2009年夏のプサン中華街で、「연변양고기(延辺羊肉)」なる
屋号の店を発見した。
「연변(延辺)」とは、言うまでもなく、中国の延辺朝鮮族自治州から
取られた屋号だ。
延辺出身者(中国朝鮮族)がプサンの中華街に開いた店なの
だろうか?
今回、この店の料理を賞味することはできなかったが、機会を
みつけ、ぜひ、延辺のマトン料理を賞味してみたいものだ。
(終わり)
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日本で口にできる洋風の「おしゃれな」ファストフードは、ほぼ
全て韓国でも口にできると考えてよい。
しかし、日本にもあるようなマクドナルドの風景を写真に撮っても、
全くおもしろみがない。
やはり、「ヲタク」が強い関心を引かれるのは、韓国に独特な
ファストフード文化だ。
2009年夏に訪れたプサン市ナンポ(南浦)洞の一角で、
韓国式海苔巻きや天ぷら、おでんなどのファストフードを売る
屋台を目にした。
向かい合って営業する2軒の屋台の様子を写真に収めて
みた。
韓国では、洋風ファストフードばかりではなく、ある意味で
昔ながらの日韓折衷風ファストフードも、大きな人気を
集めている。
上の写真で、末っ子が口にしているのは、アイスクリームでは
なく、棒餅のおでん。
以前なら、彼女が喜んで食べていた棒餅だが、現在は、
どうやら棒餅の淡白さに飽きが来たようだ。
上記写真に写った末っ子の表情が、そうした変化をよく
物語っている。
結局、末っ子は棒餅の大半を食べ残してしまったので、残りは
「ヲタク」が食べてあげるハメとなった。
(終わり)
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以前、当ブログにおいて、韓国社会と「占い」の深い関係について
ふれたことがあった。
同問題を見つめる「ヲタク」の基本的な視点は、今でも全く
変わっていない。
ところで、2009年夏のプサン訪問で、独身者向けの占い所
(韓国語では『哲学館』)が、ふと目についた。
場所は、例によってチョリャン(草梁)洞。
看板に書かれた「신수(身数)」なる韓国語が理解できなかった
ので、後学のため、写真に収めてきたのだ。
以下、新しく学んだ「신수(身数)」も含め、上記写真の
占い所で行われる占いを簡単に解説してみる。
・・ ・・
□ 사주(四柱)...人間が生まれた年、月、日、時間の干支
(十干十二支)を四つの柱として運勢を占う。
□ 신수(身数)...人の運命。運勢。=운수(運数)
□ 궁합(宮合)...男女の相性運を四柱などを元に占う。
□ 이사(移徒)...引越し先の方角、場所などを四柱などを元に占う。
□ 택일(択日)...運勢のいい日を選ぶ占い。
(終わり)
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△グーグルマップより
2009年夏のプサン訪問では、チョリャン(草梁)1洞を眼下に
見下ろす山腹道路沿いの民間駐車場まで登ってみた(上記
画像の『撮影場所』)。
目的は、駐車場からの眺望にある。

△写真中央付近に見えるのがプサン駅
チョリャン(草梁)1洞付近の山腹道路からは、プサン駅
(草梁3洞)が真正面に見下ろせる。

△写真中央付近に見えるのが影島
視線を少し右に移せば、ヨンド(影島)が視界に入る。

△写真中央付近にプサンタワーが見える
そして、視線をさらに右に移せば、チョリャン(草梁)2洞からは
見えない龍頭山公園のプサンタワーもはっきり見える。
なかなかいい眺めである。
最後に、撮影場所の足元左手に見えたアパートの様子を
記録しておく。

ちなみに、このアパートの向こう側に、チョリャン(草梁)2洞、
6洞、4洞、3洞の市街地が広がっている。
プサン市東区草梁洞には1洞から6洞までがあり、人口は
合計で約3万5000人。なお、プサン駅周辺部の5洞は3洞に
吸収合併されたので、現在、草梁洞に5洞は存在しない。
(終わり)


2009年夏のプサン訪問で、「ヲタク」はタクシーの車窓から、
非常に印象深い風景を目撃した。
何と、サイレンを鳴らした消防車が、一般車両と同じように
信号待ちをしていたのだ。
「ヲタク」の乗ったタクシーを含め、回りの車も、サイレンを鳴らす
消防車に道を譲る気配など全くなく、ごく普段通りの運転を
していた。
「ヲタク」にとっては、かなりのカルチャーショックであった。
場所は、夜のナンポ(南浦)洞。
周知のように、日本では、救急車やパトカー、消防車など、道路
交通法に定められた緊急自動車が緊急走行する場合、信号機や
通行帯、最高速度などの規制が適用除外または緩和される。
また、一般車両は緊急自動車の進行を妨げないように運転する
義務を負い、それを怠れば道交法違反(「緊急車妨害等」)となる。
ネットで調べたのだが、実は、韓国の「도로교통법(道路交通法)」
にも、日本の道交法と全く同じような内容の規定がある。
しかし、現状としては、少なくとも韓国の道路の一部には、同国の
道交法の規定とは程遠い実態があるようだ。
タクシーには妻も同乗していたので、この件について二人で
少し話した。
日本で運転免許を取得して間もない妻は、「韓国では運転者への
教育が不徹底なのではないか」と語っていた。
いずれにしろ、日本社会と韓国社会を比較する上で、両国の
緊急自動車の走行環境の違いを調べて見るのもおもしろい
かもしれない。けっこう多くの示唆を与えてくれそうだ。
ところで、その夜、信号待ちをする消防車をカメラに収める
ことは、残念ながらできなかった。
しかし、一般車両に混じって夜の道路を高速疾走する消防車の
後ろ姿だけは、かろうじてカメラに収めることができた。
△高速疾走する消防車(黄色囲み部分)
あの消防車がどこに向かっていたのかは知らない。
何とか無事、任務を全うできたことを祈るのみである。
△夜のソンドで見た救急車
一方、夜のソンド(松島)海水浴場で、救急車も目にしたが、
消防車に比べ圧倒的に車体の小さな救急車が、韓国、
少なくともプサンの道路でスムーズに道を譲ってもらえるとは、
考えにくい。
救急車も、やはり、一般車両をかわしながら高速疾走している
のだろうか。
(終わり)
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