福岡発 コリアフリークなBlog

韓国や韓国語に関するオタクの雑学メモ。韓国映画はネタバレあり。 Since 2005/9.14

日本ドラマ同好会の謎

2007年06月25日 |  〇文化・歴史

■ [클로즈업] 안방에 부는 '일류열풍'
[クローズアップ] 韓国の「日流ブーム」
(スポーツソウル 6月24日)

한 포털사이트의‘일드(일본 드라마)’ 동호회는 무려 1만 5000
개로 1000개 정도인 한국 드라마와 150여 개의 미국 드라마
관련 동호회를 수적으로 압도한다. 2007년 대한민국에서 일본
드라마는 더 이상 특정인만의 볼거리가 아니라 ‘일드족’이라는
말이 나올 만큼 대중적인 인기를 얻고 있다.
あるポータルサイトの「イルド(日本ドラマ)」同好会の数は実に
1万5000にも上り、1000程度の韓国ドラマや150あまりの
アメリカドラマ関連の同好会を数の面で圧倒している
。2007年の
韓国において、日本ドラマはもはや特定の限られたマニアだけの
占有物ではなく、「イルド族」という流行語が生まれるくらい
大衆的な人気を集めている。

일본의 드라마가 자국에서‘워터 쿨러’(직장인들이 물 마시며
쉬는 동안 나누는 대화를 통해 퍼진다는 소문) 효과를 타고
세력을 확장했다면. 한국에서 일본 드라마는 일드족을 중심
으로 한 ‘온라인 버즈’(인터넷을 통한 소문)으로 인기몰이를
하고 있다.
日本ドラマは自国の日本では職場での「ウォータークーラー効果」
(会社の休憩時間に冷水を飲みながら交わす会話を通じて広がる
うわさ)に乗って人気が広まる。一方、韓国ではイルド族を中心と
した「オンライン・バズ」(インターネットを通じたうわさ)を通じて
日本ドラマの人気が拡大している。

현재 일본 드라마는 10~30대의 젊은이들 사이에서 문화 코드로
자리 잡으며 경제·문화적으로 큰 파급 효과를 만들어가고 있다.
現在、10~30代の韓国人の間では日本ドラマを知らなければ
会話に加われないほどで、日本ドラマは経済・文化的に大きな
波及効果を生んでいる。

-以下省略-

・・・・・・・・・・・・・・

スポーツソウルのこの記事を目にした「ヲタク」は、韓国の「イルド族」
(日本ドラマファン)の実態を探るべく、記事の中で紹介されている
「あるポータルサイトの『イルド』同好会」を捜すことにした。

結論から言えば、日本ドラマ同好会の数が「1万5000」にも
達するようなポータルサイトの存在をネット上で確認することは
できなかった。

ここで、また「ヲタク」は小さな謎にぶつかったわけだ。

とりあえず「ヲタク」は、かわりにDAUMとNAVERという韓国の
2大ポータルサイトに存在する「CAFE(ネット・コミュニティ)」の
実態を調べて見た。

具体的には関連用語をCAFEの名称に使用しているサイトの数
どれくらいあるのか、検索にかけてみたのである。

その結果は6月25日現在で以下の通り。左は検索にかけた
用語で右の数字は検索にかかったCAFEの数だ。

・・ ・・

DAUM CAFE

・드라마(ドラマ)        11961

・일본드라마(日本ドラマ)   1047

・미국드라마(アメリカドラマ)  158

・일드(イルド)           664

NAVER CAFE

・드라마(ドラマ)          5411

・일본드라마(日本ドラマ)    604

・미국드라마(アメリカドラマ)  152

・일드(イルド)            83

・・ ・・

さらにネットサーフィンを続けていた「ヲタク」は、興味深いニュースを
発見した。

あるいはスポーツソウルの記事の元ネタになったのは、このTV
ニュースなのかもしれない。


△「『イルド』の大空襲」SBS TV(4月25日放送)

実は今年4月25日夜、SBSニュースが報じた「イルドの大空襲」の
中でも「イルド」関連のインターネット同好会が「1万5000」を数える
との報道がなされていたのである。


△ポータルサイト「DAUM」のドラマ同好会の数的比較。左から
日本ドラマ1万5千、韓国ドラマ1000、アメリカドラマ150。


この番組で紹介されていた同好会とは他ならぬ「DAUM CAFE」の
ことだった。


△DAUMイルドカフェ(同好会)の例

以上のようなネット情報を元に「ヲタク」が出した結論は次の通りだ。

日本ドラマ同好会が一つのポータルサイト内に「1万5000」も
あるというのはかなり大げさな話で、ポータルサイトの「DAUM」では
休眠状態のサイトも含め「1500」くらいの日本ドラマ同好会
(CAFE)が活動している、というのがより実態に近い話のようだ。

いずれにしろ、日本のドラマが韓国の若者の間で大きな人気を
集めていることは間違いない。






今日もまた、小さな謎を解くべく、ついついムキになってネット
検索にいそしんだ「ヲタク」であった。




ひまなオヤジだ!
(写真とは無関係)


(終わり)

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