福岡発 コリアフリークなBlog

韓国や韓国語に関するオタクの雑学メモ。韓国映画はネタバレあり。 Since 2005/9.14

ソウルの観光案内員

2009年08月19日 |  〇文化・歴史

ソウル市の観光名所である明洞(ミョンドン)や南大門市場に、
外国人観光客専門の観光案内員が配置されて半年が経った
のだそうだ。

今のところ、外国人観光客の受けも上々らしい。

なかなかいい取り組みをするものだと感心しながら、関連記事を
読ませてもらった。

ソウル以外の観光地でも、プサンなど日本人観光客の多い
地域では、大いに参考になる取り組みだと思われる。

ソウル市の取り組みにエールを送る意味で、連合ニュースの
関連記事を全文、翻訳練習してみた。



△「ヲタクさん。どうしたんですか?元気がありませんね
ヲタクさんは絶対に、美熟女の案内員なら、
韓国語がわからないふりしてでも案内してもらいたひッ
、とか
考える不潔な中年男じゃありませんッ

もっと自分に自信を持ってください

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■외국인 관광 도우미 `빨간조끼' 맹활약
外国人観光客専門案内員、「赤チョッキ」大活躍
(連合ニュース 8月19日)

・활동 반년 만에 10만명 관광서비스 수혜
・活動開始半年で利用客10万人

서울시가 올해 도입한 외국인 관광객 안내 도우미
제도가 성공적으로 정착하는 것으로 나타났다.
ソウル市が今年導入した外国人観光客案内員制度が、
上々の滑り出しを見せていることがわかった。

`움직이는 관광안내소'라고 불리는 관광객 도우미들은
등에 안내 마크가 표시된 빨간 조끼를 입고 명동과
남대문시장 등을 다니며 길 안내ㆍ관광코스 소개ㆍ
통역 등 다양한 서비스를 제공해 호평을 받고 있다.
「動く観光案内所」との異名を持つ観光案内員らは、背中に
案内マークの入った赤いチョッキを着て、明洞(ミョンドン)や
南大門市場を巡回しながら、道案内・観光名所の紹介・通訳など
多様なサービスを提供し、外国人観光客らの間で好評を得ている。

시는 1월 말부터 명동에서 안내 도우미 제도를 도입
했고 5월에는 남대문시장으로 서비스를 확대했다.
ソウル市は1月末から明洞で外国人観光客専門の観光案内員
制度を導入し、5月からは南大門市場にもエリアを拡大した

지난 13일 기준으로 도움을 받은 외국인은 명동 7만
8천671명, 남대문시장 2만1천506명으로 서비스
시작 6개월 만에 10만명을 넘어섰다.
8月13日現在、案内員サービスを利用した外国人観光客は、
明洞が7万8671人、南大門市場が2万1506人と、サービス
開始以来、約半年間で10万人を超えた。

수혜 외국인 중 일본인은 명동 5만4천400명(69%),
남대문시장 1만100명(47%)으로 비중이 가장 높았다.
これまでに案内員サービスを利用した外国人観光客の内訳は、
日本人が最も多く、明洞で5万4400人(全体の69%)、南大門
市場で1万100人(47%)だった

명동에서는 음식점(31.6%)ㆍ쇼핑(28.7%) 문의가 가장 많았고,
남대문시장에서는 교통(37.1%)ㆍ쇼핑(32.9) 관련 서비스를
주로 받았다.
また、内容を見ると、明洞では飲食店(31.6%)やショッピング
(28.7%)に関連する案内が多く、南大門市場では交通
(37.1%)、ショッピング(32.9%)に関連する案内が多かった。

빨간 조끼 안내원들의 인기가 높은 것은 이들의 우수한
외국어 실력과 친절 때문이다.
赤いチョッキを着た案内員らの人気の秘訣は、彼女らの優秀な
外国語能力と親切な応対にある。

평균 50대1의 경쟁률을 뚫고 선발된 도우미들은
일어와 중국어, 영어에 능통하다.
平均50倍の競争率を勝ち抜き選ばれた案内員らは、日本語や
中国語、英語が流暢に使える

안내원들은 2명씩 8~10개의 조를 이뤄 오전 10시
30분부터 오후 7시30분까지 명동과 남대문 등을 돌며
외국인들의 관광 길잡이 역할을 하고 있으며 이들의
활약상은 해외에까지 소문난 것으로 알려졌다.
案内員らは2人1組で8~10組に別れ、午前10時30分から
午後7時30分まで、明洞と南大門市場界隈を巡回
しながら、
外国人観光客らに対し観光案内を提供しているが、今や彼女らの
活躍ぶりは口コミで海外にまで広がっている。

한 영국인 관광객은 "친구로부터 남대문과 명동에서
빨간 조끼를 입은 사람만 찾으면 영어로 궁금한 것을
모두 해결할 수 있다는 얘기를 들었다"면서 먼저
안내원을 알아보고 도움을 요청했다.
あるイギリス人観光客は、「友人から南大門や明洞では、赤い
チョッキを着た案内員さえ見つければ、英語でいろいろと質問が
でき何でも助けてくれるという話を聞いた」と語りながら、実際に
案内員を探し道案内を頼んだという。

남대문시장에서 활동하는 김미선 안내원은 "한 시간
넘게 안내했던 관광객으로부터 여러 번이나 감사
메일을 받았을 때 가장 보람을 느꼈다"면서 "내가 곧
서울관광 홍보대사라는 생각에 외국인을 만날 때마다
정성을 다하고 있다"고 말했다.
現在、南大門市場で案内員として活躍中のキム・ミソンさんは、
「1時間以上案内してあげた外国人から、何回も感謝のメールを
もらった時に、一番のやりがいを感じた。私自身がソウルの観光
大使なのだと思い、外国人を案内する時は、毎回、誠意を持って
応対している」と語った。

시는 지금까지 축적한 서비스 내용을 바탕으로 관광객
성향 분석 등을 해 관광정책 추진에 반영할 예정이다.
ソウル市は現在までに集約した案内記録を元に、観光客らの
好みや意見を分析し、市の観光政策の向上に役立てる予定だ。





△「非武装地帯ならオレが案内してやってもいい
しかし・・・、命の保障はできないッ


(終わり)



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金大中と日本文化開放

2009年08月19日 |   〇政治・経済

金大中(キム・デジュン)元大統領の死去を受け、韓国メディアでは、
故人の業績について様々に語られている。

しかし、大統領在任中の1998年10月から実施された日本の
大衆文化の段階的開放措置に関しては、その意義について
ほとんど語られていない。

おそらく、日本文化開放措置以外に語るべきことがあまりにも
多いというのがその理由だろうが、一方で、現在に至るまで、
韓国社会において日本に対する複雑な国民感情が解消されて
いない以上、いたし方のないことかもしれないという気もする。

だからこそ余計に、「ヲタク」は、「親日派」なる非難を恐れず、
ある意味での政治的タブーに真っ向から取り組んだ故人の
決断力と指導力を、今さらながらに実感するのである。

各種の模倣品や海賊版も含め、現実には闇ルートを通じて
流入する日本の大衆文化が溢れ続けていたにも関わらず、
それでも公式には日本文化を禁止し続けるという分裂的状況は、
日本との対等な国家関係を構築していく上で、むしろ韓国にとって
不幸な状況だったと言える。


△日本の各紙の紙面(連合ニュース)※赤囲み、赤線は「ヲタク」

「ヲタク」が強い印象を持っている、故人のこの日本文化開放の
業績については、主に日本メディアの論調を紹介する外信報道の
中で触れられている。

ここで翻訳練習したのも、そうした記事の一つだ。

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‘김대중 서거’ 日 언론 “일본문화개방 큰 업적” 평가
「金大中死去」、日本のマスコミ「日本文化開放は大きな業績」
(ニュースエン 8月18日)

일본 언론들이 김대중 전 대통령 서거 관련 소식을 긴급
타전했다.
金大中(キム・デジュン)元大統領の死去を受け、日本の
各メディアは、いち早く関連ニュースを伝えた。

마이니치 신문, 요미우리 신문, 산케이 신문, 교도 통신
등 일본 주요 언론은 김대중 전 대통령의 서거 소식을
긴급히 보도하고 김 전 대통령의 일생을 상세히 전했다.
毎日新聞、読売新聞、産経新聞、共同通信など日本の主要
メディアは、金大中元大統領の死去をいち早く伝えるとともに、
金元大統領の生涯を詳しく伝えた。

이들 신문들은 김 전 대통령의 파란만장했던 정치 역정과
대통령 당선기, 당선 후 남북 정상회담 실현과 노벨평화상
수상, 햇볓정책 등 대북정책 등에 대해 자세히 보도했다.
各メディアは、金元大統領の波乱万丈の政治経歴や大統領
当選までの歩み、当選後の南北首脳会談実現とノーベル
平和賞の受賞、さらには太陽政策など北朝鮮政策についても
詳しく報じた。

이들 신문은 이어 김 전 대통령을 “한반도의 긴장 완화와
한국 민주화 운동에 대한 기여로 노벨 평화상을 수상
했으며 일본과도 인연이 깊다”고 설명했다.
続けて各メディアは、金元大統領を、「朝鮮半島の緊張緩和と
韓国民主化運動に対する寄与によりノーベル平和賞を受賞し、
日本との関係も深かった人物」として紹介した。

마이니치, 요미우리, 산케이 신문 등은 특히 “김대중 정부는
일본 문화 개방을 단계적으로 실시해 양국 민간차원의
교류를 활발히 하는 계기를 마련했다”고 높이 평가했다.
毎日、読売、産経など各紙は、特に「金大中政権は、日本の
大衆文化の段階的開放を実施し、両国の民間レベルでの交流を
活発化させる大きなきっかけを作った
」と高く評価した。

한편 NHK는 김 전 대통령의 서거 소식을 자막으로 신속히 전한
뒤 고시엔 고교야구 중계방송을 중단하고 긴급 뉴스를 편성해
김 전 대통령의 일생, 약력 등을 서거 소식과 함께 속보로 전했다.
一方、NHKは、金元大統領死去の報を字幕テロップで流した後、
甲子園球場の高校野球中継を中断し、緊急ニュース番組の形で
金元大統領の生涯や略歴などを死去のニュースとともに伝えた。

-以下省略-




△「キサマアッ!なんだッ、今夜の見出しマークはッ!
よく見ると、オレとゴマスリミミズクのツーショットじゃないかあッ!
ふざけるのもいい加減にしろッ!絶対に許さないからなッ!









△「私のほうこそ不愉快ですッ!
でも、イタズラ好きなヲタクさんを見ていると、
母性本能がうずいてきます



(終わり)


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金大中とスイカズラ

2009年08月19日 |   〇政治・経済

獄中生活5年半、自宅軟禁生活6年半、海外での亡命生活3年半、
そして死刑宣告や拉致事件など5度を数えた生命の危機。また、
暗殺工作が疑われる自動車事故で不自由になった足。

8月18日、85歳の天寿を全うしたキム・デジュン元韓国大統領
(金大中、1924年生まれ)が、民主化運動の過程で支払った
代償の数々だ。

その故人が、厳しい苦難の時期、よく口にし、愛した植物が、
野草の「인동초(忍冬草)」だったのだそうだ。

인동초(忍冬草)」は、日本にも自生している野草で、スイカズラ
または忍冬(ニンドウ)と呼ばれている。読んで字のごとく、
スイカズラは、冬になっても葉を落とさない常緑のつる性植物だ。


인동초(スイカズラ)の花

野も川も凍てつく厳しい韓国の冬にあっても、緑を絶やさない
この雑草の驚嘆すべき生命力と強さに、故人は励まされ
続けたのだ。

「ヲタク」は、心の中でスイカズラの花を故人の魂の前に捧げつつ、
故人のご冥福を祈りたいと思う。

民主主義には終着駅はない。

できるものなら、ぜひ、冬のないあの世から、韓国のみならず、
「ヲタク」の住む日本に向けても、熱い理想を語り続けて欲しい
ものである。

ここでは、「ヲタク」が韓国語を学び始めた80年代の報道写真から
3枚を、故人への追悼の意味を込め、翻訳練習しておく。

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■87년 대선 유세
87年、大統領選挙の遊説で
(連合ニュース 8月18日)

87년 11월 30일 여의도 유세에서 평화의 상징인 비둘기를 날린
후 환호하는 청중들에게 두손을 들어 답례하는 평민당 김대중
대통령 후보.
87年11月30日、ソウル市ヨイドの遊説で、平和の象徴である
ハトを空中に放った後、歓呼する聴衆に両手を上げ応える
平和民主党の金大中大統領候補。

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■광주역 광장 애국시민대회 참석
88年、光州駅前広場、愛国市民大会に参加
(連合ニュース 8月18日)

김대중 전 평민당 총재가 1988년 4월5일 광주역 광장에서
열린 '88민주승리를 위한 애국시민결의대회'에 참석, 환호하는
시민들에게 답례하고 있다.
1988年4月5日、光州駅前広場で開催された「88・民主勝利の
ための愛国市民決議大会」に参加した金大中・平和民主党総裁が、
歓呼する市民に応えている。

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■보라매공원 시국강연회
89年、ポラメ公園での時局講演会
(連合ニュース 8月18日)

89년 8월 8일 보라매 공원에서 열린 평민당 김대중 총재의
시국강연회.
89年8月8日、ソウル市のポラメ公園で開催された金大中・
平和民主党総裁の時局講演会。







△「どうやら、今夜は80年代の玉置浩二をBGMに、
硬派なロマンティストを演じてみたいようだな

「・・・しかし、そのガラパン姿では無理だ







△「青色のトランクスがお似合いですね
男性フェロモンの出しすぎです



(終わり)



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