東方のあけぼの

政治、経済、外交、社会現象に付いての観察

朝青龍は病院で複数の医師の診察を

2007-08-06 08:32:42 | 社会・経済

今朝のワイドショーは往診した本田とかいう医者の話を紹介している。昨日書いたことに加える内容もないようだが、ちょっと補足しておこう。

私は親類に有名な医者がいて、誤診のケースの後始末を持ち込まれるケースを無数に見聞している。医者に誤診はつきもので想像以上に多い。誤診の結果症状がこじれてくると町医者は大学病院に相談する。大学病院の若造は教授にお伺いをたてる。

患者が社会的に影響力のある人物だとさらに学会の権威といわれる名医に相談を持ちかけける。患者が有力者であればあるほど、その場合には複数の権威の意見を求めるのが普通である。

そうならないために、大体偉い人には複数の主治医がついている。かっての大名のご典医はもちろん集団で大大名や将軍になると何十人という医者がついていた。現在でも皇族の侍医は相当なチームを作っている。

「朝」の場合は、設備もなにもない、マスコミが取り巻く下町のマンションへ得体のしれない医者がこっそりと往診する。相撲協会の権威のためにも、こんな医者の意見に振り回されてはならない。朝が自分で権威のある、施設の整った大病院、専門病院へ出向いて複数の信頼できる医師の立会いで診察を受けさせるべきである。

朝の場合、悪くもないのに大げさな診断が下されているという逆の状況が想定される。慎重な対応が必要だ。社会的に象徴的なケースだし、大相撲への信頼性にも関係する。権威ある病院で複数の専門医による診断が不可欠であるゆえんである。

そして、帰国が必要なら横綱に必要な精神力がないことを理由に大相撲を解雇したうえでモンゴルに帰すべきだ。4ヶ月の謹慎なのに2,3日で発病するような人物を横綱のままにしておくのはよくない。

長い謹慎期間を立派に耐えた旭天鵬の例もある。ノーペナルティで謹慎を解除するのは相撲協会の権威にかかわる。