東方のあけぼの

政治、経済、外交、社会現象に付いての観察

復刻「アメリカのホロコースト犯歴」5(完結編)

2007-08-20 07:20:26 | 社会・経済

この週末にヴェネチアからメールが届きましてね。ちょっとご報告をしたいと思います。かねてかの地のシャイロック商会に照会しておりました。シャイロック商会というのは最近はやりの生体パーツの斡旋を取り扱う業者でございます。近年では臓器移植だとかいって、あちこちパーツの取替えっこをしたり、売買したりするようになりまして、それに伴いまして売買されるパーツの適正価格査定、品質保証を専門にする業者です。

もともとは金貸しでございましてな、エリザベス王朝時代からの由緒ある老舗でシェイクスピアなんかも利用したそうでございます。最初は臓器移植に必要な莫大な手術料などの融資をはじめたのですが、最近では非破壊検査により人体パーツの査定に手を広げたのでございます。

それによりますと、日本人の良心の重さは二分の一ポンドだそうです。比較的重たいそうです。アメリカ人についてははっきりとした測定は出来なかったそうです。ただ心臓の下に影がございまして、盲腸のような痕跡が見られるそうです。推定重量は四分の一オンスだそうです。よく蚤の心臓なんて申しますが、アメリカは蚤の良心というところですね。

さて、復刻版で「従軍慰安婦決議問題」と「アメリカのホロコースト犯歴」をお届けいたしましたが、最後に何故アメリカ人が自国には何の関係も無い問題で中国の反日活動家の運動にのっかるかという疑問について少しく考察してみましょう。

アメリカ人の良心はあってないようなものですが、それでも時たまうずくことがあるのですな。第二次戦争中に日本人に対して行った大虐殺の記憶が甦るときがあるのでしょう。アメリカ人というのは女みたいにクヨクヨと気に病むところがあります。それなら最初から悪いことをしなければいいのです。

そういうときに中国人が良心を慰めてくれるのです。「そんなに気に病むことはありませんよ。あんたは悪くないんだよ。日本人はこんなに悪いことをしているのですから」と言うのです。これがアメリカ人にとっては大変に甘い言葉なのですね。シクシクしだした良心を気持ちよく鎮めてくれるのです。そういう話にはすぐ飛びつくのです。従軍慰安婦とか南京事件とかね。歴史的事実を確認することなど思いもつかないのです。つまり良心の子守唄を聞かされてすっかりいい気持ちになってしまうのです。

大虐殺の数字が30万人という。これも大分数字の変遷があって、どんどん彼らの言う数字が膨らんできたようですが、最終的には広島長崎の原爆被害者と同じ規模にしてあるのでしょう。つまり量的にも秤の重さを均衡させてアメリカの良心を慰安、安心させるのです。従軍慰安婦については20万人のSEX SLAVEなんていいますが、これも同じオーダーにしようという魂胆でしょう。

東京裁判では従軍慰安婦のことはまったく出てきませんが、南京事件は訴因になっています。先日NHKで東京裁判のドキュメンタリーみたいなことを延々二晩にわたって放送していました。南京事件でいったいどういう証拠が出されて、何人という数字が出ているかと思って見ていましたが、延々とやるくせに具体的な数字は全くなし。証拠調べの話もでてきません。

裁判というのは結局証拠の有効性を争うものでしょう。証拠を具体的に紹介しないで、どうしてドキュメンタリーなんです。たぶん何百人とかそんな数字だったんでしょう。それでNHKが中国政府や左翼活動家におもねって放送しなかったに違いありません。もし間違っていたら、具体的な数字を入れて番組を再放送してください。NHKのあの番組はドキュメンタリーもどきの詐欺番組です。

東京裁判は弁護側の申請した証拠提出をほとんですべて却下した悪名高い裁判です。検察側の証拠の客観性は非常に疑わしいものが多いと考えられる。その上、どういう遠慮からか、検察側が主張する被害者人数も放映しないNHKにはマスコミの資格はありません。

ヴェネチアというのはどこにあるのか、ですか。これは失礼をいたしました。日本人にはペニスといったほうが通りがいいですかね、イタリアの水の都、ロマンチックなゴンドラの街です。 おわり