東方のあけぼの

政治、経済、外交、社会現象に付いての観察

朝青龍の解離性障害という診断に疑問

2007-08-21 07:20:22 | 社会・経済

幼児の虐待は現代の社会問題である。調べたことがあるが、今回出てきた解離性障害という言葉がよく出てくる。もっとも、大人の場合もあるらしい。そもそもこの病名が出来たのは、第一次世界大戦で凄惨な体験をしてショックを受けた兵士の研究から生まれたと記憶している。専門家ではないので間違っていたら訂正してください。

疑問というのは、協会の処分というのが兵士の極限状態での凄絶な体験に匹敵するものとはどうしても考えられないということだ。もっとも、これは体験する人間の性格の関数だ。普通の人に比べて性格が極端に弱弱しく、普段から一人で社会生活が出来ないようなナヨナヨした性格の人物なら、あるいは3,4歳の幼児とさして精神年齢が代わらない大人なら、普通の人に比べて受けるショックは何倍もあるかもしれない。

そうであれば、もともと、横綱の資格はなかったということだ。これまでの横綱の言動からは、協会の処分にナヨナヨ、クヨクヨする性格とは思えない。とすると、朝の場合は第一の可能性は仮病であり、演技であるのか。

あるいは、すでに、はるかに深刻な病名が当てはまる状態になっているのか、どちらであろうか。この場合は、横綱に復帰することは不可能であろう。そしてその原因は今回の協会の処分とは関係がないのではないか。