東方のあけぼの

政治、経済、外交、社会現象に付いての観察

うすらさむい男2

2007-08-29 20:59:53 | 社会・経済

ブッシュが度々おかしなことを言うので思い出した。軍事的にイラクを制圧したあとでブレナーという聞いたことも無い男をイラク占領行政の最高責任者に指名した。その男の顔を見たときの印象だ。

深夜のデパートでマネキンに出くわして幽霊かとぎょっと驚くといったらいいのかな。ブレナーは男なんだけどね。映画俳優みたいな美男子なんだ。マネキンみたいにね。だけど生命がない。というか生気がないというか、中身がない。とくにオツムのなかに何もない。そういうのがいるだろう。映画スターだとか、タレントだとか。おれからみれば歩く幽霊さ、そういう連中は。

この男は一番大事なときにイラク復興の責任者ということでブッシュ大統領から送り込まれたおとこだ。何年か勤めたが、その後の消息を聞かない。どうもブッシュの「お仲間」らしいね。ブレナーの写真を見たときに、こりゃだめだと思った。人相見というのは基本だ。

イラク占領政策の失敗はブレナーにあるといっていい。もちろん、イラクに攻め込むという政策の可否はおいといて、という話でね。そこまでいけばブッシュはアウトだ。ブレナーはブッシュの失策をなんとかお化粧する役割を担っていたわけだが、逆にはなはだしく悪化させた。

パウエル元国務長官を送り込めとは言わないが、もう少しましなのがいたんじゃないのかね。アメリカもそこまで人材が払底していないだろうに。あの程度の人間で押さえ込めると考えているとしたら、それがブッシュ大統領の限界だ。最初から失敗、悪化して取り返しがつかなくなるのは分かっていた。

それにくらればマッカーサーは月とすっぽんだ。欧州戦線のアイゼンハワーと第二次世界大戦の武勲を分け合う軍人だ。二度も共和党の大統領候補になりかけた男だ。結局共和党の指名選挙では敗れたが。

マッカーサーは日本にとってはにっくき敵将ではあるが、もしブレナーみたいなプールサイドで金持ちの娘を追いかけているばかりしか能のないおとこが来たら日本の占領行政はうまくいかなかっただろう。


うすらさむい

2007-08-29 07:26:08 | 社会・経済

ちかごろうすらさむい(薄ら寒い)思いをすることが多い。こんなうすらパカについていって日本はどうなるんだと心配である。

今日は8月29日か。あと二つ三つ8月分を書いておきますかね。アメリカのブッシュ大統領がことあるごとにイラクの占領と第二次大戦後の日本占領を比較する。イラクがうまくいかなる度に日本の成功例を出す。いい加減にせいよ。

比較するというのは似たものを比べることだ。多くの共通点がある場合だ。もっとも正反対のものを比較して、一方のどこが悪かったかと検討することもある。ブッシュのいうのは日本のようにうまく行くはずだというんだから、多くの点で似てなきゃいけない。

どんな平均的な知能の人間でもイラクと日本が似ているとは思わないだろう。これはイラクと日本の民度の比較とかそういうことではない。誤解の無いようにしてもらいたい。この程度のアメリカの政治家や軍人がイラクで大殺戮をほしいままにしていると思うと、まさに地獄とはこういうことかと思うね。

民主党も同じだよ。イラクのマリキ首相を批判する意見がアメリカ政府にあるが、民主党のヒラリーなんかも「イラクの首相をかえろ」なんてあからさまなことをいう始末だ。形式的には歴然とした内政干渉であり自分の国は先進国だと思っている国の政治家の言うべきことではない。

アメリカが世界に民主政治の模範を示しているとうぬぼれているなら、こんなことを言ってはいけない。ま、イラクの政権はアメリカの傀儡だよと正直に言っているのだろう。ヒラリーという女はブッシュに負けず劣らずひどい。

つづく