福岡発 コリアフリークなBlog

韓国や韓国語に関するオタクの雑学メモ。韓国映画はネタバレあり。 Since 2005/9.14

XP販売延長

2008年12月24日 |   〇メディア・IT

「ヲタク」は、家族が使っている機種も含め自宅に複数台の
パソコン(自作デスクトップとノート)を持っている。

その内、2機種のOSにはWindows Vistaを入れているが、悪評の
通りと言うべきか、問題が多かった。

それでも、パソコンに詳しい知人のアドバイスで、グラフィックの
「エアロ(Aero)」機能を停止させ、ベーシックモードで使うように
してからは、XP並み(?)の動きをしてくれてはいる。

今日、マイクロソフトのXP販売延長をめぐる記事を目にしたので、
翻訳練習してみた。

・・・・・・・・・・・・・・・・

■MS, 윈도XP 공급 4개월 연장
マイクロソフト、Windows XPの販売、4ヶ月延長
(連合ニュース 12月24日)

마이크로소프트(MS)가 PC업계에 공급하는 윈도XP의
판매 기한을 당초 계획보다 4개월 더 연장했다.
マイクロソフト社がパソコンメーカーに供給するWindows XPの
販売期限を、当初の計画より4ヶ月延長することを決めた。

24일 뉴욕타임스 등 외신들에 따르면 MS는 PC제조사에
공급하는 XP의 판매 기한을 새해 1월 31일에서 5월
30일로 연장했다. 이에 따라 PC업체들은 XP탑재 PC를
2009년에도 판매할 수 있게 됐다.
24日、ニューヨークタイムズ誌など複数の海外メディアによれば、
マイクロソフト社は、パソコンメーカーに供給しているXPの販売
期限を2009年の1月31日から5月30日に延長することを決めた。
この決定により各パソコンメーカーは、XP搭載のパソコンを09年
にも販売できることになった。

이 같은 결정은 2007년 1월 선보인 OS(시스템 운영
체계) `비스타'의 실적부진에 따른 것으로 분석된다.
MS는 XP를 대체하기 위해 야심차게 비스타를 선보였지만
시장의 반응은 냉담했다.
今回の決定の背景には、2007年1月に発売されたWindows
「Vista(ビスタ)」の販売が伸び悩んでいることがある。同社はXPに
代わる新OS(システム運営システム)として野心作のVistaを
市場投入したが、市場の反応は冷淡だった。

시장조사업체들에 따르면 세계 OS시장에서 XP의
점유율은 전년 대비 소폭 하락하긴 했지만 여전히
66%로 압도적이다.
専門の調査会社などによれば、現在、世界のOS市場における
XPのシェアは66%と、前年比で若干下落してはいるが、依然
として圧倒的なシェアを維持している。

(終わり)


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3号線とデボラ・ハリー

2008年12月24日 |   〇芸能・スポーツ

福岡県北部を横断する国道3号線は、中年「ヲタク」の感傷を
強く誘う国道だ。

「ヲタク」は国道3号線が通過する町で生まれ、旧国道3号線横の
中学校に通った。

「ヲタク」が青春期を過ごした北九州市内の高校も、福岡市内の
大学も国道3号線の沿道そばにあった。

先日、福岡市から北九州市の小倉まで、その国道3号線を
車で走る機会があった。

母校の大学、そして故郷。遠賀川。母校の高校。今だに他の
どこの繁華街よりもなじみ深い黒崎(北九州市)の街。「ヲタク」の
青春期までの様々な思い出が詰った風景が次々に車の車窓を
通り過ぎて行った。

年の瀬が迫るこの時期、それでなくてもwetな中年「ヲタク」の
感傷が、刺激されないはずがなかった。

案の定(じょう)、「ヲタク」の脳裏には、当時好きだった歌が
いろいろと思い浮かんできた。

特に、あの頃の「ヲタク」が現実から逃避する時も、あるいは
現実に向き合う時も、常に「ヲタク」を包み込み慰め、そして
鼓舞してくれたのが洋楽のサウンドだった。

まず、「ヲタク」の脳裏に浮かんだのは、アメリカ大統領選挙の
影響からか、ロバータ・フラックディオンヌ・ワーウィック
いった黒人シンガーだった。

あの当時、彼女らを始めとするアメリカの黒人シンガーたちが
歌う数々の曲は、夢なんかよりはるかに大きな不安を抱えながらも、
一生懸命背伸びしようとしていた「ヲタク」の必須アイテムだった。

黒崎の街でレコードもずいぶん買った。

Killing me softly with his song  Roberta Flack (1973)


Heartbreaker   Dionne Warwick  (1982)



2008年11月、米大統領選で黒人大統領を誕生させたアメリカの
有権者たちの大多数を占める4、50代の中高年世代は、おそらく
その多くが、思春期から青春期にかけ、「ヲタク」が好きだった
同じ黒人シンガーたちの歌に魂を揺さぶられた経験を持っているに
違いない。

ただ、実際の順序は全く逆で、黒人シンガーたちが歌う多くの曲が、
まずアメリカ人の心を捉えたからこそ、当時の日本のFMラジオや
レコードを通じ、10代の日本人「ヲタク」が彼らや彼女らの曲に
感動することができたのだ。

黒人大統領を誕生させた現代アメリカ政治の変化は、その精神的
基盤に、黒人に対するしっかりとした人間的共感の広まりが
なければ不可能だった。

そういう意味で、市民権運動などの社会的・政治的運動のみならず、
多くの黒人ミュージシャンや俳優、さらには運動選手たちが
生み出してきた数え切れないほど多くの感動が、アメリカ社会の
黒人認識を大きく変えて来たことは事実だろう。

「ヲタク」が思うに、黒人を差別や排除、あるいは同情の対象として
ではなく、共感や共存、あるいは尊敬の対象として感性のレベルで
認識する流れは、社会運動や政治運動だけでは決して生まれ
なかったに違いない。

・・・しかし。

国道3号線をドライブする「ヲタク」の中で、こうした中途半端な
思索は、結局、感傷の渦の中に溶け込んで消えて行った。

「ヲタク」が、国道3号線の感傷の最後にたどり着いたなつかしの
ビートは、コテコテの白人バンド「ブロンディ」だった。

特に「Heart of Glass」(1978)は、レコードから録音したカセット
テープが、それこそ擦り切れるほど聴いたものだ。

当時、ませ放題にませていた勘違い高校生の「ヲタク」が憧れた
のが、そのブロンディの女性ボーカル「デボラ・ハリー(Deborah
Harry)
」だった。


△当時のデボラ・ハリー(1945年7月生まれ)

帰宅後、無性にブロンディの曲が聴きたくなった「ヲタク」は、
さっそくインターネットの世界を訪ねた。

それも例によって「You Tube」ではなく、韓国のネット世界。

今、中年「ヲタク」が、韓国のブログで紹介されたミュージック
ビデオで見る彼女(おそらく当時33歳)は、あの当時以上の魅力で
中年「ヲタク」の心を鷲づかみにし、かきむしる。


□ Heart of Glass  Blondie (1978)


□ Call Me  Blondie  (1980)



「今のお前はどんな現実から逃げようとし、どんな現実に向かい
合おうとしているのか」

昔と全く変わらないブロンディの心地よいビートの向こうから、
10代の「ヲタク」が、そう問いかける。




△「要するに、薄っぺらな感傷に酔ってみたいってことか
悪いが、デボラ・ハリーは今、63歳だッ!
え?なに?年を茶色で強調したりするなッ!だと?
オマエに言われる筋合いはない



(終わり)


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