福岡発 コリアフリークなBlog

韓国や韓国語に関するオタクの雑学メモ。韓国映画はネタバレあり。 Since 2005/9.14

九大韓国研究センター

2007年02月02日 |   〇日韓関係

最近、ちょくちょく韓国メディアに登場するようになっているのが、
九大の韓国研究センターをめぐる話題だ。

現在、そのセンターで所長を務めている日本人研究者が
今日(2月2日)付けの中央日報(電子版)で紹介されていた。

この新聞記事でどの程度彼の発言が忠実に記事化されている
のか、「ヲタク」にはわからない。

しかし、長年、韓国研究に携わって来た人の地に足のついた
発言と言うものは、日本人に対しても、おそらく韓国人記者や
読者に対しても一定の説得力を持っているものと思われる。

相対的に見て日本に対する関心が非常に高く知識も豊富な
韓国社会。

一方、そういうことすら知らないし、一般的に韓国に対する
関心も低調な日本社会。

善し悪(あ)しは別として、そういう知識ギャップの存在だけを
考えても、両国の人間がお互いにスムーズにコミュニケーション
できるほうがおかしいのかも知れない。

とは言え、そういう現実を直視しつつ、様々な問題を「知の力」に
よって解決に導こうと努力されている人々がいる。

そういう人々に敬意を表す意味で全文を翻訳練習し記録しておく。

・・・・・・・・・・・

■ "일본인 한국에 대해 제대로 몰라 그래서
말 안 통해…잘 가르칠 것"

日本人が韓国について知らなすぎて話が通じない
・・・きちっと教えたい」
(中央日報 2月2日)



・규슈대 한국연구센터 소장 이나바 교수
九州大学韓国研究センター所長、稲葉教授

"한국인이 일본에 대해 아는 지식의 양이 일본인이
한국에 대해 아는 것보다 훨씬 많았습니다. 그래서
서로 말이 안 통했습니다. 앞으로 그런 일이 없도록
교육을 잘 시키겠습니다."
これまでの日韓関係では、韓国人が日本について持つ知識の
量が日本人が韓国について持つ知識の量より圧倒的に多かった。
だから、お互いに話がうまく通じなかった。
これからはそういう
ことがないよう教育に力を入れたい」。

규슈(九州)대 한국연구센터 소장 이나바 쓰기오
(60.사진) 교수는 유창한 한국어로 "아는 것이 힘"임을
역설했다. 한일 간 대화와 소통을 가능하게 하는 힘은
서로를 얼마나 알고 이해하느냐에 달려 있다는 뜻이었다.
九州大学韓国研究センター所長の稲葉継雄教授(60、写真)は
流暢な韓国語で「知ることが力になる」ことを力説した。韓日間の
対話と意思疎通を可能にする力は、お互いがお互いをどれくらい
知り理解できるかにかかっている
という意味だ。

교육학 전문가인 이나바 교수는 1971년 연세대 한국어
학당에서 한국어를 배웠고, 73~74년 고려대에 유학해
박사과정을 수료한 후부터 줄곧 '한국학 전도사'로
활동해 왔다.
教育学の専門家である稲葉教授は1971年延世大学韓国語
学堂で韓国語を学び、73~74年、高麗大学に留学し博士過程を
終了した後、一貫して韓国研究の「伝道師」として活動してきた。

"규슈대에서는 한국어를 제1 외국어로 선택할 수
있습니다. 2005년엔 전세계 12개 대학이 규슈대 한국연구
센터에 모여 '환태평양 한국 연구 컨소시엄 협정'을
체결해 매년 심포지엄을 개최하고 학술지를 내기로
했습니다."
「九州大学では韓国語を第1外国語として選択することができます。
また、2005年には世界の12大学が九州大学韓国研究センターに
集い、『環太平洋韓国研究コンソーシアム』協定を結びました。
これに基づき、毎年、シンポジウムを開催し学術誌を発行する
ことになりました」。

규슈대 한국연구센터는 한국학의 저변을 확대하기 위해
2000년 1월 문을 열었다. 한국학 관련 차세대 연구자
양성, 국제 학술지 편집, 후쿠오카현 주민을 위한 한국학
학술 서비스 등이 주요 활동이다. 현재 1명 뿐인 전임
교수를 늘려 연구 역량을 확대하는 것이 과제다. 그는
"식민지 정책과 교육사 등을 중점적으로 연구할 예정"이
라며 "고령의 식민지 시대 생존자들이 점점 줄고 있기
때문에 그들의 구술과 증언을 받는 작업이 시급하다"고
말했다.
九州大学韓国研究センターは、韓国研究の裾野を広げることを
目的に2000年1月に設立された。次世代の韓国研究者の養成、
国際学術誌の編集、福岡県民を対象とした韓国関連の学術講演
などが活動の柱となっている。現在、1人しかいない専任教授を
増やし、研究センターとしての力量を強化することが課題だ。稲葉
教授は「個人的には植民地政策と教育史などを中心に研究を
進める予定だ。植民地時代を経験した高齢者が徐々に少なくなって
きているため、彼らの証言を聞き取る作業が急がれる」と語った。

그는 "일본 지명을 보면 한국의 영향이 많았음을 알 수
있다"고 언급한 데 이어 "교육법을 비교해 보면 근대
이후엔 일본의 영향이 큰 것 같다"는 견해를 밝히기도
했다. 한류붐을 타고 한국에 대한 일본인들의 친근감이
높아지면서 한국학 강좌도 인기를 끌었다.
彼は「日本の地名を見ると韓国の影響が大きかったことが
わかる」と古代の歴史に触れた後、「両国の教育法を比較すると、
近代以降は日本が韓国に及ぼした影響が大きいようだ」と自らの
見解を披露した。また、最近では、韓流ブームの影響で韓国に
対する日本人の親近感が増し、韓国研究関連の講座も人気を
集めたという。

하지만 아직 일본에서 한국학 전공자가 그리 많지는 않은
형편이라고 했다. 졸업 후 갈만한 일자리가 적기 때문이다.
しかし、日本の大学で韓国研究を専攻する学生の数は依然、
そう多くはないと言う。卒業後の進路の幅が非常に狭いためだ。

그는 한국 언론에 이런 당부를 남겼다. "극소수의
극우파 인사들이 교과서를 만드는 얘기도 보도해야
겠지만, 그렇게 하지 않는 일본인이 훨씬 많으며
대부분의 일선 학교들이 그 교과서를 채택하지 않는
사실도 함께 널리 알려주었으면 합니다."
最後に彼は、韓国のメディアに対するメッセージとして以下のような
言葉を残した。「極少数の右翼的な人々が教科書を作る話も
報道しなければならないのはわかるが、そういう動きに同調しない
日本人の方が圧倒的に多いし、第一線のほとんどの学校が
そういう教科書を採択しない事実についても、いっしょに大きく
伝えて欲しいと思っています
」。

후쿠오카
福岡


(終わり)



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