」なりの勉強に基ずく「ヲタク」なりの
考えである。
まず、上で紹介した記事に出ていた古地図。
鬱陵島の横に描かれている島がトクトだというのが韓国側の
解釈だが、かなりの無理があると「ヲタク」は見ている。
なぜなら鬱陵島の附属島の中には、トクトより大きなチュクト
(竹島)※という島が存在しているし、この古地図で鬱陵島のすぐ
横に描かれた小島は、むしろチュクトと見るのが自然なのでは
ないかと思うからだ。
※日本でいう「竹島」とは違うので注意が必要。
*鬱陵島の附属島 チュクト(竹島) トクトより大きい
*現在、使用されている鬱陵島の一般的な地図
*大韓帝国 学部編集局作成 大韓全図(1899年)
*この地図で鬱陵島の周辺にある2島は、現在の観音島とチュクト(竹島)では
ないかと「ヲタク」は見ている。少なくとも「ヲタク」には、この地図の「干山島」を
トクトと見ることはできない。
韓国では、トクトが鬱陵島の附属島の一つだとみなされているが、
その見解にも「ヲタク」は大きな疑問を抱く。
地球は球形なので、鬱陵島から約90km離れたトクトを
鬱陵島から視認する事はほぼ不可能ではないかと「ヲタク」は
見ている。理論的には一定の高度以上※に登れば視認が
可能なのだが、実際はどんなに晴れた日でも、空気中の微粒子や
水平線上の波しぶき、水蒸気などのマイナス要因が大きく
働くので、水平線付近の小さな点を視認することは、まず
不可能なのではないかと思う。
※詳述はしないが、知人の数学教師に計算してもらったところ、90km離れた
地点でも目の高さが約200mあれば、水平線とトクトの頂上(約168m)が
重なるとのことだった。
*プサン市キジャン方面の高地から望む対馬 高い山は5~600m級
プサンからおよそ50kmしか離れていない対馬も、よほどの
好条件が重ならない限りプサンから肉眼で視認することは
出来ない。見えたとしても対馬の高い山々の影がうっすら見える
程度なのだ。
*「鬱陵島から見えるトクトの写真」として韓国の「トクト学会」などが
提供している写真。標高50m前後だと思われる西島の角のような
部分まで写っている。この2枚、前面に写った木の枝が微妙に
違っている。失礼ながら「ヲタク」は2枚とも捏造写真である可能性が
高いと思っている。
いずれにしろ、鬱陵島から肉眼での視認が難しいと思われる
トクトを、鬱陵島の附属島の一つだと見なすことには無理が
あるのではないか、というのが「ヲタク」の考えだ。
海底地図を見ても、鬱陵島とトクトが同じ海底山脈に属して
いるわけでもない。
また、細かい論証は省くが、韓国の古文書の中には、韓国側が
主張するように「于山島」を始め、鬱陵島以外の複数の名称が
記録されている事は事実だが、そうした島を即、全て現在の
トクトとみなすのは相当な無理がある。
各種古文書には、于山島が鬱陵島の別称であるとの説も掲載
されているし、たとえ鬱陵島以外に別途、于山島が記録されて
いる場合でも、100人近くの人が住んでいる、とか鬱陵島からは
島の頂上の木々や島の磯の様子まで見える距離にあると
記載されているのである。
韓国では古文書に記録された鬱陵島以外の島を全て、現在の
トクトだとみなしているわけだが、古文書に現れる矛盾する
記載は一切無視されている。
さらに、繰り返し韓国のマスコミに登場する日本や外国の
古地図に描かれた韓国領「トクト」なる島は、「ヲタク」が確認した
限り、全て、現在の鬱陵島と見なすのが適当な島ばかりだった。
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韓国びいきの「ヲタク」ではあるが、それがどんなに不十分な
ものであれ自分の「科学的判断力」や「理性」を欺いてまで
韓国のナショナリズムにお付き合いする気にはなれない。
興味のある方は、関連記事である「石島」、「3・1運動記念日」も
参照してほしい。
また、カフェの資料室に「독도문제/竹島問題」コーナーを設け、
日韓双方の関連サイトを集めている。第一次資料(古文書の
原文)なども紹介されているので、関心のある方はそちらも
参考にしてほしい。
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