福岡発 コリアフリークなBlog

韓国や韓国語に関するオタクの雑学メモ。韓国映画はネタバレあり。 Since 2005/9.14

5局観戦

2006年03月19日 | 【情報通信関連】


*3月19日、韓国のKBS2、MBC、SBSの地上波3局で同時放映されたWBC準決勝-日韓戦

日本チームのタナボタ式準決勝進出により、WBCで3度目の
日韓対決が繰り広げられた。

結果的には日本チームが「3度目の正直」よろしく6-0で完勝を
収め、21日のキューバとの決勝戦に駒を進めた。

「ヲタク」は今日、数年ぶりに野球の試合を最初から最後まで
テレビ観戦した。

8回の雨天中断までは、2階の自室でスカイライフ(韓国の
衛星放送)を通して、KBS2、MBC、SBSの3局で観戦し、その後、
1階の居間に下りて日本のRKB(TBS系列)で観戦した。

しかし、試合再開直後、日本チームの完勝ムードを見切ってか、
RKBは野球中継を突然、打ち切り、女子プロゴルフの中継を
始めてしまった。

地元ホークスの選手も出ているし、「まさか」とは思ったが、
「ヲタク」の住む北部九州は、放送延長地域から除かれる
「一部地域」となってしまったのだ。

今日は野球の試合でも日本チームらしさを十分に発揮したと思うが、
テレビ中継(九州北部)の方も、何とも日本らしい「尻切れトンボ式」
野球中継で終わってしまった。

そこで、結局、最後の8、9回は居間のパソコンを通じ、
Yahoo!Koreaの野球中継を見ることになった。


*Yahoo!KoreaメディアのWBC中継

結局、「ヲタク」は今日、福岡の自宅にいながらにして、WBC
準決勝戦を日韓両国の5局(韓国4、日本1)を渡り歩きながら
「国際観戦」してしまった。

今、「ヲタク」は、実に「ヲタク」らしいWBC観戦ができたことに
満足している。

一つの試合を5つの局で観戦するなど、そうざらにできる経験では
あるまい。

ここまで快進撃を続けてきた韓国チームと善戦を続けてきた
日本チームには、心から感謝したい。



ただし、この5局観戦に、「ヲタク」の自己満足以外の特別な
意味など何もないことは「ヲタク」自身、痛いほどわかっている。

(終わり)



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応援文化

2006年03月19日 |   〇芸能・スポーツ


*3月19日 ソウル市庁前広場(OSEN)

熱狂的な韓国の「応援文化」を批判した記事が目にとまった。

いわゆる「勝ち馬に乗る」現象は、韓国に限らず、どこででも
見られる現象ではあろうが、ある評論家のなかなか深い洞察に
基ずく指摘が展開されている。

翻訳して紹介しておく。

結局、盛り上がった応援も準決勝では実を結ぶことは
できなかったが、野球ファンの一人として、今回のこの盛り上がりが
韓国内の野球人気の盛り上がりにつながることを期待してやまない。

なお、この記事は準決勝の前日に配信されていた記事である
ことを書き添えておく。

・・・・・・・・・・


*3月19日 ソウルチャムシル球場(OSEN)

■ “우리나라, WBC 야구 응원 문화에서도 냄비 성향”
WBC野球の応援にも「熱しやすく冷めやすい」文化が現れている
(CBSニュース 3月18日)

WBC 한일 4강전을 앞두고 일고 있는 우리나라의 응원
열기를 두고 “응원의 본래 정신과 거리가 먼, 냄비 성향의
잘못된 응원 문화”라는 지적이 나왔다.
WBC準決勝での韓日対決を前に起きている韓国の熱狂的な
応援について、「本来の応援精神とはかけ離れた<熱しやすく
冷めやすい>間違った応援文化である」と指摘する声があがった。

문화평론가 김헌식씨는 18일 CBS 라디오 ‘뉴스야 놀자’
(진행 노정렬 , 낮 12시5분~1시30분)와의 인터뷰에서
“해당 종목이 괄목할 만한 성과를 낸 뒤에야 우리의
응원은 뜨거워진다”면서 “기대 이상의 성과가 나온
경우에만 매스미디어가 주목하고, 그런 미디어의 전략에
휩쓸려 시민들의 응원도 본격화되는 것이 우리의 응원
문화”라고 지적했다.
文化評論家のキム・ホンシク氏は18日、CBSラジオ「ニュース君
遊ぼう」(進行ノ・ジョンニョル、午後12時15分~1時30分)の
インタビューに答え「該当種目がすばらしい成果を収めた後に
なってはじめて応援が熱を帯びてきた」と述べた上で、「期待
以上の成果をあげた場合に限ってマスコミが注目し、そうした
マスコミの戦略に巻き込まれ市民の応援も本格化するというのが
韓国の応援文化だ
」と指摘した。

김헌식씨는 이어 “응원은 원래 힘이 부족한 이들에 대한
격려가 본질인데, 우리는 결과를 보고 어느 정도 성과가
난 뒤에야 응원이 격렬해지는 성향을 갖고 있어, 응원의
본질과 거리가 멀다”고 꼬집었다.
さらに「応援とは元来、力の不足した者を激励するところに本質が
ある。しかし、韓国では結果を見て、ある程度、成果を出した後に
なってはじめて応援が熱を帯びる傾向を持っており、応援の
本質とはかけはなれている」と皮肉った。

김헌식씨는 “결국 우리의 응원 문화는 겉으로는 대단히
적극적으로 보이지만, 본질적으로는 경기 결과와 미디어
전략에 매인 대단히 수동적 응원에 불과하다”고 비판했다.
その上でキム氏は「結局、韓国の応援文化は表面的には非常に
積極的に見えるが、本質的には試合結果とメディア戦略に
引きずられた非常に受身的な応援
に過ぎない」と批判する。

김헌식씨는 “우리나라 스포츠 응원 문화가 대체로 이런
문제를 갖고 있다”면서 “WBC가 시작됐을 때에도 우리
사회에서 이뤄진 응원에 대한 논의는, 애국가 록버전,
꼭지점 댄스 응원, 서울 광장 논란 등 모두 독일
월드컵에만 집중됐었고, WBC에서 우리 팀이 의외의
성과를 내기 전까지는 응원에 대한 자발적인 준비나
논의는 사회적으로 이뤄진 일이 거의 없었다”고 밝힌
뒤 “하지만 미국과 일본을 격파하니 독일 월드컵보다
응원이 더 격렬해지고 있다”고 지적했다.
キム氏は「韓国のスポーツに見られる応援文化は、だいたい
同じような問題を抱えている」と述べ、「WBCが始まった頃の
応援に関するマスコミの話題は、国歌のロックバージョン問題、
ピラミッドダンス、ソウル広場問題など、全てドイツワールド
カップに集中していたし、WBCで韓国チームが意外な成果を
収める前までは、応援に関する自発的な準備や論議は社会的に
全くなされていなかった」と述べた。しかし、「アメリカと日本を
破ってから、ドイツワールドカップよりも応援が熱を帯びだした」と
指摘した。

김헌식씨는 “이런 우리 응원 문화 속에서 야구를 살리기
위해 우리 프로야구계는 WBC에 사활을 걸 수밖에
없었다”면서 “3백만에 그치는 프로야구 응원 감소 문제
돌파 위해, 독일 월드컵에만 쏠리는 관심을 야구에
돌리도록 하기 위해 우리 야구 대표팀이 8강 진출을
위해 상당히 노력해 왔던 게 사실”이라고 설명했다.
キム氏は「こうした韓国の応援文化の中で野球を救うために
プロ野球界はWBCに死活をかけるしかなかった」とも述べ、
「300万人にとどまっているプロ野球の観客減少問題を
解決するためにも、ドイツワールドカップに注がれている関心を
野球に向けさせようと、野球の代表チームが1次リーグ突破を
目指し相当な努力を積み重ねてきたのが事実だ」と説明した。

김헌식씨는 “앞으로 소외된 종목에 대해 응원이 더
필요하다”면서 “해당 종목 성과가 눈길을 끌어 관심의
주류로 등장한 뒤에야 비로소 응원을 시작하는 우리
응원 문화는 이번 기회에 바뀌어야 한다”고 밝혔다.
最後にキム氏は「これから、もっと不人気種目に対する応援が
必要だ」と述べながら「該当種目の成果が目を引き関心の的に
なってはじめて応援を始めるという応援文化を今回のWBCを
機会に変えていかなければならない」と強調した。

(終わり)

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