サッカーワールドカップ南ア大会への出場を決めた北朝鮮の
エースストライカーは、愛知出身の在日朝鮮人、チョン・テセ
(鄭大世、25)。
ところで、彼の書類上の国籍は「韓国」であり、兄のチョン・イセ
(鄭二世、27)は現在、韓国の実業団リーグであるナショナル
リーグ(旧K2リーグ)を舞台に、ゴールキーパーとしてプレー
しているとのこと。
スポーツとしてのサッカーには全く関心のない「ヲタク」だが、
チョン・テセ兄弟の、日本、韓国、北朝鮮「3カ国」にまたがる
サッカー人生には、大いに関心を引かれる。
関連記事を翻訳練習してみた。
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■정이세 "대세야, 대단한 일 했구나"
チョン・イセ、「テセ!すごいことやったな」
(CBSノーカットニュース 6月22日)
한국 내셔널리그의 골키퍼 정이세(27,노원 험멜)는 북한
축구대표팀의 스트라이커 정대세(25, 가와사키 프론탈레)의
친형이다. 한국 축구대표팀의 7회 연속 월드컵 본선 진출에
이은 북한의 남아공월드컵 본선행 확정 소식에 그 누구보다
기뻤을 그다. 그러나 한편으로는 "슬픈 생각도 들었다"는
정이세가 CBS 라디오와의 대담에서 솔직한 심정을 밝혔다.
韓国ナショナルリーグ(旧称K2)でゴールキーパーとして活躍中の
チョン・イセ(鄭二世、27、ノウォン・ヒュンメル)は、
北朝鮮サッカー代表チームのエースストライカーであるチョン・テセ
(鄭大世、25、川崎フロンターレ)の兄だ。韓国のワールドカップ
7回連続出場と北朝鮮の44年ぶりのワールドカップ出場決定の
ニュースに、誰よりも喜んだのが彼だ。しかし、一方では「悲しい
気もした」というチョン・イセが、CBSラジオに出演し、率直な
心情を語った。
정이세는 22일 오전 CBS 라디오 김현정의 뉴스쇼와의
대담에서 북한의 월드컵 본선 진출이 확정된 직후 동생
정대세에게 "대단한 일 했다. 잘했다"는 축하 전화를 건넸다
면서 2010 남아프리카공화국월드컵에서 남북이 맞붙는다면
주저없이 동생을 응원하겠다는 솔직한 대답을 내놨다.
チョン・イセは22日午前、CBSラジオ「キム・ヒョンジョンのニュース
ショー」にゲスト出演し、北朝鮮のワールドカップ出場が決定した
直後、弟のチョン・テセに電話をかけ、「すごいことをやった。
よくやった」とお祝いのメッセージを伝えたことを明らかにした。また、
2010年ワールドカップ南ア大会で南北朝鮮が対決するとしたら、
ためらいなく弟を応援するだろうと率直に答えた。
"사실 좀 복잡한 심정인데, 동생이 북한대표팀에서 뛰고 있기
때문에 일단 동생을 응원해 버린다"는 정이세는 남북한이
맞붙은 지난 4월 서울 월드컵경기장에서 벌어진 월드컵
최종예선 5차전에서도 "자연스럽게 동생을 응원하게
되더라"고 말했다.
「実際、ちょっと複雑な心境だが、弟が北朝鮮の代表チームで
プレーしているので、まず、弟を応援してしまう」と語るチョン・
イセは、この4月、ソウル・ワールドカップ競技場で南北が対決した
アジア最終予選の第5回戦でも、「自然に弟を応援していた」と
語った。
그러나 한편으로는 "슬픈 생각도 든다"는 정이세다. 제일
교포로, 정대세와 함께 일본에서 자란 정이세는 동생과는
달리 가업을 잇기 위해 일찌감치 축구선수의 꿈을 포기
해버렸다. 그러나 꿈을 버리지 못한 채 지난해 한국행을
감행, 노원 험멜의 골키퍼로 4년만에 축구공을 다시
차게 됐다.
しかし、一方では「悲しい気もする」と語るチョン・イセ。在日同胞と
してチョン・テセといっしょに日本で生まれ育ったチョン・イセは、
弟とは異なり、家業を継ぐためサッカー選手になる夢をあきらめ
なければならなかった。それでも、夢を捨てきれなかった彼は、
昨年、韓国行きを強行し、ノウォン・ヒュンメルのゴールキーパーと
なり、4年ぶりにサッカーボールを蹴ることになった。
늦깎이 선수 정이세의 꿈은 프로 무대인 K-리그 진출,
그리고 국가대표다. '태극마크'를 달게 될 경우 동생 정
대세와 그라운드에서 적으로 만날 수도 있다. 실현 가능성이
높지는 않지만, 이에 대해 정이세는 "가능성이 있다. 그런데
좀 슬픈 생각"이라며 남북 분단 현실에 착잡해했다.
長い回り道をしたチョン・イセの夢は、プロリーグのKリーグ進出、
そして韓国代表チーム入りだ。もし、韓国代表チーム入りが
実現すれば、弟のチョン・テセとグランドで対決することもあり
得る。可能性は決して高くはないが、チョン・イセは「全く可能性が
ないわけではないが、そうなれば、ちょっと悲しい気がする」と、
南北分断の現実に対し複雑な心境ものぞかせた。
한편 "프로에 갈 수 있도록 노력하고 있다"는 정이세는 프로
진출을 이뤄내 일본 J-리그에서 활약중인 동생 정대세와
함께 "K-리그에서 꼭 한번 뛰어보고 싶다"는 바람을
피력했다.
一方、「プロに行けるよう努力している」と語るチョン・イセは、
「プロ入りを果たし、現在、日本のJリーグでプレーしている弟の
テセと、韓国のKリーグで是非、一度いっしょにプレーして
みたい」という希望を語った。