「ヲタク」は長い間、日本語の本をそのまま読むのは「もったいない」
と考えてきた。同じ読むのなら、読みたい本の韓国語版を探し、
韓国語で読むように心がけてきた。
理由は単純だ。その方が韓国語の勉強になるからだ。
しかし、そうした「ヲタク」ならではの読書習慣も、インターネットを
通じ韓国メディアと接する時間が多くなってからは、ぱったり
途絶えている。
そんな「ヲタク」が、韓国メディアの書評記事に目を通していて、
久しぶりに読んでみたいと思う日本の本に出会った。
姜尚中(カン・サンジュン)氏の書いた「悩む力」がそれだ。
「ヲタク」自身、いわゆるストレスや苦しみも含め、多くの「悩み」を
抱えて来たし、現在も抱えている。今思えば、精神的な面で、
何度か危機的な状況もあったように思うが、どうにかこうにか
切り抜けて来れた。
今後の人生では、少なくともこれまでの自分よりも上手に、
自分自身の「悩み」と付き合って行けるのではないかと、漠然と
ながら感じてはいるが、確固たる自信はない。
姜尚中氏の「悩む力」は、そういう「ヲタク」に何らかのヒントを
与えてくれるかもしれない。
次回の訪韓時にでも、是非、韓国語版「悩む力」を購入しようと
思う。
△「姜教授は非武装地帯でも人気のある学者だ」
「オスであるこのオレから見ても、
彼の目とあの声は、なかなかセクスィーだ」
「ちなみにこのオレも、オレの声を聞いていると
気持ちよくなる、と、ある20代のメスから言われたことがある」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「コラァッ!少しは反応したらどうだッ!」
「目をつむったまま深く深呼吸するのはやめろッ!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
■[책마을] 나를 괴롭히는 걱정거리가 있어 행복하다
[ブックタウン] 悩みがあるから幸せになれる
(韓国経済新聞 3月26日)
△韓国語版「悩む力」
・"고민하는 힘" 강상중 지음/ 이경덕 옮김/ 사계절/
184쪽/ 9500원
・「悩む力」 姜尚中著/イ・キョンドク訳/四季出版/
184ページ/9500ウォン(約680円)
재일교포 가운데 최초로 도쿄대 교수가 돼 화제를
모은 강상중 교수(59)는 《고민하는 힘》에서 재일
한국인이라는 '경계인'으로 자라는 동안 정체성 문제로
끝없이 고민해 왔다며 그 과정에서 '고민하는' 것이 '사는'
것이며 '고민하는 힘'이 '살아가는 힘'이라는 것을 배웠다
고 말한다.
「悩む力」の著者は、在日韓国人として初めて東京大学の教授に
就任し話題を集めた姜尚中教授(59)。彼は、在日韓国人という
日本社会の「周辺人」として成長する過程で、自らのアイデン
ティティをめぐり絶えず悩み続けて来たという。彼は、そうした
経験を通じ、悩むことが生きることであり、「悩む力」が「生きる
力」に転化することを学んだと語る。
그는 이 같은 깨달음을 바탕으로 아홉 가지 근본적인
고민을 개인적인 경험과 함께 풀어낸다. 그의 깨달음을
양면거울처럼 비춰준 인물은 100년 전에 살았던 일본
소설가 나쓰메 소세키와 독일 사회학자 막스 베버다. 그는
19세기 말과 20세기 초에 생긴 문제들이 여전히 해결되지
않은 채 100년이 지났기 때문에 이들의 글 속에 '현재를
살아가는 우리의 고민을 해결할 수 있는 실마리가 곳곳에
자리 잡고 있다'고 얘기한다.
彼は、悩みと向き合うことが力になるとの認識を元に、9つの
根本的な悩みを個人的な経験とともに解き明かそうとする。彼の
思索を合わせ鏡のように映し出してくれる人物は、100年前に
生きた日本の小説家、夏目漱石とドイツの社会学者、マックス=
ウェーバーだ。彼は、19世紀末から20世紀初めにかけての近代
初期に生じた問題が、100年経った今も解決されていないと説く。
だからこそ、この2人の著作の中に、「現代を生きる我々の悩みを
解決するヒントがちりばめられている」と語る。
그는 '나는 누구인가?'라는 고민의 한 출구로 나쓰메
소세키의 소설 <마음>을 들고 "사람과의 관계 속에서만
'나'라는 것이 존재할 수 있다"고 강조한다. 죽음에 대한
고민도 '관계 속에서' 실마리를 찾으라고 말한다.
일본에서 지난해 출간돼 100만부 가까이 팔린
베스트셀러다.
彼は、「私とは何者なのか?」という悩みの一つの出口として、
夏目漱石の小説「心」を例に挙げながら、「人とのつながりの
中でしか生きて行けない『私』という存在」について語る。死を
めぐる悩みについても、「他者との関係」の中に、解決の糸口を
見い出すべきだと語る。この本は、昨年、日本で出版され、
100万部近くを売り上げるベストセラーとなった。
(終わり)
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