アテネオリンピックの柔道男子73kg級で金メダルを獲得した
韓国のイ・ウォンヒ選手(27、韓国競馬会)が負傷に苦しんでいる。
現在、北京オリンピック代表の座も危うい状況にあるという。
柔道経験者の「ヲタク」としては、彼の芸術的とも言える「体落とし」を
また見たいと期待しているだけに、気になるところだ。
ところで、彼のような世界レベルの名選手でさえもが、柔道の起源が
「韓国の柔術」にあると信奉していることを初めて知った。
民族主義的な世論に訴えんがための「便法」なのかもしれないが、
今更ながらにこの種の問題の根の深さを感じずにはいられない。
関連のインタビュー記事から一部を抜粋し翻訳練習してみた。
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■ ‘감동의 유도’ 꿈꾸는 이원희…난 한판승 사나이
「感動の柔道」夢見るイ・ウォンヒ・・・一本勝ちの男
(京郷新聞 4月16日)
-略-
-올림픽과 아시안게임(2006년 도하 아시안게임)에서
금메달을 땄습니다. 이룰 것은 다 이룬 셈인데, 그만두고
싶은 생각은 없었습니까.
- (記者)オリンピックとアジア大会(2006年ドーハ大会)で
金メダルを取られましたね。なすべきことはなしとげたとも言え
ますが、引退を考えられたことはありませんでしたか?
“선수는 도전하는 정신이 아름답다고 생각하거든요. (올림픽)
금메달 하나로는 성이 안 차는 것 같습니다. 그거 가지고는
잘했다고 생각이 안 들거든요. 선수로서 올림픽 3연패는
해야 잘했다고 생각합니다.
(イ選手)「スポーツ選手は、チャレンジ精神が美しいのではないかと
思っています。僕の場合、オリンピックの金メダル一つでは満足
できないようです。よくやったって思えないんです。オリンピックで
3連覇くらいしないとよくやったって思えないようです。
일본이 유도 종주국이라는데, 사실은 우리나라 유술을
일본에서 세분화시켜서 스포츠로 만든 겁니다. 일본에는
3연패도 있는데, 우리나라는 2연패도 없어서 자존심이 많이
상해요. 우리나라 선수들은 올림픽 금메달을 한번 딴 뒤에는
더 딸 수 있는데도 배불러서 안 합니다.
日本が柔道の本家だと言われてますが、実際のところ、柔道は
韓国の柔術を日本が細分化してスポーツとして競技化したもの
です。それなのに、日本には3連覇した選手もいるというのに
韓国には2連覇した選手さえいないんです。韓国人としての
プライドが傷ついてしまいます。韓国の選手はオリンピックで一度
金メダルを取ると、次も取れる実力があるのに、一度に満足して
しまって次を取ろうとしません。
여론도 웃겨요. ‘할 거 다했는데, 후배들한테 양보해야
하지 않겠느냐’고 하는데, 그건 잘못된 생각 같아요.
스포츠라는 게 항상 도전하는 것인데 그런 게 어딨어요. 제일
힘든 게 뭐냐면 마음가짐이 흐트러지는 건데, 마음가짐만 잘
가지면 누구든 이길 수 있다고 생각합니다.”
世論にも問題があります。「やることはやったのだから、後輩たちに
道を譲ってやってもいいのでは」と言われますが、それは間違った
考えだと思います。スポーツというのは、常に挑戦するものなのに、
譲るなんておかしいでしょ。一番きついのは集中力が切れ気持ちが
乱れることなんですが、気持ちさえしっかり持っていれば誰にも
負けないと思っています」
-略-
(終わり)