たとえば松本城の案内板まで4ヶ国語(日・英・中・韓)で表記されて
いるとは知らなかった。
九州の都市や観光地では決してめずらしいものではないが、
こうした多国語表記は、すでに九州のみならず全国的な傾向に
なっているようだ。
今日、韓国の新聞(電子版)で松本城の案内板を題材にした短い
記事を目にした。
案内文に書かれた「おかしな韓国語」を目にした一人の韓国人
記者の率直な反応が読み取れて興味深かった。
実は、「ヲタク」も韓国の街角などで「おかしな日本語」表記を
発見してはけっこう楽しんでいる人間の一人だ。
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△松本城の案内文(朝鮮日報)
■ 앗! 일본엔 황당 한국어
あら!日本にはおかしな韓国語が
(朝鮮日報 8月31日)
사람이 외국어 쓸 때 틀리는 것은 당연하다. 서울에서
발견되는 각종 ‘잉그리쉬’를 볼 때는 정부가, 기업이,
가게 주인이 어떻게 저런 걸 다 틀릴 수 있나라는 생각에
짜증이 났지만 일본에 가서 좀 너그러워 졌다고 할까.
外国語を間違えるのはある意味で当然のことだ。しかし、ソウルで
おかしな英語を目にすると、つい政府が、企業が、そして店の
主人が、なぜこんなミスを犯すのかと、いらいらしていたのも事実だ。
ところが、今回、日本に行って、少し余裕のある見方ができる
ようになった気がする。
일본에 가면 한국어 안내문을 자주 볼 수 있다. 지하철~
관광지 안내판에 이르기까지 일본어·영어와 나란히
한국어도 자주 등장한다.
日本に行くと、韓国語の案内文をよく見かける。地下鉄から
観光地に至るまで、案内板には日本語・英語と並んで韓国語も
よく登場する。
위 사진은 마쓰모토(松本) 성 앞에 세워진 안내문.
다리를 건너 온 관광객에게 ‘성에 들어가려면 입장료를
내야 한다’는 취지를 ‘여기서부터 유료’라고 설명하는
대신, ‘이것보다 유료가 됩니다’라고 적었다.
上の写真は松本城の前に立てられた案内文だ。橋を渡って
来た観光客に「お城に入るには入場料が必要」という趣旨で
「ここからは有料です」と説明したかったのだろうが、この案内文
には「この物よりも有料になります」と書かれている。
또 ‘애완동물의 입장은 사양해 주십시오’라고 정중히
밝혀 웃음이 나왔다. 솔직히, ‘저런 것도 틀리냐’ 보다는
‘귀엽다’는 기분이 들었다.
また、「ペットのご入場はお控えください」と書かれた丁寧な
注意書きを見て、笑いがこぼれた。しかし、率直に言って
「こんなミスをするのか」と思うより「かわいいな」という
印象の方が強かった。
(終わり)