さいわい、その日の対西武戦は、4対2でホークスが見事な
逆転勝ちを収めた。
「ヲタク」と知人は、ホークスの選手がヒットやホームランを
打つたびに、思いっきり歓声を上げた。
子どもたちも他の観客と一体となり、小型のバット(?)を
打ち鳴らしながら応援に参加した。
△フリキレタオル(上)と勝利の白風船(下)
特に、小久保と田上のホームランは格別だった。
2個の白球が描く放物線を、「上から」眺めることができたのは、
感動ものだった。
しかし、そうした白熱した試合の最中にも、「ヲタク」は「ヲタク」
ならではの発見をし、一人悦に入る場面もあった。
△韓国の自動車メーカー「HYUNDAI」の広告
球場内に貼られた韓国の現代自動車「HYUNDAI」の広告を
見つけてしまったのだ。
ホークスの善戦に気をよくしていた「ヲタク」は、この小さな
発見で、さらにいい気分になった。
△真っ暗になったドーム球場内で炸裂した花火
知人と「ヲタク」家族は、試合終了後も、勝利の花火を見物し、
ドーム球場の屋根が開くまで球場に残り、ホークス戦観戦の
心地(ここち)よい余韻に浸(ひた)った。
△ホークスの勝利と晴天が重なった時だけ開く屋根
ホークスマニアの知人も「ヲタク」も大満足。
子どもたちも大喜び。特に球場に着いても、まだふてくされていた
息子の目も、ウルウル感動に輝いていた。
1枚5000円のチケット代も、決して無駄ではなかった。
<P.S.>
△グループシート用喫煙室
追記として、まず、グループシートの喫煙ルームを紹介。
それでなくても肩身の狭い喫煙者を、決して「卑屈にさせない」
心のこもった分煙室には、大いに好感が持てた。
△西武ライオンズの応援団
そして最後に、その日のビジターだった西武の応援団。
「ヲタク」は当然、西武ファンではないが、敵地・ヤフードーム内の
一角に陣取った圧倒的少数派の熱気のこもった応援を横目で
見ながら、「ヲタク」は、西武ではなく西武の応援団に心からの
エールを送りたくなった。
△「なんかおかしいぞ・・・」
「オマエ、あの日のチケットは、確か、クミ○イから
回ってきたタダ券だって言ってたよナッ!」
「いいや、言ってたッ!オレははっきり覚えているッ!」
「しかし・・・、ク○アイのタダ券は普通の内野席のはずだ・・・。
キサマアッ!また、家族にうそついたなッ!」
「無駄遣いばかりしやがってッ!給料も下がってるんだッ、もっと節約しろッ!」
△「ヲタクさんって、いつも上手なうそをつくんですね」
「たまには、私にも、うそを付いてほしい・・・」
(終わり)
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4時30分頃、「ヲタク」家族はチケットを手に、5階の「グループ
シート」に向かった。
ホークスマニアの知人が手に入れてくれたチケット引換券は、
今シーズンからヤフードームにお目見えしたという、「ビクトリー
ウィング」の「グループシート」(4人用)だった。
「ヲタク」はよく知らなかったのだが、グループシートとは、外野席
上段に設けられたバルコニーのような特別席だった。
△ビクトリーウィング専用入り口
入り口も通常のゲートとは違う。
「ヲタク」家族は、通常ゲート前に並ぶ長蛇の列を尻目に、ちょっと
したビップ気分を味わいながら、専用の入り口(スーパーゲート)
からエレベーターに乗って5階のグループシートに向かった。
△ヤフードーム5階の窓ガラス越しに見たホークスタウン
上記写真は、ヤフードーム5階から、球場前のホークスタウンを
撮影したものだ。
△末っ子が手にしたイ・スンヨプ選手のカード(右)
時間は前後するが、入場前にホークスタウンを見物した時、
末っ子はクレーンゲームでスナック菓子をゲットした。
そのお菓子に野球カードが2枚付いていたのだが、何と、そのうち
1枚は、読売ジャイアンツのイ・スンヨプ選手のものだった。
全くの偶然とは言え、ホークスタウンで韓国の「国民打者」の
カードをゲットするところなど、韓国オタクの面目躍如と言うしか
ないだろう。
△グループシートに座った子どもと、5時半頃合流したホークス
マニアの知人。応援グッズは全て彼からの借り物。
グループシートは、選手の細かい動きを目で追うには不便だが、
ドーム球場全体を鳥瞰する眺めは、実に壮観だった。
ふてくされていた息子の目の色が変わったのは、実際に
バルコニーのような特別席(ビクトリーウィング)に足を踏み入れ、
眼下に広がるドーム球場を我が目にした瞬間からだった。
△グループシートのビュッフェ
それに、このグループシートはビュッフェ(食べ放題)付きだ。
午後1時ごろから約2時間も引き替え窓口前に座って待った
甲斐があり、「ヲタク」たちが手に入れたシートは、ビュッフェに
一番近いシートだった。
△グループシートには簡易テーブルも付いている
ビュッフェは、午後5時から試合終盤(7回終了時)まで
利用できた。
途中で料理が切れるなどということも一切なく、サービスは
行き届いていた。
JALリゾート内のレストランとタイアップしているだけのことは
あり、味の方も、料理、デザートともに、抜群の美味だった。
△ジェット風船の様子。約1枚、ちょっと不気味な写真も含めてみた。
7回裏ホークスの攻撃の前には、黄色のジェット風船を飛ばし、
子どもたちも大喜びだった。
(続く)
2009年8月20日の木曜日、「ヲタク」家族3人(「ヲタク」と
息子と末っ子)は、ホークスマニアの知人といっしょに、福岡
ヤフードーム球場(福岡市)でホークスの試合を観戦した。
以下、「ヲタク」テイストを随所に(?)織り込みながらの観戦記を、
(1)~(3)の3回に分けて記録する。
まずは、ドームまでの道のりだ。
知人のアドバイス通り、自家用車が福岡市に入ってからは、
都市高速を利用した。
△マリンメッセ(上)と博多ポートタワー(下)
ホークス戦に向かう車中からも、博多港国際ターミナルが気に
なってしかたないのは、韓国オタクのサガ(習性)だ。
都市高速の車道からの光景を、子どもに頼んで写真に撮って
もらった。
残念ながら、都市高速から眺めるターミナルの姿は写真に
収まっていなかったが、ターミナル近くに位置するマリンメッセと
ポートタワーの姿は写っていた。
△ドーム内駐車場東側入口は写真正面付近
都市高速を西公園出口で降りると、すぐにドーム球場だ。
ドーム内の駐車場(2000円)に車を止めた後、今度は
「ヲタク」が、息子と末っ子を記念撮影。
△8月20日午後1時ころ。ドーム球場駐車場にて。
野球に関心のない息子は、「ヲタク」から嫌々(いやいや)連れて
来られて、完全にふてくされている。上記写真では、目は隠して
いるが、口もとを見れば、彼の不満のほどが容易に読み取れる。
しかし、この後、この息子が大きな感動と満足感を胸に、同じ
ドーム球場を後にすることになるのだから、この写真の件は、
まあ、「よし」としよう。
△午後3時ごろ。引換窓口でチケットをゲット。
その日、「ヲタク」は知人の指示通りに、午後1時ごろには球場に
到着し、前もって知人から渡されていた引き換え券を持って、
チケット引替窓口の前に並んだ。
最前列から2列目の好位置に並べたのはよかったが、チケット
引き替え開始の3時まで、約2時間もその場で待たなければ
ならなかった。
上記写真は、「ヲタク」がチケットを手にした後に、窓口付近を
撮影したものだ。
△ホークスタウン。午後3時20分ごろ。
チケットをゲットした「ヲタク」は、車で待機していた末っ子を連れ、
球場前のホークスタウンを見物に行った。
ホークスタウンは、4時20分の球場入場時間までの手持無沙汰な
時間を過ごすのに、持って来いの場所だ。
ただ、ふてくされていた息子は、ホークスタウンにも行かないと
片意地を張り、駐車場の車の中に一人残り、ゲーム(PSP)で
遊ぶことを選んだ。
(続く)
参加カテゴリ:地域情報(アジア)