韓国には、「독도는 우리 땅」(独島は韓国の領土)という「愛国的」な
大衆歌謡がある。韓国人なら誰でも知っていると言っても過言では
ない歌だ。
3月18日に開催されたWBC日韓戦の開始前、韓国チームの
練習時間に合わせ、この歌が、日本と対戦する韓国チームに
対する一つの「応援歌」としてペトコパークに鳴り響いたのだそうだ。
事の是非や共感の有無は全くの別問題として、竹島問題をめぐる
韓国社会のメンタリティーの一端を理解する上で興味深い
「現象」だと感じたので、関連記事をじっくり翻訳練習してみた。
△「明日の日韓戦はオレも楽しみだ・・・」
「え?オマエも野球ファンなのか?だと?」
「オレをなめるんじゃないッ!オレはなァ、非武装中学では
野球部だったんだヨッ!それも4番だッ!」
「コラッ!オイッ!このタイミングで便所に行くなッ!」
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■韓日전에 울려퍼진 '독도는 우리 땅!'
WBC韓日戦に鳴り響いた「独島は韓国の領土!」
(CBSノーカットニュース 3月19日)
한국야구가 일본을 깨고 또다시 세계 4강을 확인한 지난
18일(이하 한국시간) 샌디에이고 펫코파크. 경기 전 선수들이
훈련하는 동안 귀에 익은 흥겨운 응원가가 그라운드에
우렁차게 울려퍼졌다.
韓国が日本を破り、再び世界4強入りを果たした18日(以下韓国
時間)のダンディエゴ・ペトコパーク。その試合開始前の練習時間、
韓国人に馴染み深い応援歌が力強くグラウンドに鳴り響いた。
'독도는 우리 땅'으로 정광태 씨의 원곡을 록가수 마야와 래퍼
은지원이 현대적으로 다시 신나게 부른 리메이크곡이었다.
상대팀이 다름아닌 일본이라 흥겨움 속에 또다른 의미가
섞여 들렸다.
その歌とは、「独島(竹島)は韓国の領土」。チョン・ガンテ氏の
原曲をロック歌手のマヤとラップ歌手のウン・ジウォンが
現代風のアップテンポな曲にアレンジしたリメイク曲だ。対戦
相手が他ならぬ日本ということもあり、楽しい応援ムードに、
また別の意味が加わった。
이외에도 정수라가 부른 '아 대한민국'과 최신곡 원더걸스의
'소 핫' 등 귀에 익은 멜로디가 이어졌다. 우리나라에서 경기
하는 줄 착각할 정도였다.
この曲の他にも、チョン・スラの「ああ大韓民国」や最新ヒット曲の
「So Hot」(ワンダーガールズ)など、韓国人の耳に馴染んだ
メロディーが続き、球場の雰囲気はまるで韓国そのまま。
이 '애국적 선곡'의 주인공은 유일한 한국 출신 WBC(월드
베이스볼클래식) 장내 아나운서 이영돈 씨(42)였다. 지난
2006년 1회 WBC에서도 활약했던 재미교포 이씨는 이번에도
대회 조직위원회의 부름을 받아 한국 대표팀의 경기에 장내
아나운서를 맡게 됐다.
こうした「愛国的な選曲」を行ったのは、WBC(ワールド・ベース
ボール・クラシック)大会で唯一の韓国出身の場内アナウンス
担当者であるイ・ヨンドンさん(42)だった。2006年の第1回
WBCでも大会運営に加わった在米韓国人のイさんは、今回も
大会組織委員会の要請を受け、韓国代表チームの試合で
場内アナウンスを担当することになった。
이날 선곡은 일본전을 앞두고 특별히 이씨가 CD를
준비했다. 선수들에게 조금이라도 기를 불러 일으키기
위해서였다. 이씨는 "멕시코전에는 하지 않았지만 오늘
만큼은 다르다"면서 "경기에 집중하느라 들을지는 모르
겠으나 '독도는 우리 땅' 노래가 나오면 힘이 더 나지
않겠느냐"고 배경을 설명했다.
この日使われたCDは、日本戦のために特別にイさんが準備した
ものだ。選手たちの気持ちを少しでも鼓舞しようと思ってのことだ。
イさんは、「メキシコ戦ではやらなかったが、今日の日本戦は
特別だ。練習に集中していて音楽など聞こえないかもしれないが、
『独島は韓国の領土』の歌を聴けば、力が沸いてくるのでは
ないかと思った」と選曲について説明した。
(終わり)
参加カテゴリ:地域情報(アジア)