東方のあけぼの

政治、経済、外交、社会現象に付いての観察

朝青龍は更生不能

2007-08-05 22:36:14 | 社会・経済

報道によれば彼の自宅で診察をした精神科医は神経衰弱と診断したそうだ。最近神経衰弱という言葉をあまり聞かなくなった。ノイローゼとか適応障害ということなのか。これはながくかかるぜ。復帰はもう無理だろう。

明日になればまたワイドショーあたりでワンサカ間接情報が出てくるから、その後でもいいのだが、まず浮かんだ言葉が更生不能だ。高砂親方は一刻も早く引導を渡したほうがいい。師匠として介錯してやんなさい。

彼が処分後殊勝なコメントを発表した。たしか『処分を真摯に受け止め、12月の巡業からがんばりたい』というものだった。あれは彼自身が書いたものではなかったのか。処分後わずか4,5日でさまざまな情報が出てきた。本人やその周辺が意図的にもらさなければ出ないようなものだ。参っている、飯が食えない、眠れないなど。

世間の同情を引こうという狙いか。相撲協会をあわてさせようという目的か。モンゴル本国や在日モンゴル人を通しての働きかけもあったようだ。ああいうコメントを発表しながら女々しく見苦しいかぎりだ。

彼がいままでも度々モンゴルに帰るのはサイドビジネスのためといわれる。日本で稼ぐ金は故国での事業の種金としては大きいだろうからね。大体相撲協会は力士の副業を禁止しているのだろう。廃業した旭鷹山もサイドビジネスにかまけてヤクザ企業との関係も報道されている。そのトラブルが廃業の原因という。

出場停止処分を受けた力士では露鵬の三日、旭天鵬の一ヶ月がある。旭天鵬は長かったが彼が今度の朝のように処分の2,3日後にはグズグズ外部に言い出したという話は聞かない。新聞の話題にもならなかった。神妙に謹慎していたのだろう。わたしなんか知らなかったくらいだ。一ヶ月というのは相当につらいはずだ。

朝の場合でも3ヶ月目、4ヶ月目に入ってへばってきて弱音を漏らしたというならまだ同情の余地があるが、処分言い渡し後2,3日でグズグズ言い出すなど論外である。そして早くも精神科医を呼び込むなど話にならない。


復刻「従軍慰安婦」6

2007-08-05 06:11:09 | 社会・経済

兵士の性欲対策を考えない軍隊など世界のどこにも存在しない。それをうまくやらないとどうなるか。イラクなんかがいい例ではないか。アメリカ軍やイギリス軍の兵士が常識では信じられない破廉恥で凶獣のようなことを捕虜にしていることがしばしば報道される。

イラクでは国柄からも、そしてなによりも治安状態から兵士には性欲の捌け口がないのだろう。そのストレスがああいう異常行動になる。

その種施設に軍の関与のニオイがするのはむしろ当然である。売春宿の経営者は上得意である兵隊に特化している。この独占的商売権を維持するために軍の幹部に取り入ろうとするであろう。一方軍当局はこれらの売春宿の監視を緩めるわけにはいかない。

性病にでもかかられて貴重な戦力が損なわれてはたまらない。売春婦を通して兵隊の口から雑談として漏れた機密がスパイにわたる可能性を監視しなければならない。なによりも無防備な状態で休暇を楽しんでいる兵士の安全をゲリラなどの襲撃から守らなければならない。

そのような売春宿が慰安所と呼ばれていたのは事実である。売春宿の周りに憲兵などの姿が頻繁にみられるのはむしろ当然である。無知な娼婦などはそれをもってすべてを軍隊が経営していると錯覚するのも無理は無い。憲兵や軍医、衛生兵にペコペコ頭を下げて機嫌をとる慰安所の主人をみていればそう思うかもしれない。甘言をもって、あるいは借金を口実に自分たちを慰安所につれてきた慰安所の経営者を軍の下働きと勘違いすることもあるだろう。

いずれにせよ、売春宿などは悪所通いというくらいでよくない場所であるのは分かりきった話である。

++ 兵士の性欲対策に見るお国振り:

おどろおどろしいことも書かなければならない。相手がおどろおどろしくくれば対抗せざるを得ないではないか。

兵士の性欲対策にもお国振りが出る。まったく放任するという政策の国もある。ソ連(今のロシア)がそうだ。日ソ不可侵条約を踏みにじって、アメリカの誘いに乗って満州に侵入したソ連軍兵士の略奪暴行の無法ぶりは有名である。ソ連の兵士は日本人の一般市民の家に押し入り、略奪のかぎりをつくし、良家の日本人婦女子を片っ端から強姦した。

そのために、そういう目にあわないために自殺した女性も無数にいた。当時の被害者は高齢でほとんど生き残っていない。5才や10才くらいの幼児もいまでは70才を超えるが、自分の母が、姉がソ連兵に自分の眼前で蹂躙された生々しい記憶を持っている。そういう人たちもやがて少なくなっていくだろう。

そういう人たちが公然と声を上げることが少ないのも事実である。第一にソ連はわずか1ヶ月足らずの戦闘で戦勝国となり、膨大な利益を得た。敗戦国の国民が戦勝国の非道を言い立てられるものではない。日本人の性格もある。半島人のように自分の恥を泣き女のように往来でがなりたてるようなはしたないことは耐えられないのである。

そして誠に皮肉なことだが、こういう国は兵士が勝手にやったこととして、責任を取らなくてすむつもりでいるのである。シナの場合もソ連と同じである。半島人の場合はどうか、日本人だったのだがら軍隊を持っていたわけではない。しかし、敗戦後の無力な日本の民間人に対する暴行略奪はソ連とおなじだ。

話題を変えて日本に進駐したアメリカ軍はどうか。終戦後の日本の新聞をみれば無数の一般子女に対する強姦事件が発生したことがわかる。敗戦国の悲しさ、犯人は身の丈六尺の大男と書いてある。色の黒い髪の毛の縮れた男、靴跡が28文以上の男と表現してある。はっきりアメリカ兵とかけば新聞は発行禁止となる。

アメリカ軍も対策に苦慮した。日本政府と折衝した。その頃はjapanese offlimit(日本人立ち入り禁止)の慰安所が、連れ込み宿が各地にあった。将校用、一般兵士用など区分されていたようだ。下級兵士用の慰安所ばかりではなく高級将校用の慰安所まであった。接収された旧華族の屋敷は将官、佐官などの高級将校用の慰安所となった。グリーンホテルとかしゃれた名前をつけてね。広壮な庭があるから子供達には格好の遊び場所となる。小学生が屋敷に入り込んで窓からのぞいたというので射殺されたりした。日本の警察は捜査も出来ないで泣き寝入りだ。

自治省、厚生省も協力している。日本の医師はそういう悪所の女の性病検査に積極的に協力した。なにしろ、日本には唐人お吉の伝統がある。

シナやソ連は現地調達主義である。公娼も一般婦女子も区別が無い。当然兵士は一般婦女子に殺到する。一般家庭の婦女子を襲ってもお咎めなしとなれば、だれも娼婦を買いにはいかない。

日本は兵士の安全確保と現地の一般婦女子に被害がないようにと考えて(つまり厳正な軍規保持を目的として)業者の監督を厳しくした。それが管理とか直接関与と勘違いされたわけだ。

アメリカも現地調達主義であるが、特殊地域を作り慰安所区域を設けるようになった。つまりソ連と日本の中間的制度である。アメリカの軍関係者は戦後、慰安所を見てこれはいい制度だと感心したという話がある。日本占領後、最初は放任主義だったアメリカも日本と協力して慰安所を見習ったわけだ。折衷主義というか、アメリカのやり方は慰安所と同じだよ。ただし娼婦は現地調達主義で、つまりアメリカ人ではなくて、日本人を娼婦として募集したということだ。こういう地域は日本人(男性)立ち入り禁止でMP(アメリカ軍憲兵)の厳重な監視のもとにあった(日本の警察の協力を得て)。