福岡発 コリアフリークなBlog

韓国や韓国語に関するオタクの雑学メモ。韓国映画はネタバレあり。 Since 2005/9.14

ラジオの慶尚道方言

2006年03月02日 | 【情報通信関連】

韓国語にも個性豊かないろいろな方言がある。その中でも
「ヲタク」が特に好きなのが慶尚道方言だ。

ただ、一口に慶尚道方言と言ってもいろいろある。

大きくは慶尚南道と慶尚北道の方言に分かれる。

そして、「ヲタク」はプサン市が位置する慶尚南道の方言に
一番親しみを感じている。

韓国語で話すときは基本的に標準語で話す努力をしているが、
「パンマル」(子どもなどに使うぞんざいな言葉)や一部の
単語などで、どうしても慶尚南道の方言が出てしまう。

そもそも、アクセント自体が慶尚道方言っぽいと言われる
こともある。

昨年末のカフェのソウル・オフ会でも、親御さんが慶尚道出身の
会員以外には通じない方言を、それとは知らずに使ってしまって
いた。

考えてみれば、「ヲタク」が、妻や妻方の親戚たちが使う言葉
である慶尚南道の方言を中心に韓国語に親しむのは、ある意味、
当然と言えば当然のことだ。

さらに言えば、「ヲタク」の韓国体験の基点は、結婚前から
ずっとプサンだったのだから・・・。

ところで、今日、ラジオを聴いていて思わず笑ってしまった。

視聴者参加型の番組に電話で登場したテグ市(慶尚北道)の
男性の話し方が、あるコメディアンがやっているイ・スンヨプ選手
(テグ市出身)のモノマネにそっくりだったからである。

プサンの話し方、アクセントともずいぶん違う。

イ・スンヨプ選手のモノマネはインターネットのMBCラジオで
毎日のように聞いている分、「ヲタク」も聞きなれているのだが、
当然、アクセントの特徴が誇張されている。(と思っていた)

しかし、今日、ラジオに登場したテグ在住のくだんの中年男性は、
巧まずしてイ・スンヨプの「モノマネ」をしているような話し方
だったので、思わず笑ってしまったのである。

テグにはイ・スンヨプと同じようなアクセントで話す人が大勢(?)
いることを実感できた瞬間だった。

韓国語を学び始めた頃、テグにも2度ほど足を運んだことが
あるが、その頃は、方言どころか基本的な韓国語すらおぼつか
ない状態だったので、テグ方言についての印象は全く残って
いなかったのである。

・・・・・

振り返って、「ヲタク」の生まれ育った福岡県にも、江戸時代の
藩境を境に大きく三つの方言があり、現在でも、特に博多と
北九州では大きく異なる方言を使っている。

「ヲタク」の話す北九州の方言だけを見ても、正確に言えば、
また北部と南部(大分寄り)で微妙に違っている。

基本的には文章語を中心に韓国の標準語を学んでいる「ヲタク」
ではあるが、「ヲタク」にとって、方言のない韓国語なんて
唐辛子の入っていないキムチのようなものだ(?)。

日本でも韓国でも、方言が大事にされるよう「ヲタク」は心から
願っている。


(終わり)


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駅伝

2006年03月02日 |  〇語彙と表現

今日、翻訳の練習をしていてぶつかった日本語の「駅伝」と
いう言葉。

これを韓国語に直訳(ハングル読み)すれば、「逆転」という
同音異義語などと区別がつきにくくなる。

はて、韓国ではどう表現しているのだろうかと、例によって
インターネットを駆使し調べてみた。

その結果、韓国語では「駅伝」を一般的に次のように表現して
いることがわかった。

・역전 마라톤(駅伝マラソン)
・역전 경기(駅伝競技)

では、今日の翻訳練習の成果を記録しておく。

・・・・・・・・・・・・・・・・

■ 好きなスポーツは「プロ野球」46%、12年連続1位
좋아하는 스포츠는 "프로야구" 46%,12년연속 1위
(読売新聞)

読売新聞社が先月11、12の両日に実施した全国世論調査
(面接方式)で、見るのが好きなスポーツとして「プロ野球」を
挙げた人は46%に上り、12年連続でトップとなった。
요미우리신문사가 지난달 11,12 양일에 걸쳐 실시한
전국여론조사(면접방식) 결과에 따르면 보기를 좋아하는
스포츠로서 "프로야구"를 꼽은 사람이 46%에 이르렀으며
12년 연속 1위를 차지했다.

3日から開催される野球の国・地域別対抗戦「ワールド・
ベースボール・クラシック(WBC)」に「関心がある」人は54%と
半数を超えた。WBCで日本がベスト4に「勝ち残れると思う」も
61%に上った。
3일부터 개최될 월드베이스볼클래식(WBC)에 "관심이 있다"고
응답한 사람이 54%로 절반을 넘었다.WBC에서 일본이 4강에
"진출할 수 있다"고 생각하는 사람도 61%를 기록했다.

プロ野球に次いで好きなスポーツでは、「マラソン」34%、「駅伝」
29%、「高校野球」27%、「プロサッカー」25%などの順。
「スケート」は、昨年の6%から15%に急増した。
프로야구에 이어 인기를 모은 스포츠로서는 "마라톤" 34%,
"역전 마라톤" 29%,"고교야구" 27%, "프로축구" 25% 등의
순이었다."스케이팅"은 지난해 6%에서 15%로 급증했다.

好きなプロ野球チームは巨人が25%で、15年連続で1位。
次いで阪神15%、中日、ソフトバンク各4%――などの順。
좋아하는 프로야구팀은 자이언츠가 25%로 15년 연속 1위를
차지했다.이너 한신 15%,주니치,소프트뱅크 각각 4% 등의
순이었다.

好きなスポーツ選手は米大リーグ・マリナーズのイチローが2年
連続トップ。2位は米ヤンキースの松井秀喜、3位は女子ゴルフの
宮里藍だった。
좋아하는 스포츠선수는 미국메이저리그 매리너스의 이치로
선수가 2년 연속 1위.2위는 미국 양키스의 마쓰이 히데키선수,
3위는 여자프로골프의 미야자토 아이선수였다.

6月からドイツで開催されるサッカーW杯に関心を持つ人は62%で、
02年の日韓大会への関心度(54%)を上回った。
6월부터 독일에서 개최될 축구 월드컵에 관심이 있다고 응답한
사람은 62%로 02년 한일대회 때(54%)보다 높은 관심을 보였다.

(終わり) 


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日本語汚染

2006年03月02日 |   〇メディア・IT


*「インコ」「天然痘」「運チャン」などの韓国語への言い換え例(KBS1)

3月1日が3・1運動記念日であったため、韓国のマスコミでは
日本関係の報道が多くなされた。

韓国語を「汚染」している日本語の影響を排除しようというのが、
このKBSニュースの趣旨だ。

トクト(独島:竹島の韓国名)問題と並んで「ヲタク」が批判的に
見ている韓国愛国主義の典型的な事例と言える。

繰り返し繰り返しマスコミに登場するこの種のプロパガンダ的な
報道を見ていると、さすがの「ヲタク」も無力感を感じてしまう。

しかし、目に付いた以上は記録しておこう。

・・・・・・・・・・・・・

■ 아직도 뿌리 깊은 일본어 잔재
依然として根深く残る日本語の残滓
(KBS TV 3月1日)

<앵커 멘트>
ニュースキャスター

우리 말과 글에 스며든 일본어의 잔재는 반세기가
지났지만 아직도 청산되지 않고 있습니다. 더구나
최근엔 새로운 일본어투가 유입돼 한글을 오염시키고
있습니다. 뿌리깊은 일본어 잔재를 장혜윤 기자가
짚어봤습니다.
韓国語の会話や文章に染み込んだ日本語の残滓は半世紀が
過ぎた現在でも、依然として清算されないままです。その上、
最近は新しい日本語式表現が流入し、ハングルを汚染して
います。
根深く残る日本語の残滓についてチャン・ヘユン記者が
レポートします。

<리포트>
レポート

<인터뷰>
インタビュー

 "(아이들이 고집을 부리며 떼를 쓰는 행동을
무어라 하죠?) 뗑깡 부리다!"
「子どもたちが我がままを言い張って駄々をこねる行動を
何といいますか?)テンカンをこねる!」

순우리말 생떼가 있으나 뗑깡이란 일본어가 자연스럽게
쓰여지고 있습니다. 이처럼 우리 말글에 깊숙이 침투한
일본어는 천백여 단어에 이릅니다.
純粋な韓国語に「センテ(駄々)」という言葉がありますが、
「テンカン」という日本語が自然に使われています。
このように韓国語に深く浸透した日本語は1100余りに
上ります。

입으로 전해지다보니 일본어인지조차 모르고 쓰는
경우가 많습니다.
口から口へと伝わってきたので、日本語だと知らないまま
使う場合が多いのです。

<인터뷰>
インタビュー

"('뽀록나다'가 어느 나라 말일까요?) 순우리말
아닌가요? 아닌가?"
「(<ポロッ>と出る、という言葉はどこの国の言葉だと思い
ますか?)純粋な韓国語じゃないんですか?ちがうの?」

※「うそなどがばれる」という意味の俗語。語源は「ボロが出る」の
「ボロ」か?

더욱이 일제 잔재어를 다 청산하기도 전 새로운
일본어가 계속 들어오고 있습니다.
さらに日本語の残滓を清算する前に、新しい日本語が
続々と入ってきています。

특히 건설과 인쇄,법률 분야 등 전문 분야가 더 심각한
상황입니다.
特に建設や印刷、法律の分野など専門分野では一層深刻な
状況です。

새로운 개념들을 우리말로 바꾸지 않고 손쉽게
외래어 그대로 받아들인 까닭입니다.
新しい概念を韓国語に言い換えないまま、安易に外来語
そのままに受け入れているからです。

<인터뷰>
インタビュー、キム・セジョン(国立国語院、国語生活部部長)

김세중(국립국어원 국어생활부 부장): "새로운 개념들을
외래어로 정의할 경우 우리말의 자생력이 떨어져 결국
변화하는 시대와 동떨어진 말글이 되고 만다..."
「新しい概念を外来語で定義していると、韓国語の自生力と
いったものが低下し、結果的に変化する時代とかけ離れた
言葉や文章になってしまう...」

때문에 의학계 등을 중심으로 전문 용어를 우리말로
바꿔 사전을 출판하는 등 우리말 학문하기 운동도
펼쳐지고 있습니다.
したがって医学会などを中心に専門用語を韓国語に変え
辞典を出版するなど、「韓国語で学問する運動」も繰り広げ
られています。

그러나 일본어 홍수를 막기엔 역부족입니다.
しかし、日本語の洪水を防ぐには力不足なのです。

광복 60여 년, 일제 잔재어와 새로 들어오는 일본어에
맞서 우리 말과 글을 오롯이 지키려는 노력이 절실한
시점입니다.
解放から60年余り、日本語の残滓と新しく入ってくる日本語に
向き合い、我々の言葉と文章をきちっと守っていく努力が、今、
切実に要求されています。

KBS 뉴스 장혜윤입니다.
以上、KBSニュース、チャン・ヘユンでした。

(終わり)

・・・・・・・・・・・・・

このニュースでは、日本語式漢字語を多用している分野として
建設や法律などの「専門」分野を例に挙げ、「汚染」の実態を
極めて矮小化している。

現実的には、新聞、放送を始めとする当のマスコミ自身や、
学校教育、職場、政治・経済分野など、ありとあらゆる領域で
日本語に「汚染」された韓国語が使われている。

ある意味で、近現代の韓国語は全体的に近代日本語に骨の
髄まで「汚染」されているわけだが、そうした現実や歴史的
事実は、こうしたプロパガンダには「有害無益」なので、何らの
検証もされないまま無視される。

この種のプロパガンダがいつまで続けられるのかわからないが、
「ヲタク」は根気よく批判的な観察を続けていく決意だ。


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トクトキャンペーン

2006年03月02日 |   〇竹島問題等


*韓国名トクト(独島):日本名竹島


*トクト(独島) 西島

韓国の幼稚園で、学校で、そしてマスコミでも繰り返し繰り返し
なされている「トクトキャンペーン」の具体例を新聞記事から
紹介する。

古地図が付いていたので「ヲタク」の目に留まったのだ。

韓国語を学ぶ日本人としては、残念なことながら、このトクト問題を
避けて通る事は出来ない。

50年以上続いてきた「トクトキャンペーン」の結果、「トクトは
韓国の領土」との韓国人の「信念」は、「韓国人は韓国人で
ある」との自明の事実と同じくらいの重みを持つ「確信」とも
なっていることは知っておいた方がいい。

「必ずしもトクトは韓国領とは言えない」との意見を持つ韓国語
学習者には、かなり「タフな精神力」が必要とされることを
覚悟しておかなければならない。

・・・・・・・・・・・・

■ 국립중앙박물관 독도 특별전
国立中央博物館トクト特別展
(韓国日報 3月2日)


*地図名不明 韓国日報 06/3月2日

독도의 역사와 가치를 보여주는 기획특별전 ‘가고 싶은
우리 땅, 독도’가 국립중앙박물관에서 열린다.
トクト(独島:竹島の韓国名)の歴史と価値を示してくれる
特別企画展「行ってみたい我が領土、トクト」が国立中央博物館で
開催される。

6일 개막해 4월 16일까지 계속되는 이번 전시회는
‘독도의 자연’ ‘옛 글 속의 독도’ ‘옛 지도 속의 독도’ ‘독도
사람들’ 등 4개 코너를 독도의 역사적 의미를 되짚어 볼
수 있는 내용으로 꾸민다.
6日に開幕し、4月16日まで続く今回の展示会は「トクトの自然」
「古文書の中のトクト」「古地図の中のトクト」「トクトの人々」の
4つのコーナーを設け、トクトの歴史的意味を振り返ることの
できる内容になっている。

‘독도의 자연’ 코너에는 150분의 1로 축소한 독도 모형을
설치, 독도를 현장에서 직접 보는 것 같은 느낌이
들도록 했다. 독도 자생 동ㆍ식물과 바닷속 생태를
사진자료로 보여주고, 서식 동ㆍ식물 등이 표현된 옛
그림과 도자기를 전시한다.
「トクトの自然」コーナーには150分の1に縮小された模型を
設置、トクトを現場で見るような臨場感が感じられるようにした。
トクトに自生する動植物や近海の生態を写真資料で見ることが
でき、棲息している動植物が描かれた昔の絵や陶磁器も
展示されている。

‘옛 글 속의 독도’에는 삼국사기, 세종실록지리지, 동국여지
승람 등 독도 관련 내용이 언급된 책을 전시, 독도가 우리
영토라는 역사적 사실을 조명한다. 독도를 우리 땅으로
공포한 대한제국 칙령 41호, 독도를 일본 땅으로 편입한
일본 시마네현 고시를 비교 전시, 독도가 국제적으로
공인받은 우리 땅임을 분명히 할 계획이다.
「古文書の中のトクト」では、三国史記、世宗実録地理誌、
東国輿地勝覧など、トクト関連内容が言及された古書を展示、
トクトが我が国の領土である歴史的事実に光を当てている。
トクトが我が国の領土であることを公布した大韓帝国勅令
41号、トクトを日本領に編入した日本の島根県の告示を
比較展示し、トクトが国際的に公認された我が国の領土で
あることを明らかにする計画だ。

‘옛 지도 속의 독도’는 한국, 일본, 영국 프랑스 등 서양에서
제작한 지도 가운데 독도가 우리 영토로 표시된 것을 모아
전시한다. ‘독도 사람들’은 신라 장군 이사부, 동래 어부
안용복, 100년 전 독도라는 이름을 지은 울릉군수 심흥택
등의 관련 기록과 지금의 독도경비대를 포함해 고대부터
현재까지 독도를 지킨 사람들을 조명한다.
「古地図の中のトクト」では、韓国、日本やイギリス、フランスなど
西洋で製作された地図の中で、トクトが韓国領として描かれた
ものを集めて展示されている。「トクトの人々」では新羅のイサブ
将軍やトンネの漁夫アン・ヨンボク、100年前にトクトという
名を付けた鬱陵郡守シム・フンテクらの関連記録と現在のトクト
警備隊を含め古代から現在に至るまでトクトを守ってきた人々に
光を当てている。

독도에 보내는 편지, 독도 퍼즐 맞추기 등 관람객이 직접
참여할 수 있는 체험 공간도 마련되고 강연회도 열린다.
이번 기획전은 국립진주박물관(5월8일~6월18일),
국립전주박물관(7월10일~8월20일) 등으로 순회
전시된다. (02)2077-9271
トクトに送る手紙、トクトパズルなど観覧客が直接参加できる
体験コーナーも準備されており、講演会も開かれる。今回の
企画展は国立晋州博物館(5月8日~6月18日)、国立全州
博物館(7月10日~8月20日)でも展示される。(02)2077-9271

(終わり)

・・・・・・・・・・・・


*トクト(独島)の位置

以下は、あくまで「ヲタク」なりの勉強に基ずく「ヲタク」なりの
考えである。

まず、上で紹介した記事に出ていた古地図。
鬱陵島の横に描かれている島がトクトだというのが韓国側の
解釈だが、かなりの無理があると「ヲタク」は見ている。

なぜなら鬱陵島の附属島の中には、トクトより大きなチュクト
(竹島)という島が存在しているし、この古地図で鬱陵島のすぐ
横に描かれた小島は、むしろチュクトと見るのが自然なのでは
ないかと思うからだ。

※日本でいう「竹島」とは違うので注意が必要。


*鬱陵島の附属島 チュクト(竹島) トクトより大きい


*現在、使用されている鬱陵島の一般的な地図


*大韓帝国 学部編集局作成 大韓全図(1899年)
*この地図で鬱陵島の周辺にある2島は、現在の観音島とチュクト(竹島)では
ないかと「ヲタク」は見ている。少なくとも「ヲタク」には、この地図の「干山島」を
トクトと見ることはできない。


韓国では、トクトが鬱陵島の附属島の一つだとみなされているが、
その見解にも「ヲタク」は大きな疑問を抱く。

地球は球形なので、鬱陵島から約90km離れたトクトを
鬱陵島から視認する事はほぼ不可能ではないかと「ヲタク」は
見ている。理論的には一定の高度以上に登れば視認が
可能なのだが、実際はどんなに晴れた日でも、空気中の微粒子や
水平線上の波しぶき、水蒸気などのマイナス要因が大きく
働くので、水平線付近の小さな点を視認することは、まず
不可能なのではないかと思う。

※詳述はしないが、知人の数学教師に計算してもらったところ、90km離れた
地点でも目の高さが約200mあれば、水平線とトクトの頂上(約168m)が
重なるとのことだった。


*プサン市キジャン方面の高地から望む対馬 高い山は5~600m級

プサンからおよそ50kmしか離れていない対馬も、よほどの
好条件が重ならない限りプサンから肉眼で視認することは
出来ない。見えたとしても対馬の高い山々の影がうっすら見える
程度なのだ。


*「鬱陵島から見えるトクトの写真」として韓国の「トクト学会」などが
提供している写真。標高50m前後だと思われる西島の角のような
部分まで写っている。この2枚、前面に写った木の枝が微妙に
違っている。失礼ながら「ヲタク」は2枚とも捏造写真である可能性が
高いと思っている。


いずれにしろ、鬱陵島から肉眼での視認が難しいと思われる
トクトを、鬱陵島の附属島の一つだと見なすことには無理が
あるのではないか、というのが「ヲタク」の考えだ。

海底地図を見ても、鬱陵島とトクトが同じ海底山脈に属して
いるわけでもない。

また、細かい論証は省くが、韓国の古文書の中には、韓国側が
主張するように「于山島」を始め、鬱陵島以外の複数の名称が
記録されている事は事実だが、そうした島を即、全て現在の
トクトとみなすのは相当な無理がある。

各種古文書には、于山島が鬱陵島の別称であるとの説も掲載
されているし、たとえ鬱陵島以外に別途、于山島が記録されて
いる場合でも、100人近くの人が住んでいる、とか鬱陵島からは
島の頂上の木々や島の磯の様子まで見える距離にあると
記載されているのである。

韓国では古文書に記録された鬱陵島以外の島を全て、現在の
トクトだとみなしているわけだが、古文書に現れる矛盾する
記載は一切無視されている。

さらに、繰り返し韓国のマスコミに登場する日本や外国の
古地図に描かれた韓国領「トクト」なる島は、「ヲタク」が確認した
限り、全て、現在の鬱陵島と見なすのが適当な島ばかりだった。

・・・・・・・・・・・・

韓国びいきの「ヲタク」ではあるが、それがどんなに不十分な
ものであれ自分の「科学的判断力」や「理性」を欺いてまで
韓国のナショナリズムにお付き合いする気にはなれない。

興味のある方は、関連記事である「石島」、「3・1運動記念日」も
参照してほしい。

また、カフェの資料室に「독도문제/竹島問題」コーナーを設け、
日韓双方の関連サイトを集めている。第一次資料(古文書の
原文)なども紹介されているので、関心のある方はそちらも
参考にしてほしい。


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